神秘結社アルカーヌム (扶桑社ミステリー ウ 32-1)

  • 扶桑社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (559ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594057602

感想・レビュー・書評

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  • 実は、もっといい加減で軽い感じを期待していたのですが、けっこう、真面目な感じのお遊びでした。
    クトゥルー神話っぽいお話が中心になるのかと思っていたのですが、それも、けっこう薄味でした。敵も、けっこうちっちゃい感じが……。

    まぁ、いきなりつかまって錯乱しているラブクラフトには、噴きましたが……。

    でも、ラヴクラフトの純真なアウトサイダーな感じ、フーディーニの常識人だけど危険に際してハイになるところとかが、よかったです。
    マンガのようなキャラのかきわけ。魅力的でした。

    そして、最後のドイルが格好良すぎです。

  • 欧風伝奇アクションってか。HPLの人物造形はクトゥルー神話好きからすれば噴飯物なんだろうか?

    しかしこれだと敵ボスの存在も戦力も、動機までやけに小さくないか?まぁ、主人公側も大将を獲られてるんだから相当な戦力ダウンではあるものの。
    物語自体はそれはそれで面白い。

  • ラヴクラフト、アレイスター・クロウリー、マリー・ラヴォー、フーディーニ、コナン・ドイル、交霊会に薔薇十字団に黄金の夜明け団…オカルト好きなら思わず食い付かずにはいられない豪華キャストが勢揃い、アクション満載冒険オカルトホラー。

    奇術と魔術がごちゃ混ぜになっているのはありがちな展開で、フーディーニが特異な身体能力を駆使してヒーローの如く大活躍。ラヴクラフトが悪魔学の大家として描かれているのは意外性があって面白いけれど、大魔術師クロウリーが謎めいた脇役としてしか出てこないのはすこぶる残念。
    登場人物と舞台設定が最高なだけに、もう少しオカルト面でも突っ込んだ所まで描いて欲しかった。

  • 結局、映画化はポシャったんか。
    実名有名人を使ったオカルト冒険活劇もの。
    フーディーニはこの本で知りました。

  • とてもおもしろかった!読み終わるのがもったいなくて丁寧に読みました。あとがきにあるように、本当に空想冒険活劇でした!!!ゾンビ、堕天使、ヴードゥ教、オカルト、それがうまく散りばめらててそれでも読みやすい☆キャラもみんな良かったーリーダー格のコナンドイル、俺様気質のフーディニ、気弱でオタクっぽいラヴクラフト、キャンキャン言う割になんか可愛らしいヴードゥ教女王のマリーほかみんな素敵です☆妖しげな世界が横行する時代設定もとても好みでした。他作品はないのが残念。おススメです!

  • 「コナン・ドイル」や「ラブクラフト」などの実名の登場人物がたくさん出てくる、いわゆるコズミックホラーに近いもの。(の前史?)
    もう少し分量が少なくても良かったかな?
    間延びとか終盤のパワー不足が目立った気がします。
    あと、日本人には宗教的にちょっとわかりづらいところがあるのかな。
    英米では、また違った印象が持たれているのかもしれません。
    読んでる最中になんだか「リーグ・オブ・レジェンド」を思い出してしまうような、そんなノリでした。

  • とにかくラブクラフト関係は買ってしまうんです。

  • 2008/10/4購入。
    あらすじを読んで「リーグ・オブ・レジェンドの怪奇版だ〜」
    と思ったら作者もどうやらそういう意図があるっぽいことが大瀧さんのあとがきに書いてあった。

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