- Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594059392
感想・レビュー・書評
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この人の作品はどこか冷たい感触がある。それが好き。
やまじえびねのオリジナル作もあるのだが、表題になっている「青痣 しみ」これがメイン。姫野カオルコという作家のスピンオフ作品を取り扱っているらしい。
一読してやはり、原作ありきの作品もやまじえびねの手にかかればこういう結果になるのかとうなるものがあった。
この人の作品は同性愛とかマイノリティな人たちの作品が割と多い。ゲイやレズビアンの話。それが特に性的な描写もあまりなく、そして別に嫌らしいということでもなく。魚喃キリコに似ているのかな。嫌らしくない。それでいて、深く胸に残る。
表題作に関しては取り立てて今までのような同性愛的な話はない。むしろ、少女の嫉妬という極めてありがちなテーマを淡々と描いたものだ。
自分は男だからあまりよくわからないというのではなく、割と普遍的な印象を受けた。
そのあとの短編もやまじえびねのショートショートといった感じであろうか。
とりあえず、オススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たまたま読んだ雑誌で紹介されていて、気になったので購入。
表題作は少女が大人になる手前の、割と自分中心に過ごしている時期をうまく切り取った感じ。ちょっとレトロなすっきりした絵がストーリーに合ってます。
他には短編がいくつか入っていて、いずれも男女の恋愛がテーマになってます。 -
この手の感情は自分にも覚えがあるのでもどかしい。
少女時代だなと思った、センチメンタルだわ
絵柄はそんなに好きじゃないんだけど淡々としていてストーリーに合っていると思う。
小説も読んでみたいなー、メモ。