蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063146

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 面白かった。ともすればご都合主義ととられそうだが、それは違って、プロ対プロの戦いであるからこそ成立する戦略と戦術のかけ引きを堪能。

  • ベトナムにおけるヒーローと旧知のFBIの執行官になすりつけられた汚名を灌ぐためボブ・リー・スワガーが巨悪に対してたった一人で動き出す。そもそもの4件の狙撃の目的は何か、そして、事件の背景に何があるのか。この聡明にして凄腕のスナイパーが海兵隊の伝を頼りながら核心へと迫ってくる。そして、彼の鋭敏な知性により、事件の背景が浮き彫りになり、その決定的な鍵となる証拠を求め、単独で敵陣に潜入を決心する。彼が立ち向かうのが、最新鋭のハイテクスコープにより秒角の精度で射撃を身に付けたSAS崩れの私的傭兵であり、荒野での戦いは男臭さ満載のガンノベルとなっている。スティーブン・ハンターのボブを主人公とした小説は、「極大射程」「狩りのとき」を読んではいたが、本作品の前2作を読んでいないので何かと辻褄を理解するのに時間がかかるのが玉に瑕。

  • スナイパー仲間の助っ人を頼んだりとやはりボブ・リーの年齢を感じさせる場面はありましたが綺麗に終わりました。やや都合の良過ぎる展開もあるような気がしましたが…。

    ニックの部下のロンが意外な働きぶりで驚きでした。ニックより頭が切れるのではなかろうか。

  • もちろん最後は狙撃で終わる。後期作は腕利きの仲間に撃たせるパターンもありですね。

  • 悪くは無いんだけど、イマイチスピード感が足りないってゆーか、物足りなさが残るんだよな。少なくとも極大射程のインパクトには程遠いな。展開が安易で説得力も乏しく、妙に説明じみたセリフが多い。このシリーズ自体に限界が来ているのかな。そんな印象を強く受けた。多分もうスワガーシリーズは手に取らないであろう。

  • ☆☆☆☆

  • 下巻で一気にスピードアップ。
    したけど、展開的にちょっとついていけなかった。

    スワガーとともに年を取ったか。。。

  • スナイパーによるスナイパーライフルだけの戦い。
    あまりにも克明で坦々とした描写が、
    まるで映画のひとコマひとコマをじっくり見ているかのような臨場感を生んでいる。
    (この作家さんは映画評論本も2冊出していると知り納得)

    傍目にはほとんど動きのないシチュエーションが多く、
    ともすればつまらなくなりそうだが全くそんなことはなかった。
    登場人物の動きが少ないことに、読み終わってから気付いて驚いたくらいだった。

    主人公ボブ・リー・スワガーの兵士らしい冷静な思考がそれを助けてもいるが、
    たまに見せるかっこいいおじさんの部分も良く、愛着が湧いてくる。


    文章の読みやすさという点では、正直直訳が多く感じられ読みにくいところもある。
    しかし、アメリカらしいジョークやネタがより強調されて面白く感じられた。
    特に上巻の12節ラスト
    「自分がそんなことを言いだすとは信じられなかったが、言ってしまったものはしかたがない」
    のくだりは、にやにや止まらなかった。
    下巻47節の途中、ジミーとレイモンドのかけあいも印象に残っている。

    翻訳が読み辛いから原本を読むんじゃなく、
    ジョークなどの生の表現を読んでみたいから原本を読みたいと、初めてと思った。

  • スナイパーというより
    もはや超人の域に達している気がする。

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著者プロフィール

Stephen Hunter
スティーヴン・ハンター

1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
68年ノースウェスタン大学卒業。
71年ボルティモア・サン紙に入社。
書評担当などを経て映画批評担当になる。
96年ワシントン・ポスト紙に転じ、
映画批評部門のチーフとなる。
2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2022年 『囚われのスナイパー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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