夫婦口論

  • 扶桑社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594061036

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  •  三浦朱門&曽野綾子 著「夫婦口論」、2009.11発行です。「うん うん」「はい」と思うことばかりでしたが、敢えて印象深い言葉を3つに絞ると・・・、「人間一番汚いものの始末ができるようになると恐ろしいものがなくなる」(私はまだ未知のような気がしますw。汚いものって人によって大きく変わるような気がします。エゴも汚いものの一つだと思います。この本では直感的なものだと思いますが・・・)「家庭に民主主義は不要。うちはうちです」「すべての教育は強制から始まる」強制ってイメージ悪いですが、躾はある意味強制ですね!
     大正15年生の三浦朱門さん、昭和6年生の曽野綾子さん夫妻が国内外の諸問題について語ってらっしゃいます。決して口喧嘩ではありませんw。「夫婦口論」、2009.11発行、再読。①ベトナムを逃げ出したボートピープルが日本に来て、収容された施設で「飲める水で体を洗っていいんですか」と聞いた ②戦後、日本人が失ったのは、「勇気」(良心に基づき、やるべきことをやる)、「香気」(損得を顧みず行う情熱)、「負い目」(かくあるべきだったのに、しなかった)③損ができる人間を育てるのが教育

  • なんかお二人どちらの発言にも共感できず、最後まで読めなかった。
    このような価値観がマジョリティなら、生きていくのが辛くなるような、漠然とした不安に包み込まれて暗くなった。

  • 自分の考え方の根幹を作るのに、参考になる一冊。やはり何事も自分で考えなくてはダメだと。他力本願ではいけませんね。

  • ご夫婦それぞれ、もの書きのほか社会にて活躍された経験から、ご自分の言葉でそれを語っている。
    日本が国外に寄付したお金が、どう活用されているか見定めることなど、今まで考えなかった事を突きつけられた。本当のオトナってこういう人のことだと思う。

  • 痛快。将来を憂うご意見番が夫婦で登場。

  • 個人的には面白かったけど、宗教的な考え方を前面に出されているので好きずきかも・・・。
    いろいろな団体や国への寄付が実のところはどのように使われているか等、見て見ぬふりしてきた部分をさっくり語っているところは興味深い。

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著者プロフィール

三浦 朱門(みうらしゅもん)
1936年東京生まれ。教職に就くとともに作家活動に入る。1985年4月から翌年8月まで
文化庁長官を務める。99年には産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となり、日本文藝家協会理事長、日本芸術院院長を歴任する。著者に「箱庭」(講談社文芸文庫)、「夫婦口論」(曽野綾子共著・扶桑社)、「不老の精神―魂は衰えない」(青萌堂)、「朱に交われば・・・私の青春交遊録」(マガジンハウス)、「日本の活路―気鋭対論」(渡辺利夫共著・海竜社)など多数。2017年2月没。

「2020年 『新装版 老年の品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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