- Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068523
感想・レビュー・書評
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まさに娯楽エンターテインメント小説の決定版。
狙撃手(スナイパー)を主役にした小説は数あれど、本書が元祖スナイパー小説の最高峰だろう。
ボブ・リー・スワガーシリーズの第一巻。映画化もされている。
恥ずかしながら僕はこの本のことはずっと前から知っていたのだが未読だった。
いや、みなが傑作ということだけのことはある。
この本が1993年の刊行だとは思えないほど古さを感じさせない。
まさに手に汗握る大活劇。
主人公は、ベトナム戦争で海兵隊の狙撃手として活躍したスワガ―軍曹。現在は退役し、余生を一人で過ごしている。そんな彼のもとに特製のライフル用弾丸を試射してほしいという依頼がくる。そこからスワガ―は大統領暗殺計画という陰謀に巻き込まれていくのだ。
まじで、面白い。
冒険小説が好きで、スナイパーものが好物の人にはたまらない物語。
未読の人はぜひ、騙されたと思って読んでもらいたい。本当に冒険アクション小説の要素がすべて詰まった傑作だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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未読なのですが、なんだか懐かしい…というか…
自分の積読の最古参クンです、もう10年になるかも?読まなくちゃなりませんね!ていうかニコルさ...未読なのですが、なんだか懐かしい…というか…
自分の積読の最古参クンです、もう10年になるかも?読まなくちゃなりませんね!ていうかニコルさんのおかげで思い出しました。2014/11/26 -
わたしも新潮文庫をずーーーっと積んでました。。。
なのに読んだのは扶桑社;
読みだしたら止まらないくらいおもしろいです!
まぁ、その読...わたしも新潮文庫をずーーーっと積んでました。。。
なのに読んだのは扶桑社;
読みだしたら止まらないくらいおもしろいです!
まぁ、その読みだすまでが大変なんですよね……。2014/11/26
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下巻から
ようやく本格的な戦闘へ
敵味方の両脇役たちもいい味を出してきます。
ボブがまたどうにもカッコいい
御都合主義?いやいやベタでいいじゃんよ
最後の最後まで勝てるかわからない。
でも、お財布事情的に
(^^; シリーズを追うのはまだ後でいいかな?
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んー、最後まで、「これ、もう、主人公まけんじゃない?」シチュエーションが立て続けに続くが、驚異的に勝ち抜く。エンターテイメントとしては面白いんだけど、さすがにややご都合主義が鼻につく。シリーズ、たくさん出てくるけど、すぐに次作に取り組むほどは印象に残らなかったかなぁ。
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続編も読まなければ。
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銃についての描写が詳細で、正直読み飛ばす部分が多々ありました。
思ってた以上に戦争ものでした。
ラストの法廷対決の場面は良かったです。 -
読了。
原作より映画の方を先に観たのであまり期待して無かったのだが、正直映画の10倍は面白かった(笑)。映画の方は、如何にもハリウッドが好きな典型的な合衆国政府陰謀モノ。
原作も主たるプロットはそうなのだが、まず主人公「ボブ ”ザ・ネイラー"」の造形がはるかに映画より魅力的。なんせ映画のボブは「テッド」のダメにーちゃんだったからな…。
あと映画では只のわき役だったFBI捜査官のメンフィス。彼も己のカルマをボブの過去と交錯させながら、ある意味この物語の主役を担っている。
ミステリーとしても当然面白いのだが、小説としても結構高レベル。 -
エルサルバドルの大司教暗殺の容疑でCIAとFBIから追われる、ベトナム帰還兵のボブ・リー・スワガー。彼の名誉回復をかけた男の戦いに胸を打たれる。
八方ふさがりの展開にハラハラしっぱなし、手に汗を握らずには読めない!ラストはどんでん返しの連続だった。心臓によくないな、この種のエンターテインメントは。
多くを求めず、一つのことにまい進する男は修行僧のようだ。
そんなスワガーの美学に惚れた。
実に男臭い冒険小説だ。