第三の銃弾 (下) (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594069551

感想・レビュー・書評

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  • 【上下巻のレビュー】
    あのボブ・リーが20世紀最大のミステリー「JFK暗殺」に挑む!

    「JFK暗殺」といえば陰謀説の枚挙にいとまがないが、銃器に詳しい作者ならではの視点から導き出した答えは(小説としての脚色はあれど)何とも説得力のあるものに仕上がっている。それしてもまさか傑作『極大射程』と「JFK暗殺」がこんなにもリンクしようとは!?スワガー・サーガを読み続けている人にはいろいろなピースがピタリと心地良くハマる。そこまで上手くいくとは作者自身も考えてもいなかっただろうから、まさに天啓を受けたといえるような作品(原作を無視したトンデモ映画がシリーズ化していたら、本作は映画化出来なかっただろう)。そして最後に明かされるボブの真の動機とは!?そのカタルシスに酔いしれよ。本作を読むにあたり『極大射程』は必読だが、ボブとアールの親子関係を描いた一連の作品も読んでいるとより一層楽しめる。

    ただこのシリーズの難点としては銃器を多少でも知っていればこの上なく楽しめるエンタテインメントなのだが、そこが分からないと銃の名前や口径云々といったこと自体がミステリーとなってしまうのが残念なところなのは変わりない。

  • JFKの暗殺を背景にしたストーリーだが、ハンターの名作、極大射程の続編だった。偶然に極大射程だけはつい最近読んでいたので、入りやすかった。銃に関連することから、暗殺に新たな解釈を加えている。そして最後は暗殺だけではないストーリー付きで、よく考えられている話。JFK暗殺に興味を持ったので、別のJFK物も続いて読むことにした。

  • 下巻を読み切っての第一声は、やはり、物凄く面白かった!!

    今回のボブ・リー・スワガーはJFK暗殺の真相に迫る探偵という役回りを演じるのだが、お約束のスナイプ・アクションも十分楽しめる。JFK暗殺から50年。まさに今しか無いというタイミングで描かれたボブ・リー・スワガー・シリーズの最高傑作。

    JFK暗殺事件の謎に迫るボブ・リー・スワガーと事件の黒幕の回顧録が交互に描かれ、次第に事件の真相が明らかになり、両者が時を同じくした時…

    もちろん、JFK暗殺事件の事実を捻じ曲げることなく、スティーヴン・ハンター独自の潤色を加え、読者が納得する真相が描かれている。また、ボブ・リー・スワガーがその真相究明にこだわる理由さえも、すこぶる奮っている。

    上巻の感想にも書いたのだが、読み切ると扶桑社ミステリーが突然『極大射程』を復刊させた意味が理解出来る。『極大射程』の答えが本書であり、67歳になったボブ・リー・スワガーが己れの忌まわしき過去と対峙し、対決するのだ。

    『極大射程』から20年。ここまで、ストーリーを盛り上げたスティーヴン・ハンターという希代稀なる銃器オタク作家の着想は本当に凄い。

    本書を読む前に『極大射程』と『四十七番目の男』の二作は読んでおく事をお勧めする。

  • 面白かった!大満足!

  • 蘊蓄が多すぎて、エンターテイメント小説としてはテンポが悪すぎる。著者の力量からプロットはしっかりと構成されており、それなりには楽しめたが、この手の小説に求めるワクワク感が削がれてしまっているのが残念。

  • P76まで

  • 今頃『極大射程』の続編を読めるとは思いもしませんでした。
    ガンアクションは物足りなかったけれどJFK暗殺の謎と『極大射程』を絡めるフィクションノンフィクション入り混じりの世界は楽しめました。
    ただ、自分がJFKについて詳しくなく思い入れも無いので作者の意図が汲み取れず色々と面白いところを見落としている気もかなりします…。

  • くーっ面白い!ネタバレだから書けません。一つ言えるのは、必ず極大射程を読んでからにしてください‼︎ シリーズ、これからゆっくり読んで行きますよー。2015/2 読了。

  • JFK暗殺事件と主人公の過去をうまく組み合わせた話を紡いだものではあるが、アメリカ人ほど、思い入れはないことと、予備知識並びに過去の作品における脇役たちの立ち位置を覚えていないことと、黒幕のモノローグが何故はさまれているのかわからず、謎の答えが最初から用意された上巻ではど正直、どうかなと思っていたが、下巻からは何とか盛り返した感があるが、やはり実話を下敷きにしたため、あまりに無茶はできず、主人公も老いて、あまりに何度も幸運にも尻の金属に助けられるということで、いつものアクション感は乏しい。また、最後には何故、モノローグをはさむ必要があったのかがよくわかるのだが、そうでなければ結末に至らない物語の作り方にはやはり無理が多かったと思う。

  • 「極大射程」のスワガーシリーズ。
    去年はケネディ大統領暗殺から50年ということで,それに関連する小説が多かったのでしょうか(キングも書いてました。)。
    スワガーがケネディ暗殺の真相を暴くというのがメインで,期待していた銃撃戦シーンも少なく消化不良でしたね。

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著者プロフィール

Stephen Hunterスティーヴン・ハンター1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2016年 『我が名は切り裂きジャック(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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