黄昏の狙撃手 (上) (扶桑社ミステリー) (扶桑社ミステリー ハ 19-16)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594060725

感想・レビュー・書評

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  • スワガー・サーガ。手に取っちゃうでしょ。

  • ボブ・リーシリーズの年取ってからの2作目(47人目の男を1作目としてみた)。娘のニッキーが新聞記者になっていて、養女にしたミコも登場。NASACRを舞台に因縁のグラムリー一族の陰謀と対決する。2015/10読了

  • 違法薬物を追っている新聞記者ニッキが山道で何者かに車ごと転落させられて意識不明となり、娘の事故の真相を知ろうと動くボブ・リーも事件に巻き込まれて…と言う筋書き。
    前作『四十七人目の男』で日本刀で大立ち回りをして大怪我をした後のことなので最初は弱気でいるものの、尾行を感付いたあたりから持ち前の狩人の本能が蘇り反撃へ。
    しかし、『極大射程』の頃を思うとボブ・リーもすっかり老け込んだ感があります。髪の色が褪せて片足を引き摺って歩く姿は読んでいて時に痛々しさを感じます。
    銃撃やアクションシーンは少なく、あっさりと読み終わるので物足りなさを感じました。

    しかし、パイやグラムリーと言ったボブ・リーの父親のアールと因縁がある名前も登場するのでこの後どうなるのか楽しみでもあります。

  • ボブ・リー・スワガーシリーズの第4作。
    麻薬組織を追っていた新聞記者であるボブの長女、ニッキが何者かに襲われる。昏睡状態の娘に変わって事件の謎を追うボブ。いつもの銃器に加えて今回はカーアクションの要素も加わって、マッチョな男たちの好きなアイテム勢揃い。奇妙な犯罪者一族と殺し屋、姿を見せない麻薬組織。あいかわらずのパターンながら楽しませてくれる。

  • 極大射程から読んでいる身としてはボブ・リー・スワガーらしさが希薄に感じた。訳が変なのかな?違和感だけが残る。

  •  ボブ・リー・スワガーも初老の年齢となったが、前作では、『キル・ビル』を彷彿とさせる、白羽を交えた闘いを、まさかの日本で展開してきたばかり。その死闘の古傷も癒えぬというのに、前作では荒れ地に馬を乗りこなしていた愛娘ニッキの危機を知り、ナスカー・レースの開催されるブリストルの街を訪れる。

     剣に続いては車! 最近のハンター作品は、ボブ・リーの高齢化か、作者のそれか知らぬが、創作のモチーフにも趣味が混じるなど余裕の出てきた感が強い。もちろんその分だけ強引なストーリー展開に持ち込まねばならないのだが、そのあたりのプロット作りにも安定ぶりが窺えて、やはりそういうところに巨匠の存在感を感じさせるのである。

     本書では、山道でいきなりニッキが暴走車に危険な追い込みをかけられる。自動車事故に見せかける手口で仕事を引き受ける殺し屋という、ありそうでなかなか前例が思い浮かばないキャラクター、ブラザー・リチャードの登場シーンであり、ニッキの危機である。

     街がレースの熱気に包まれる中、犯罪者集団クラムリー一家が父娘を包囲する展開となる。クラムリー一家といえば、あの『悪徳の都』でボブ・リーの父アールが壊滅させたはずの犯罪者一族であり、ここで現れるのはその末裔なのである。

     こんな設定自体にも、なぜか余裕のサービス精神を感じさせてしまうハンターの近年の創作ぶりは頼もしい限りなのだが、何より読み始めたら一気に最後まで駆け抜ける物語の疾走感こそが素晴らしいのである。

     いつまでも変わらぬ冒険小説のエッセンスをそのままに、最後の最後の対決シーンに以って行くストーリー・テリングが何とも頼もしいのである。

     最近、スワガー・サーガが、ダーク・ピットやジェイムズ・ボンドのシリーズのような無敵ヒーロー・シリーズに見えてきている。こうして安定してしまうことに淋しさを感じる自分と、冒険小説の醍醐味を存分に楽しみたがる自分とに分裂してしまいそうで、大変に悩ませられている今日この頃である。

  • あ、一つ前か、その一つ前か読みそこねてる。
    上巻はぜんぜん撃ちません。その分下巻で…。

  • ここまでヒドイ翻訳があっていいものか。
    編集者はなにを見ていたのか。
    最低で最悪。
    文字も無駄にでかいし、上下巻にする意味もない。
    小学生の作文みたいな文章。というかそれそのもの。

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著者プロフィール

Stephen Hunter
スティーヴン・ハンター

1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
68年ノースウェスタン大学卒業。
71年ボルティモア・サン紙に入社。
書評担当などを経て映画批評担当になる。
96年ワシントン・ポスト紙に転じ、
映画批評部門のチーフとなる。
2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2022年 『囚われのスナイパー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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