切ない想いが伝わらなくて (扶桑社ロマンス)

著者 : ルーシー・モンロー 岡田葉子

• 扶桑社 (2011年4月27日発売)

感想・レビュー・書評

[mylteさんの感想 · 2013年10月5日]

図書館の本　読了

内容（「BOOK」データベースより）
19世紀初頭のロンドン。ラングリー伯爵の次女アイリーサは悩んでいた。間もなく21歳を迎える彼女はアシュトン伯爵ルーカスとの結婚を切望していたが、自らの出生の事情が結婚生活に暗い影を落とすのではと案じていた。一方、放埒な母親に悩まされていたルーカスは、自分の妻にはレディらしく振る舞うアイリーサのような女性が理想だった。彼はアイリーサに求婚しふたりは婚約する。だが、ふたりの気持ちはなかなか噛み合わないうえに、アイリーサのもとに結婚を妨害するような脅迫状が…。「ラングリー伯爵家三部作」第二作。

一目見れば、というか、言動を見れば、アイリーサの気の強さは見て取れると思うのだけれど、そのへんは男の理想が目を眩ませるのか、物語だからか。投資ができるって普通じゃないでしょうに。
使用人の衣服の描写、肌ざわりってそうだよね。
とりあえずルーカスの惚れっぷりは好き。

Tempted me by Lucie Monroe

[kina-koiさんの感想 · 2011年4月12日]

面白かったですが｢心のベール…｣の五つ星ほどではありませんでした。内容は題名どうりですが、アイリータが勘違いしてトラブル…そのたびに思ったほど堅物ではなかったヒーローが納める…の繰り返しで二人の心情が深まるのに合わせて、素直に楽しめます。
前作ラストで評価を上向きにしたラングリー夫妻については、今回ひたすら下向きに｢ここまでひどかったのかあ…｣でした。
脅迫事件の方はあくまでバックグラウンド、犯人は意外な人物です。次回作ジャレッドに期待します。