- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594065621
作品紹介・あらすじ
なんと9割もの個人投資家が株で勝っていないことが判明!20年以上、証券会社の調査畑一筋を歩んできたトップストラテジストの河合達憲氏が「なぜ個人投資家は株で勝てないのか?」を徹底的に分析。そして、「これからの時代、"たった2つのこと"を実践してください」と話す。今まで誰も言えなかった、まったく新しい株の本で投資家だけでなくビジネスパーソン必読の書。
感想・レビュー・書評
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地道な努力が必要だと改めて感じる一冊でした。
本書を読んで得た私が知識と再確認したことは、以下の2点になります。
・必要な場面では、空売りを用いること。
・損切りの判断の早さの大切さ。
■必要な場面では、空売りを用いること。
空売りは、信用取引をしないとダメですよね?まだお勉強中というか、信用取引は使わないと決めて投資の勉強を初めていたので、まずは空売りとは?という箇所から理解が必要でした。確かに、今現在の相場ですと、売りから入ったほうがどうせ株価は下がるというのはよくわかるのですが、なんとも悲しい日本株市場の現状ですね。。。
個人的には、日本株は株主優待銘柄だけに絞ってあとは全て撤収しようかなと思うようになりました。
米国ETFか世界へ投資する投資信託のほうが、何もしなくても利回りがいいよ。。。
■損切りの判断の早さの大切さ。
これは本当に大事だと思います。
どの本にも大抵自分のルールで損切りを素早くするように記載されていますね。
ただ一冊だけ、数字的なルールではなく、自分の環境が損切りを必要とするならば損切りすればよいと記載されている本があり、それはそれで納得できました。だって、無くなっても良い余裕資金なので、待てるならながーーーーーく待つのもアリということなになります。
一般的には、短期の場合は1円でも下がったら切る。5%〜10%下がったら切ると記載してあるものが多かったです。
長期投資の場合は、20%との記載が多かった気がします。体感ですが、20%だとかなりの含み損になってしまうため、10%がいいところだと思いますが、パーセントだとやはり金額が結構痛いので、チャートが下がり調子ならばスパッと損切りしたほうがいいんだなと最近やっと理解できました。
本書は、とても分かりやすく無理なことは記載してありませんでしたので、実践しやすいとは思いました。
ただ、私が見ている銘柄は信用規制が入りやすいと感じているので、とてもじゃないけれど空売りが怖くてできません!
安定的な大型株でちょこっとの利益を狙うことを繰り返すのが、いいのかな?と感じました。
少しだけ実践したことがありますが、ボックス圏の大型株をちょこちょこ売り買いしていると確かに負けませんね。私はびびりなもので、金額がそんなに大きくはかけられないため、頑張ってもプラスが100円とか数百円でも凄い頑張った!となるレベルですが、練習にはちょうどよいのではないかと感じています。
基本的なことを改めて確認もできる内容でしたし、堅実な投資をするために本書の知識に触れる事ができてよかったと感じました。
少しずつ無理の無い範囲で実験してみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書いてあることがめんどくさすぎる。こんなこと個人でやってられないからインデックス投資が流行るわけだ。
あと、空売りなら成長が見込めない日本市場でも儲けられるって、夢がなさ過ぎでしょ。投資で世界をよりよいものに変える位の気持ちでいたい。 -
読みやすい本です。主に、テクニカル分析について書かれています。損切り貧乏にならないように注意する、何度も続けて失敗する場合は、勝てない理由を探すなどとしています。ボックス相場では簡単に儲かるよとしている。この本だけ読んで、株式投資を始めると大事な貯金をあっという間に失ってしまいそう。最初は、自分の感情をコントロールできる範囲の金額で投資するべきだと思いました。この手の本は、大体同じことが書いています。ということは、儲かる方法はありそうな感じです。誤字脱字はありませんでした。
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証券ストラテジスト(株ドットコム証券)の河合氏による個人投資家向けの指南本。9割の人が勝てない=買いのみの運用で運用していることが理由であると指摘。日本の成長期では株を持っているだけで値が上がり、長期保有が一般的だった。しかし、近年は日経平均は上下を繰り返しながら下降している。そのため、買いから入る現物取引のみでは利益をあげにくい。そこで、必要になるのが「空売り」である。空売りならば売りから入るために、下落相場でも利益を得ることができる。この空売りの手法について詳し書かれている。特に「逆指値」によるロスカットの重要性も書かれているので空売りを始めようと思っている人はとても勉強になると思います。また、マクロ経済からミクロ経済へと一気通貫のストラテジーも紹介されているが、このようなことは他の本にも書かれているかもしれません。
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非常にわかりやすく読みやすかった。
カラ売り(信用売り)の誤解を払拭してくれた本。
株との付き合い方を色々な切り口で紹介してくれているが
①ロング、ショート戦略(適切なタイミングでの売り、買い)
②アルゴリズム戦略(ボックス相場での売り買い)
③成長株の見つけ方、付き合い方
また
①カラ売りをうまく使う(損切りも忘れなく)
②損切りの大切さ
成長株は
①バブルが発生している場所
②流行、生活スタイルが変化しつつあるスポット
に注目
しかし、真価は長年かけてわかる
コンビニのセブンイレブンやYahooなど
そこまでいかないが、グリーやディーエヌエーは近いものがある
ファンダメンタルズ分析の前にマクロ分析、業界分析があると今の流れになお最強 -
著者はマクロ分析から個別銘柄の選定までする、かなりの証券ストラジテスト。本の内容は「売り」から入る事への不安解消。そして、株をする人達に役立つ考え方の伝授。良い。
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カブドットコム証券のストラテジストが指南する、株で勝つ方法。
?ロスカットを徹底する(長期保有しない)
?下げの局面も収益を上げる(空売り)
?マクロ分析・ミクロ分析(ファンダメンタルズ分析)で銘柄を絞り込む。
?第二波から突っ込む
これらを推奨しています。
教科書的な感じで読みました。勉強になりました。 -
本書のタイトル「9割の人が・・・」の下に、サブタイトルとして、<なぜ個人投資家は「買い」から入るのか>とあり、株式投資をかじったことのある方なら、読む前から何について書かれているのかを想像できてしまうが、それでもご自身が「9割の人」に含まれると思われるのなら、是非読んでみてください。
1時間で読みきれます。
因みに、サイン本です。 -
「硬派の投資戦略」でのテクノファンダメンタルをより詳しく説明してある本書。投資家として非常に心強い本だと思う。
これから株式投資を始めようと思っている人、現在投資をしている人、初心者から上級者まで充分に使える内容になっている。