僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594059521

感想・レビュー・書評

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  • テレビ局員との対談はダラダラしていてあまり中身がない。最後の本人の話が一番面白かった。

  • 2チャンネル元管理人ひろゆきのネット論が中心。

  • こうゆう見方もありだなと思う。
    広告宣伝費に関する考え方については、全く同意。

  • 著者も後書きで書かれているが、本のタイトルと内容はあまり関係がない。4大メディア(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌)の凋落とネットとの関係に触れながら、しかし深堀はされていない。 10年前の本だからというのはあるだろうが。最終的に何が言いたいのかよく分からなかった。

  • タイトルから想像される内容とは異なり、テレビとネットの関係について、ひろゆき氏の持論が展開される。タイトルにある2ちぇんねる譲渡の理由は冒頭で軽く述べられているものの本書の本論ではない。

    氏の主張には概ね同意できるが、特に目新しいと感じることも独自性を感じることもなく、平凡な内容。表現は過激だが、切れ味はない。正直期待外れだった。残念。

  • ひろゆき氏のトーク書き起こし。「空気は読めるけどあえてKY」な姿勢は痛快。タイトルにある内容は初めのほんの少し。

  • 図書館でなぜか手に取ってしまった。やっぱり既読だった。
    相変わらずひろゆき節である。
    読書メモも溜まってきたので、整理せんとあかんな。

  • のらりくらり、という印象
    あいかわらず4時間遅刻だし(219)
    でも年収億?

    15 シンガポール、金持ち呼び込み、インビテーションメール
    30 Web2.0、提唱者はデータ解析で新情報を意味
    52 EMAのフィルタリング、参加企業が自己審査

    65  ロスのダウンタウン、?=下町の誤解?
    104 韓国の経済通ミネルバ、ニートだった
    137 学生時代日経スミからスミまで読む

    199 テレビ局の萎縮、ユーチューブに証拠、スポンサーへ攻撃、痛い
    by 土屋敏男

  • 前作?
    『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』も読んだし、
    もっと昔の「元祖しゃちょう日記」の書籍も買って読んだしで

    なんだかんだいいながらも
    ひろゆき氏が好きなオイラ。


    10年くらい前は
    ネットの5割位は2chを見てたんだけど、
    それから5年くらいあんまり見ていなかった。

    そして
    最近、毎日の様に2chをチェックする生活にまた戻ってしまった。


    iphoneの『BB2C』
    という2chブラウザがスゴイ見やすくて。

    それに
    やっぱり2chにはそれぞれの分野のレアな情報が
    満載なわけで、これを約に立たせるしかないっしょ。

    いずれも仕事関係のスレッドなんだけどね・・・・。




    んで、
    この本。

    ハッキリ言って
    ひろゆき氏が2ちゃんねるを捨てた理由なんて
    最初の数ページのみしかかかれてません。

    明確な理由らしき理由も良く解らなかったけど。



    そこからは
    独自のひろゆき目線から、他の分野をぶった切る様な内容。



    特に、新聞やテレビについては
    相当嫌いなのか、一刀両断。

    でも
    かなり同感な事を語ってくれちゃってまして
    気持ちよかった。




    そんな中、
    とても同感できたところを
    ピックアップ。



    P126
    インターネットはウソだらけ。テレビを見る人はバカだらけ?

    日本テレビの『真相報道、バンキシャ!』という番組で、ネットを使ったリサーチ会社に情報提供を依頼し、そこで集めた情報がウソであったにもかかわらず、報道してしまった件です。

    <中略>

    僕個人はエンターテイメントであろうとなんであろうと、やらせはあまり好きではありませが、朝日新聞の件など、やらせは昔から存在しているわけですし、それは構造上仕方ないのではないかと考えています。

    なぜなら、テレビを見る人にバカな人の割合が多いことが原因なのではないかと思うからです。

    バカな人というのは、本当は騙されているのに騙されていることにすら気づきません。なので、番組を作る側も視聴者を騙しやすいからと、状況によっては安易な方向に行きがちになる。

    そもそも芸能人をひな壇にのせ、ありきたりなネタばかりやることが、本当に面白いのか?ということをテレビ局は考えているのでしょうが、「こうやっておけば、視聴者は喜ぶし、面白いんでしょ?」と思っているのでしょう。


    この文章は、『視聴者がバカ』とか
    語弊があるかもしれない表現なんだけど、

    これにはかなり同意。

    面白いコンテンツを作るタメじゃなくて、
    視聴率を取れるコンテンツに傾きすぎを感じさせる番組が多すぎると思う。

    本当の番組制作技術者達は、
    数字を取りに行くのか、自分が面白い!と思えるコンテンツを取りにいくのか
    ジレンマが付きまとうだろうけど、それはどの世界でも同じかな・・・・。

    テレビ視聴者市場を見ると、
    バカとは言わないが、解りやすい低年齢層向けや
    家にいる時間が長い層にベクトル向けて
    番組作るのはわかるけど、それでも極端すぎて
    あんまりテレビが面白い・・・。とは思えないんだな。

    やっぱりクイズとお笑い番組だらけなので、
    ちょっとうんざり感もある。

    あとバライティーの気軽なドッキリとかも、
    やらせ。っていうか演出を作りすぎて
    バライティー番組自体がリアリティのない
    ドラマの様に見えたり・・・・。。

    多少スポンサーが逃げても良い位の過激な
    やらせのない『ガチンコファイトクラブ』でも
    やってくれないかなぁ(笑





    P138
    これが雑誌の生きる道

    テレビ業界や新聞業界と違い、まだ組織としていろいろがんばっていると感じるのが雑誌です。

    規模の違いはありますが、テレビがなかなか潰れないのに対し、雑誌はすぐに休刊になる恐れがあるので、切磋琢磨していると感じます。

    ところが、実際は競合誌が少ない雑誌でも部数が減っているという現状があります。

    <中略>

    だからといって、雑誌というものがなくなるとは僕は思っていません。
    雑誌の方が情報を探す際に、実はネットよりも便利だったりするからです。
    それはネットで<~略~>すごい労力が必要になる。

    しかし、雑誌であれば、全ての情報が公正ではないにしろ、ある程度中立的な支店で作ろうと情報がまとめられており、その雑誌だけを読めばいいので労力がすくないのです。

    何かしらの比較基準で作ったり、個人の思い入れだけでは難しい中立的な視点で書いたりしている。

    そういう情報を提供するのが、雑誌も含めたメディアの役割なのではないかと考えているのです。


    まったく同意見。

    恐らく、ひろゆき氏言いたい事は
    2chでスレッドたてまくりで商品をレビューしてるのを
    全て目を通して参考にするよりも、

    利害のない
    その道のプロ達の「wikiまとめ」を見るのが
    一目で情報を把握できるって事でしょ。

    僕は家電好きだから
    GET NAVIとかよく買うんだけど、

    六角形のチャートとかで
    解りやすくオススメ家電を紹介してくれているので
    スゴイ参考になる。

    2chも参考になるけど、
    sony信者だったり、どっかの信者だったり
    主観が思いっきり入った人のレスもたくさんあるわけで
    玉石混交の中を、玉を拾い集める工数を考えると
    やっぱり雑誌の方が、ほしい情報を集めやすい。






    と長い
    二つの印象に残った箇所を拾ってみました。


    その他は

    ひろゆき氏の本って事で、
    ニコニコ動画のマーケティング理念や
    連載している「SPA」についてなど、
    宣伝と思われるところも多々。


    後半は、日本テレビのT部長こと
    土屋さんとの対談だったわけなんだけど、
    まぁ、普通の対談。

    かみ合っているのか
    かみ合っていないのか
    よく解らなく、特になんらかの結論はでぬまんま。





    ひろゆき氏は今はニコニコ動画のニワンゴ取締役で
    頑張っているかもしれないんだけど、

    あの当時、2chを作った時の勢いを
    そのまま継続させて、ビジネスしてれば、
    今や日本が世界に誇るようなとんでもない大物になっていたかもなぁ。

    と思うと、現状に少し残念だったり。

    これがひろゆき氏らしいけど・・・・・。


    ってなわけで
    ひろゆきファンや
    この業界に身を置く人は読むべし!な本でした。

  •  2ちゃんねるの創始者であり、現在はニコニコ動画の西村博之さんが「SPA!」の連載や対談などを書籍化したもので、ひろゆきさんが、文字を書いているのは後書き部分だけだそうです。

     既存のテレビと、それに対するネットでの情報発信……などですが、ひろゆきさんの忌憚のない物言いが気持ちいい(笑)。
     新しいものに飛び付いて、WEB 2.0だのクラウドコンピューティングだの言ってる人たちに、本質的な部分は何が変わっているのか分かってないとか、携帯用コンテンツについてとか、色々と噛みついてますなあ(笑)
     ちょっとそれは綺麗事過ぎないかと思ったところもありますが、ネットの進む方向をしっかりと考えていらっしゃるのかなという印象を受けました。

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著者プロフィール

ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、東京都・赤羽育ち。中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人、Twitterのフォロワー数は230万人を突破。 主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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