記者会見ゲリラ戦記 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 133
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063252

作品紹介・あらすじ

政権交代以降、「記者会見オープン化」の現場を歩き始めたフリーランスライターが遭遇した、世にも奇妙な永田町の慣例-「記者クラブ」の皆様には名刺交換を拒まれ、記者章のない国会では門前払いされ、会見に参加できても質問はできない「名ばかりオープン化」の実態-twitterやUstreamを駆使して会見「タダ漏れ」を試みながら考えた記者クラブの「報じない権力」とは?「会見開放」をめぐるゲリラ戦の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 070

  • 民主党の政権交代の公約には「記者会見のオープン化」もあったのに、なーにやってんでそ?

  • 読み終わってしばらく経つけど、読了後にじわじわくる本かも。

  • 岩上安身氏、大川総裁、亀井静香氏、原口一博氏、岡田克也氏との対談は面白いです。

  • 良かった!
    記者クラブについて、実際の体験を展開しており、現状がすごくリアルに伝わってくる。

    記者クラブの厚い壁を、粘り強く、辛抱強くこじ開けていく様は圧巻。
    読み応えがありました。

    また、本書を通じて亀井静香氏、小沢一郎氏、岡田克也氏に対する印象がだいぶ変わりました。
    これまで大手マスメディアが伝えてきたイメージとは異なる印象を持ったという意味です。
    政治や警察に関して、多面的な報道によって情報を得る社会が近づいてきてると実感できる一冊でした。

  • 政局に絡めて矮小化されがちな記者クラブ問題を、
    慎重に淡々と、時にユーモアを交えつづった著者の処女作。
    記者クラブの何が問題なのか、入門書として最適では?
    でも帯の人選はユーモアの部分が出過ぎたようなw

  • つまらん。途中から飛ばし読み。

  • 記者クラブの問題で、フリー記者が会見に参加できないことが多々ある現状への挑戦。本来記者側は協力して権力側へ疑問、質問を投げかけ、記事にして広めなければならないのに、記者クラブに所属する大手の新聞社、テレビ局などのメディアは、情報の独占がおびやかされることから、フリー記者を排除してきた。その結果、大手メディアに都合の悪い内容はほとんど情報コントロールされ、受け手は知らずのうちに損をしている。それを打ち破るべく闘う孤高のフリーライターによる一冊。

  • 論点を『記者会見のオープン化』に絞っている点で、ゴルフジャーナリストの上杉さんなどとは違った感覚がする。
    それは、この本の最後の部分にあるように、「筆者自身がそのこと中心に努めた」ということの表れだと思う。

    政策や政治とは別に、政権交代したことで野党時代の会見オープン化の取り組みをそれなりに(全てではないが)踏襲できていることは、これまたそれなりに現政権を評価できるのではないか…

    そしてこのことをメディアが伝えない、伝えようとしないことで、民主党がふてくされて、オープンに後ろ向きにならないことを期待する。

    【追記】
    ツイッターで著者に、読了ツイートしたところ、「この本が出る日本は異常」「『新聞が面白くない理由(1998)』が色あせないのもなんだかなぁ」と返信ありました。

    少しずつではあるけど、記者クラブ問題は解決に向かっているのか、それとも10年上前に出版された『新聞が~』から何も変わっていないのか。

    少なくとも、私は畠山さんなどの記者がいなければ、大手メディアを疑うことは無かったし、単純に「テレビ・新聞面白くない」で終わっていただろう。
    既存メディアを疑う目を得られたことは、とても大事だと思う。
    それはもちろん、畠山さんの情報も疑う対象に入る。

    そうした情報を自分の中で整理して、社会の出来事に目を向けることができたという点で、非常に有益な本であるような。

    (ツイートが多い中、わざわざ返信くださってありがとうございます)

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