- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594060527
作品紹介・あらすじ
谷間に住む不幸な若者。彼は、まだ見ぬ世界をもとめて必死で山の頂きへと登り、そこで不思議な老人に出会う。老人が教えてくれたのは、「山と谷の対処法」-仕事と人生における良い時期と悪い時期を思いどおりに操るスキルだった!世界的超ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソンが贈る、新たな人生の指針。
感想・レビュー・書評
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山と谷は必ずある。物事の見方を変え、逆境の利点を探し対応することで谷から抜け出すことができる。谷とは恐怖心であり、克服できたことで山になる。克服するためには具体的なビジョンを持つこと。山にいるときはおごらず感謝すること、現実をよく見ること。
恐怖心はなるほどと思ったし、全体的にもへぇという感情はあったが、具体的にどうするのか考えないとまだピンときていない。
159冊目読了。
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谷に住む不幸を感じる若者が山に住む幸福を感じる老人と出会い、「山と谷の対処法」という人生において大切なスキルを教えてもらう中で、若者の人生観が劇的に変化していく。
本作の中では、人生における順境を山、逆境を谷としてどのように谷を乗り越えるか、またどうしたら山に長く居られるかを学ぶことができる。
傲慢に生きるのではなく、また恐怖心に囚われて生きるのでもない。謙虚に現実を味方につけて生きていく。 -
山と谷を例えに人生のアップダウンの受け止め方で人生は大きく好転することを解説している。前作は「変化」がテーマであったが、この本は「山と谷」としており、とてもシンプルながらに、それゆえにとてもわかりやすく、心に響くようにかんじた。
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新の発見の旅は、新な景色を見ることではなく、新な目を持つことにある
プルースト
知識で最も重要なことは、得た知識を活かすことである
孔子
に始まります
若者が山に登り老人に会うストーリー
誰でも山谷がある
山谷は順境と逆境ではない
外部の出来事を心の中でどう感じどう対応するかということ
真実は何か
順境で過ち犯せば明日は逆境
逆境で賢明にすれば明日は順境
山は感謝するとき
谷は失ったものを求めるとき
山頂について夕日はみそこねたが、星は見えた
比較するから谷になる
逆境での利点を見つける
山から落ちるのは傲慢
谷から出られないのは恐怖心
山にいるには謙虚さと感謝を忘れず
山に行けた原因となる行為を精出
他社に尽くし
来るべき谷に備える
エゴを捨てる -
逆境にいる時も考え方次第で得られるものがある。聞いたこともあり知識として持っているが実践できていない。どんな状況でも自分のためになる考え方ができれば、常にネガティブにならない。
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「チーズはどこに消えた」の著者の人生論。人生には山と谷があるのはしかたがないけれど、大切なのは、谷にいるときに現実を見つめ、エゴを忘れて、現状に陥ることになったやりかたと別のことをやること。山にいるときは謙虚な気持ちを忘れないこと。更なる次の山に登るには、具体的なビジョンを持つこと。
どれもこれもシンプルな教訓だけれど、それを本書はシンプルで読みやすいストーリーで示してくれる。この手の本は、本当に悩んだときに紐解くと、ストンと落ちるんだろうな。 -
【結論】
ほぼ物語で構成されているから非常に読みやすかった。
人生の山と谷をどのように捉えるか、どのように振る舞うべきかをわかりやすく教えてくれる。
早いタイミングで読むことを強く勧める。
【詳細】
一人の若者が谷に住んでいる。
なんの変哲もない谷であるが、仕事や私生活が思うように行かなくなってきたことをきっかけに、近くにある山のいただきを目指すことにする。
目的は山の頂からの景色を見ることであった。
山の頂には一人の老人が住んでいて、若者は彼から人生における山と谷との付き合い方を教えてもらう。
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山にいるときは感謝をすること
谷にいるときは失ったものを求めない
谷とは心の中の不安
谷にいるときは、そこから学べることがないかを探すこと
山にいるときは、山に至った行動をとり続けること
谷にいるときは、谷に至った時と反対の行動をとること
自分のエゴに集中しないこと
他者に対して思いやりを持つこと
山にいることだけを願わないで、行動に移すこと
五感のイメージを持って具体的なビジョンを持つこと
この教えを多くの人に広めること
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これらの教えを守り、また時には自分で気づき若者は豊かな人生を送っていく
【印象に残った点】
失ったものを求めることが谷になることは、自分が持っていなかった考えなので印象に残った。
全体を通して自分なりの解釈をすると
「前を見続けながら行動すること。その時には他者への感謝の気持ちを持ち続けること」
なのかなと。
果たして、自分は今、人生の山にいるのか谷にいるのか。
考え方次第でどちらにもなるのだから、少なくとも山であることを願いたい。 -
あまり速読能力はないですが1時間ほどで読み終わりました。
主人公は老人にただ導かれて成功したのではなく、自ら経験し老人のヒントをどのように活かしていくのかを模索しながら成長していく形だったので読んでいて親しみを感じました。
私は今山にいるわけでも谷にいるわけでもないのでそこまで響かなかったけど、学べる点は多かったので状況が変わった時にまた読み返したいです。
読みやすいし理にかなっているので星3にしておきます。 -
主人公がネズミや小人でなかった分、より没入感はあったもののやや複雑な表現も多かった為、分かりにくい部分も多々あった。
ただいくつかのパワーワードというか好きなフレーズも得られ、読み易いので面白かった。
どの自己啓発本にも共通するが、「考え方」と「行動」が全てということを改めて思い知らされる。