孤独な瞳の目撃者(下) (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594068868

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    十二年前のあの事件以来、エリザベスは孤立無援の長い逃亡の日々を送ってきた。そしていま、彼女はアーカンソー州の豊かな自然にめぐまれた田舎町に居を構えていた。そこで彼女は地元の警察署長ブルックスと出会う。彼はエリザベスが全身から発する言葉にならない言葉を鋭く感じ取っていた。“わたしを見ないで”、“わたしに気づかないで”。気さくで温和だが、粘り強い男ブルックスが彼女に接近を開始する…。デビューから三十数年、ロマンス小説の女王N・ロバーツ200作目の記念碑的力作!

    ブルックスの忍耐にただただ安心しながら読める作品でした。
    エリザベスサイドのはらはらどきどきもあるけれど、街での事件もどきどきで。
    これからハッキングをしなくなるアビゲイルなのかしら?
    サニーもいい感じだしスピンオフないかな?と思えるいい作品でした

    The witness by Nora Roberts

  • エリザベスはシカゴで外科医をしている母が精子バンクでドナーを選び人工授精で誕生した。
    優れた頭脳と美しさに恵まれたが、母親の組み立てたスケジュールに従うだけの生活を送る毎日だった。
    ある日、初めて母に反抗し、髪を染め、身分証を偽造してロシアン・マフィアとの関係が噂されるナイトクラブへ出かけたのだ。
    カクテルに酔い、ハンサムなロシア語訛りの男性に誘われ訪れた邸宅で彼女は殺人現場を目撃してしまう―
    それから12年、名を変え人目につかないよう暮らす彼女に接近する男が現れ―
    ノーラ・ロバーツ200作目の記念碑的力作。

    母親の無関心さも解らない-せっかくお金も時間もかけて育てたのに?
    普通に付き合って旅行にまで行く相手がいるのにドナーで、てのも?
    ヒロインのズレた感覚での発言が面白い-
    敵はなんかしょぼかった…初キスの相手、仇なのに惹かれちゃう-とかも
    無く、一度ニアミスしたきりハッキングされて情報抜かれても気付かないってどうよ…
    ヒーロー一家は、引きこもって接触できないヒロインにはそうしないと仕方ないにしても、押せ押せで個人的には鬱陶しいな-と。
    お約束通り、動物は可愛くて食べ物は美味しそうでした!

  • FBIやマフィアを凌ぐハッカーなんて、何でもできそう。

  • 田舎町で広大な敷地の中、常に銃を持ち巨大な犬を従え孤独に生きるヒロインと、彼女に興味を持つ警察所長。美貌と謎めいたところに惹かれたが、やがて彼女の純粋さに気付き愛し始め、粘り強く彼女の心を開かせていく。ずば抜けて賢い彼女だが、世間ずれしていなくて妙にぎこちないところが可愛い。パワフルなヒーローの家族達に巻き込まれ困惑する様子が、カイル・マクラクレン主演の映画ヒドゥンを思いださせた。2014.1

  • 下巻前半は、彼女が心を開く切っ掛けになる、地元の傲慢な親子の起こした問題に奔走するブルックス。事件を通じて、人生を取り戻すために対決する覚悟を決める彼女。
    後半は、全てを語った彼女を助けるために、信じて欲しいと願う彼を、必至に信じようとする彼女の苦悩と、普通に生きることを知る喜びに溢れる彼女の図。

    ロシアマフィアと、苦闘を期待すると若干肩すかし感あり。
    イリアの再登場ならず残念。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3277.html

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著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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