閉ざされた夜の向こうに (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594065478

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    アフリカ某国の米大使館に駐在し軍事分析官として将来を嘱望されていたクレアは、内乱事件に巻き込まれ心身ともに痛手を負う。一年後、キャリアそして事件前後の記憶も失い、孤独な彼女は悪夢にうなされ続けていた。自分を守ろうとしてくれる男性が夢に現われるときには温かな気持ちになれるが、彼が実在するのかさえわからない。そんなときTVニュースで彼女は夢の男性の姿を認める。すがる思いでダンという元海兵隊員のその男性を訪ねるクレアだったが…スリルと官能のラブ・サスペンス。

    海兵隊員で白のユニフォーム思い出す私はフェチだよね?分析官などというポジションがあるのをはじめて知りました。
    アフリカで汚職を働くのは簡単そう。そしてプロの戦士とアマチュアの兵士の違いがちょっとだけわかった気がします。

    Shadows at midnigh by Lisa Marie Rice

  • クレアはアフリカのある国の米大使館に駐在し将来を嘱望されていた軍事分析官だったが、内乱事件に巻き込まれ重傷を負う。
    1年後―彼女はキャリアを失い、事件前後の記憶の欠落に悪夢にうなされる孤独な日々をおくっていた。
    そんなある日、テレビのニュース番組である男性の姿を目にする―事件の時、大使館の警護についていた海浜隊員・ダンを。
    記憶の手掛かりを、と、縋る思いで彼の元を訪ねるクレアだったが…

    いつものリサ・マリー・ライスで安心して読めました-
    直感は大切!
    ヒロインが戦略までたてるようになってパワーバランスどうなの-と思ったけど、もともと女神として崇拝してたわ…
    戦闘的にはヒーローが、頭脳戦ではヒロインが決定権を握り対等なパートナーって感じなのが良いです。
    黒幕には生きて裁かれて見世物になって欲しかった-自身が工作してたみたいに。
    しかしあんまりまともな政治家がでてこないなぁ-
    ハッピーエンドだけど失ったものも多すぎだと。

  • 海兵隊ヒーローx軍事分析官ヒロイン

    ヒロインが頭脳明晰容姿端麗才色兼備ですばらしい。
    ていうかとうとうヒロインが戦略立てだしたよ・・・
    リサマリヒーローは手足となって動き、盾となって守るのです。

  • リサマリーライスの作品を読むのはこれで2作目ですが、強い男性に心身ともに守ってもらうシチュエーションて好きです。でも、このヒーロー、きっと一生(喜んで)ヒロインの尻に敷かれるんだろうなぁ。

  • アフリカ某国の米大使館勤務中に内乱事件に巻き込まれ記憶喪失やPTSDで情緒不安定ぎみな元軍事分析官のヒロインと彼女に惹かれていた元海兵隊一等軍曹ヒーロー。
    二人とも散々な目にあったわけだが お互い生きててよかったなぁって状況だ。再会後の弱々しいヒロインに向き合い続けながら 欲望を抱え悶々としてるヒーローが素敵。彼の脳内はヒロインで埋め尽くされ彼女のためなら何だってできそう。
    彼らが立ち向かうことになる人物は早々とわかるが それでも何度も危険な目にあいながら強さを取り戻してくヒロインが魅力的でワクワクした。ロマンスはもちろんライス作品らしく強引なヒーローがいろいろやってくれるから楽しい。ヒロインが魅力的な人物で引込まれた。

  • 強い男がか弱い女を守るってのがライスの基本なんだけど、特にこの作品のヒロインは爆発にまきこまれたせいで記憶喪失にはなるは、PTSDになやまされるはで、ものすごく脆い。ところが、彼女は元々頭脳明晰な軍事分析官だったので最後にはヒーローが言いなりになってしまうところが新鮮で楽しかった。2012.2

  • ヒロインが良かった。軍事分析官で頭脳明晰、ブロンディと呼ばれる美人。最初からこの設定で出てきたなら、鼻についていやな奴になったかもしれないが、クーデターに巻き込まれて記憶喪失、PTSDに睡眠障害とボロボロだった為、ヒーローと共に事件に巻き込まれて行くうちに段々回復し、戦略を立てリーダーシップをとっていく頃には、すっかりヒロインファンになってました。それにしても、ヒーローがヒロインを死んだと思って1年間ってのは無理ないか?記事とか報告書とかすぐ判るんじゃないか?
    ライスにしてはホットさはほどほど、ちょっと残念。
    原題にMidnightがつてるから『真夜中…』のシリーズかと期待してたけど違ったのね。

  • 今回読んでて思ったのは、かなり今までとはタイプの違うヒロインだな~ってことです。孤独で問題を抱えてるところは一緒ですが、基本的には『出来る女』です。
    真夜中の男のスザンヌも出来る女タイプでしたが、そういうのと違って、政治的に渡り合えてやられっぱなしじゃない、状況への対応度がプロ、みたいな。前半はそれこし心身ともに傷付き満身創痍でPTSDに悩まされてます。その上孤独。命も狙われちゃいますし。
    ですが後半は本当に別人のようです。某海外ドラマに出てくるFBI・BAUのガル〇ア並みの知識で活躍します。犯人との渡り合いの時は正直やらかすんじゃないか、とか思ってましたが普通にやり遂げてました。
    リサの作品の醍醐味はヒーローの妄想が暴走して『ギャグか?』と思うようなモノローグだと思う(笑)んですが、ちゃんと健在でした。一目惚れしてから爆発事故で死んだと思ってたヒロインを忘れられないし、再会したらしたで離れることなんて考えてもいないし。相変わらずヒロインにメロデロでした。
    今作で私が一番好きなシーンは二人が再会するシーンのヒーロー視点です。
    そしてリサの作品には珍しく、HOTなシーンが中盤以降から(笑
    そんな点からも今作はストーリー性が高かったように思います。
    面白かったです!

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著者プロフィール

Lisa Marie Rice
リサ・マリー・ライス
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞。2014年より〈真夜中〉シリーズを再始動する。

「2023年 『真夜中の抱擁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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