聖夜の殺人者(下) (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
3.75
  • (0)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594062965

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドーラは演劇一家の娘として生まれたが、今は好きな骨董を扱うアンティーク・ショップを経営している。
    クリスマス間近に開催されたオークションで手頃な品物をいくつか仕入れてきて以来、彼女の身辺で強盗や空き巣が頻発しはじめる。
    同時期、店の二階、ドーラの隣人として無愛想な元警官ジェドが引っ越してきた。
    彼はドーラの身を案じて犯人捜索に乗り出すが―
    ロマンティック・サスペンス。

    ちょうど今頃、クリスマス前のワクワクするシーズンから始まって年越しのパーティー、過ぎて冬のちょっと淋しい感じがふたりのロマンスとシンクロするかのようでそこも素敵でした-
    馴染みがないけど、作中に出てくるアンティークの家具や小物も素晴らしいんだろうな-
    ヒロインの家族、ヒーローの祖母はじめふたりの周囲の皆がお節介だけど良いキャラクターで賑やかで楽しい。
    クライマックス、ヒロインが危機に陥らなかったらどうなってたの-そこだけはヒーローの決断の遅さにイラッとしたよ。
    友人の妻が代弁してくれたのでスッキリしたけどね。
    しかし犯人は殺しすぎ-
    発端がちょっとしたミスってのが怖すぎる…
    でも…そもそも送り状って持ち込む前に貼らないの?

  • 上下巻読了。明るくて感情表現豊かなドーラが生き生きとしてステキ。演劇一家の面々も最強!
    アンティーク・ショップの2階に越してきたハンサムで無愛想な元警部は人生に疲れていたはずなのにいつしか彼女に振り回される日々。実はオークションで手に入れた品を巡る殺人事件に巻き込まれるのだが、この殺人者というのががあまりにもマヌケじゃない?裏で操る真犯人は無慈悲なんだけどなあ。正反対な性格の二人の恋の進展と、強烈な印象のドーラの両親とのやりとりが楽しい作品。恋には不器用なジェドがいっそ気の毒に思えて、励ましたりドヤしたりしたくなっちゃう。2015.5

  • 大物犯人を簡単に殺しちゃぁ駄目なような気がするけどね。

  • アンティックショップのオーナーヒロイン(家主)。元警官ヒーロー(借人)。個性的な舞台人一家で育ったヒロインと家族の愛情にかけた環境で育ったヒーロー。ある事件のトラウマを抱えている。無愛想なヒーローがこの一家に浸透してく姿はユーモアある会話や行動で楽しめた。ヒロインを狙う犯罪者は自分の手を汚さず影で動く人物でナルシスト。犯罪もロマンスもラストに向けて加速してくんだが ヒロインの痛々しい姿に衝撃をうけたヒーローの悲観が伝わってきて可哀相だったなぁ。ヒロインの両親は最強すぎる(笑

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ノーラ・ロバーツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×