「テクノ歌謡」ディスクガイド

  • 扶桑社
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594058258

感想・レビュー・書評

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  • 2000年。ネットやコンピュータの隆盛、アイドルボーカロイドソフトの登場で「作る音楽」としてのテクノというジャンルが再認識された時を同じくして、崖っぷちアイドルの起死回生の満塁ホームランだったPerfumeがブレイクしたおかげで、30年ぶりに注目を集めた「テクノポップ」という言葉。YMOのアルバイト仕事などをきっかけに日本のテクノが、歌謡曲という大衆娯楽曲のジャンルに浸透し、アイドル、お笑い、ニューミュージックなど幅広いミュージシャンやそうでない人たちとの親和性をはかる80年こそ「テクノ歌謡」の黄金期だろう。90年代以降ハウス、ヒップホップなどクラブ系サウンドとの親和についてはむしろ納得の展開か。YMOから始まって、現在の初音ミクやPerfumeにつながっていく、その過渡期の楽曲群を時代・ジャンル順にディスクガイド形式でまとめた、まるで私のために作られたような趣味本です。

  • 素晴らしいガイドブック。
    ただ、Perfumeリスナーはターゲットになり得ない気も。
    perfume以前から、これ系の音楽に興味を持っていた人にとっては、かなり秀逸な一冊に仕上がっていると思います。
    けど、単なるPerfumeのファンにとっては、本書は意味が分からない可能性も高いかな、と。

    ぼく自身で言えば、特にPerfumeのファンというわけでもありません。
    また、好きな音楽の分野も、本書の軸からはちょっと外れてます。いわゆる「フューチャーポップ」系ですから。PSB最高。
    中田ヤスタカの音楽にしても、Contemode V.A.時代のものであったり、COLTEMONIKHAだったりするわけで。
    marinoにしても、ハヤシベトモノリの楽曲の方が好みですしね。
    他にもネオアコだのテクノポップみたいな渋谷系フォロアなんかも好きだし、あるいはベーシックなJ-ポップとかアコースティックな弾き語りなんかも好きだし、ビートマニア系のライトな(?)クラブ系音楽とかも好きだし、パイプオルガンとかバグパイプとかも良い感じだし。。。
    まあ基本雑食なんですが、そういうどうでも良いことはさておいて。。。

    そんな読み手ですが、本書はとても楽しく、また興味深く読むことが出来ました。
    「テクノ歌謡」という、あまり表舞台には出てこないジャンルを、これだけしつこく丁寧に掘り起こした業績は素晴らしいです。
    ジャンルに興味が無くても、音楽そのものに興味を持っている人なら楽しく読めるんじゃないかなと思います。

  • 立ち読み:カテゴリ分けがよくわからなかったので普通に年代別にしてほしかった。テクノ歌謡と一口に言っても本当にいろんなディスクが載っていて驚いた。アニメCDもあり。もちろんPerfumeや戸川純のディスクも。

  • World Famous Techno-Pop!

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