若者を殺すのは誰か? (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 346
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594067052

作品紹介・あらすじ

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』から6年。城繁幸が警鐘を鳴らす!若者に押しつけられたツケは重くなり、世代間の格差は拡大し、事態はますます深刻になっている。日本に残された時間はもう短い。

感想・レビュー・書評

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  •  僕が好きな城繁幸さんの本なんだけど、ちょっと荒削りな感じがしたなあ。あと、もうちょっと対象となる部分を絞って深堀りした方がよかったんじゃないかと思う。それでも城さんの既得権益層に対する怒りは十分すぎるほど伝わってくるし、「なるほど!」と思える部分も多い。派遣の規制強化が大企業による派遣切りにつながったという主張etc。
     ただ、あんまり「バカ」とか乱暴な表現は使わない方がいいんじゃないかと思う。週刊誌連載だったから、多少ラフな表現になるのは仕方ないと思うけど、本の品位を落としてしまっている気がする。
     

  • 自民党は官僚に乗っかるのが上手い人、民主党は言いっ放しが上手い人が集まる。
    多数決では少子化は変わらない

  • レビュー省略

  • 自分用キーワード
    Occupy Tokyo(2011) 厚生年金の世代間格差 路上弁当販売の規制の是非 厚生年金を非正規にも加入させる意味 ゆとり世代が「馬鹿」なのは少子化のせい 「日本の労使交渉はプロレスである(第二労組などを組まれる心配がなくなる)」 大相撲やプロ野球は村社会 Karoshi(過労死) 高齢者雇用安定法の改正案 清家篤(65歳雇用義務化を推進) 内々定の歴史 かんぽの宿売却の告発の是非 「親族の扶養」の曖昧さ 堀江貴文氏立件時の特捜部長の発言 

  • わかりやすい説明で現代の日本がおかれている経済状況を解説してくれている。
    なぜ規制緩和が必要なのか?
    それは終身雇用制にしがみついた無能な中高年から若者にも平等なチャンスを与えるためなのだけど、既得権益はなかなか手放したくないのであった。
    政治家はそのような意図があるかどうかは不明だが、きちんと論理的に規制緩和の必要性の説明に出会ったのは初めてなような気がする。

  • 読んでて面白かった。既得権益、何でも先送り。

  • 城氏の論評は当代の若者の思いを代弁するものであり、読んでいて気持ちがいい。

  • 今まで出版された城繁幸氏の著書を読んだ上で、本書を読むと、今まで以上に歯切れが良く、ズバッと核心をついた文体で面白い。こういう新書も有りだと思う。

  • 城さんと海老原さんの著書を交互に読むことで、雇用の問題に対するバランスがとれるように思う。

  • 切れ味鋭い城さんの新書。城さんやmy news japanの渡邊さんも常々言っているが、若者にとっては、企業が簡単にクビにできるような法律を政治がさっさと決めてくれるように動いた方がいいと思う。正社員を守ろうとすればするほど、簡単にクビにできないから企業は採用を抑えようとして正社員のパイが減るし、運よくもぐり込んでも残業させられるばかりで新しい人間は入ってこない。仕事がどうしても合わないケースなんてあるに決まっているのだから、もっと流動性の高い世の中にすることが企業にとっても若者にとっても望ましいと思う。それは子育てなどでキャリアの一時中断を余儀なくされる男女にとっても重要。再挑戦がしにくい今の日本は、ある意味で怖い。

    P83 政府の仕事は、クビになった人の再就職のお世話であって、クビにしちゃいけないという法律を作ることではないのだ。

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