天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

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  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594069759

感想・レビュー・書評

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  • 同じ著者で複数の本を出している場合、どれを読むべきか?
    この答えは「一番最初に出した本」
    その理由は、とにかく始めたなので言いたいことを全部盛り込もう伝えようとしているから、勿論本を出す機会はもう来ないかもしれない。と思えば気負ってしまうくらい盛り込みたくなるのが普通だと思う。

    この本を読む前に、「7回勉強法」を読んだが、やはりこちらの方が迫力がある。迫力と言うよりも鬼気迫る感じがする位だ。

    両方を比べると、こちらの方が勉強以外の事を含め広い範囲を網羅的に書いている。
    そういう面では、東大主席がどんな勉強をしたのか具体的に教えて欲しい。と言うニーズに沿て書かれたのが7回勉強法と言う事になる。

    気に入った言葉
    努力することはその何かを反復継続することを指します。
    子供のうちは勉強ばかりすることは評価されにくい風潮にありますが、大人になってからこそ勉強を努力対象にするのは悪くない。
    天才への憧れを捨てて、努力することの価値を認めるべきだということです。
    仕事に誇りを感じるのは華々しい瞬間ではなく、むしろ辛くて地味な仕事を一生懸命引き受けて最後の最後まで手を抜かずに責任を果たしたと胸を張れる瞬間です。
    そもそも一度読んだだけで理解しようとすることが誤りです。反復継続しなければ人は学ぶことはできません。
    これ見よがしに努力を見せ続ければ達成されなかったとしても評価がついてくる場合もある。
    自分の努力に一番期待をかけているのは両親でも上司でも、ほかの誰でもない自分自身です。

  • 著者は弁護士。東京大学法学部を首席で卒業後、財務省に入省し、主に国際課税を含む租税政策に従事する。現在は企業法務と刑事事件を扱う弁護士として働きながら、テレビ出演等でも活躍。

    「努力」というと抽象的なスポ根論に持っていかれがちで、「努力」を技術として具体的なノウハウを書いているものがあまり出回っていない。

    学生時代からこつこつ努力してきた著者にとって「努力」というのは、抽象的な「才能」ではなくて、具体的な「技術」の集積だという確信がある。幼いころから積み重ねてきた努力することの具体的なノウハウを以下の4章に分けて紹介している。

    ①正しい努力のための方法論
    ②努力を始めるための方法論
    ③努力を続けるための方法論
    ④努力を完遂するための方法論

    誰もが努力すれば天才になれるとは思わない。
    ある程度の下地がないと難しい。

    しかし、誰でも正しい方向でやるべきことを一生懸命努力することによって一定の成果がでるということについてはうなづける。

    どんな才能をもっていても努力をしなければ花も咲かないし、さいたとしてもその花は一瞬の美しさで終わってしまう。長い人生自分なりの美しい花を咲き続けさせること。もしくは枯れながらでも並行して新しい花を順番に咲かせ続けることが大切である。

    努力はだれでも出来る。
    するかしないかの話である。
    自分ももう一度、ネジを巻きなおして出来ることから取り組んでいこうと思う。

  • 言うまでもなく敵いません。常に前進を試みて、自分に厳しくしつつ、わずかな息抜きを許す。努力を見える化することで実感する。本はわからなくてもどんどんすすめて、7回読み返すことによりものにする。これは他でも聞いたことのある方法。通販で爪の垢売ってくれないかな。あやかりたいものです。

  • 「1回の熟読より、7回の速読 。」
    これには、非常に共感いたしました。

  • 氷水に足を入れて、三時間睡眠の体に鞭を打って司法試験の勉強をする姿勢に驚いた。

    完璧主義は良くない
    一度の精読より、7度の通読

  • 著者は、東大在学中に司法試験に合格し、大学も主席で卒業したそうな。いや、我々凡人とは器そのものが違い過ぎるでしょ。但し、多数の参考書を広く薄くかじるより、一つの本を徹底的に読み込む勉強法はとても参考になった。

  • 本書の途中にあった王貞治さんの名言にとても感動した。

    努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。

    ちょっとずつ努力を積み重ねることで道は開けると感じた。

  • 112ページ 方法21
    シドニーオリンピック直前に谷選手が大怪我し、オリンピック直前一ヶ月間は練習が全くできなかった。
    インタビュアーが練習ができておらず、不安はありますか?と選手に聞いたところ、ふっと笑い7歳の時から練習してますから。と答えたそう。

  • ビジネスに求められるのはアウトプットする力

    精度の高いアウトプットにはインプットする力が必要

    インプット=『読む』ことと『聞く』こと
    アウトプット=『書く』ことと『話す』こと
    自分が
    上記4つで何が得意か評価する

    読む、聞くは内向的
    書く、話すは外交的

    得意なものを努力

  • 努力をすることは自分にルールを課し、そのルールを他言する。日本社会は「努力したこと」そのものを評価するので陰の努力はしないようにして外圧を利用してスケジューリングを行う。

  • 最初の店天才とは努力を続けられる人のことであるそれには方法論がある。と言うタイトルに惹かれた。

    今日の1日も1年生の時の1日も同じ長さだった、と引退試合前には振り返る。つまり1年生の時から1日1日100を込めて練習しておけば最後の引退試合で後悔する事は無い。これは柔道の谷亮子選手がオリンピック直前に怪我をした時、7歳の時から毎日練習していますから、といったことからも気づかされた。

  • 少し前に話題になったGRITの原型について書かれた内容だと思ってます。なぜ天才は天才なのか?どうしたら結果を残すことが出来るのか?そんなことが体系的に書かれた良書。

    ものごとを上達させるには如何に習慣化できるか、生きるのに必要か、そしてどれだけそのことが好きかにかかってるかを語った内容です。

    特にどうやって物事を習慣化できるかについて書かれた箇所は向上人がある人には絶対ハマると思います。

  • 途中までは「ふんふん」と思って読んでいましたが、

    スポーツを極めてもトップに立てるのはひと握りで、それで生活していける人はほんの少し、でも勉強は頑張れば成果が出るしトップをとりやすいから、頑張るんなら勉強でしょ、(キチンと覚えていないのでまぁこんな感じ)というのを読んで、その先を読む気が失せました。
    言いたいことは何となくわかるけど、スポーツを頑張りたい人にとっては失礼な気がする。

  • 反復=努力をするためのマインドセットとティップスがごちゃごちゃたくさん書かれている本
    参考になるところをピックアップしてアクションに移すための本

    ◯目的
    努力の方法論を行動に移す

    ◯結論、アクション
    ・謙虚になる。できない!と思って、努力につなげる機会。増やす
    ・周りの頑張ってる人、頑張ってる部分を見て、それよりも頑張ることを目指すようにする
    ※マインドセットが少し参考になった。ティップスは微妙


    ◯他
    不得意の努力はやめる。得意を伸ばすべき
    読む、聞く、書く、話すのうち得意なものを伸ばす。これはインプットアウトプットと文章言葉のマトリックス
    謙虚になる。できない!と思う機会を作る、思うようにする
    反復は8割正解、2割間違えるくらいの難易度が丁度いい
    食事をベンチマークに 1日を三分割して計画する
    スケジュールは外圧
    自分との、戦いに持っていかない。周りの人より頑張ろう
    勝負スポットを複数つくる。

  • 心に響くフレーズ
    ① 人生において持ち時間は有限です。何かに時間を割くことは、別のことに割けた時間を失うことを意味します。優先順位をつけましょう。
    ② 今日の1日も1年生の時の1日も同じ長さだったんだなあ。大学4年生の言葉

  • 「努力をすれば、大きな成果が得られるのは当然」
    確かにそのとおりだと思いますが、なかなか努力はできないものです。
    本書は、その努力によって東大法学部を首席で卒業した山口真由氏が、「努力する」ための技術について説明した勉強法の本です。

    個人的には「方法11 教本は1冊にこだわる」から始まる
    ・可能な限り網羅的な基本書を1冊だけ探す
    ・手当り次第いろいろなものは買わない
    ・「読むものは少なければ少ないほうが、そして、回数は多く読めば読むほうがいい」
    ・基本書は書店で実際に見て購入
    ・読むことに手間を掛けず、素通しで7回読む
    などの一連のテキスト学習に関する部分が特に参考になりそうでした。

    ほかには、
    ・努力とは「反復・継続」すること
    ・努力を始めるなら得意分野で
    ・努力は必ず報われる
    ・努力を注ぎ込む優先順位を決めておく
    ・具体的な量の数字を目標にする(一定時間に一定のタスクをどのくらい終了させるか決める)
    あたりは参考になりそうかな。

  • 努力の方法論が書かれている
    自分には参考程度でした。

  • 司法試験口述試験前に19時間30勉強した努力家の自叙伝
    「努力の方法論」を書いたもの

    父の出身大学は、東京大学の医学部
    父親と母親が医師、妹も医師

  • 本のタイトル通り、努力するための方法論が書かれています。
    小手先だけのテクニックを書いている部分もありますが、いいことも書かれています。
    特に、「まえがき」、「あとがき」、「36.努力した自分自身を否定してはいけない」、「37.挑戦することから逃げないこと」は、努力の本質的部分が書かれており共感できました。


    読む、聞く、書く、話す、この4つの能力を分析すればいい。どれかを伸ばせばいい。
    努力することとは、何かを「継続・反復」すること
    努力すること自体が目標ではありません。努力は何かを実現するための手段。

    1日の終わりに、自分の可能性を決して諦めず、自分に期待をかけて、明日の自分の理想像を思い描く。
    努力を完遂するために必要な理想像は、5年後でも10年後でもない、明日の自分です。

    無謀な挑戦をして失敗をする姿が誰かに滑稽に映ったって構いません。他人にどう思われるかも大事かもしれませんが、自分が自分をどう思うかに比べたら、大した問題ではないのです。

    自分の自分に対する信頼を裏切りさえしなければそれで大丈夫です。人生は一発勝負ではなく、必ず、次の機会が訪れます。
    もし、心底努力して、それでも失敗してしまったら、それをバネにし、次にまた挑戦すればいいのです。失敗は努力を始めるきっかけに変えられるのだから。

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  • モチベーションを下げない。
    勉強においては、自分の特性、聞くのが得意なのか、書くのが得意なのか、読むのが得意なのか、を見極めて、方法を考える。

  • 2018年11月25日読了。Cakesに連載のあった、東大主席合格し弁護士として活躍する著者による「正しい努力の方法」を説く本。自身を「天才でない」とし、それでも結果を出すためにどのような戦略をとったかを解説してくれるのだが、「正しいやり方で努力をしなければ、結果には結びつかない」という考え方は同意はするものの、それでもこの人のアプローチを真似ようとするとそれはそれでやはり強い意志と実行力がいるんではないかなあ…とも思う。自分で納得の行くルールを自分で決めることで「強い意志を外部化」し、自分自身に強い意志がなくても実行が継続できる仕組みを作ってしまう、ということなのだが、凡人にはその「自分が納得行くルール」を作ることすら難しいものなのだよなあ…。とはいえ考え方は参考になるし、やってみようという気にはなる。

  • 努力=反復・継続、得意分野(読む、聞く、書く、話す)で努力(読むのは速いが、パワポが苦手→分業)
    基本書は1冊(網羅的なもの)。上下2分冊。ともかく7回読む。
    反復なら8割正解くらいがいい。楽なもの8割、努力が必要なもの2割。
    外圧利用(模擬試験をすべて受ける。)
    目標は+5%。
    場所を変える。疲れる前に家に帰り、机に向かう。
    目が疲れたら耳。オーディオブック。16~17時、22時~23時が疲れの絶頂。ライブラリで気分転換、帰宅して家で何かやる
    ルール+抜け道
    眠りにつく直前1日1分の反省(空を見上げる)。理想像

  • 東大主席卒業、在学中に司法試験合格。どんな天才かとやはり思った。その内実は、凄まじいまでの努力家であった。努力できるということもある意味、才能の一つなのかな?と改めて思った。ただ、努力なら自分にもできるかもという励みにはなる。特に試験攻略法は、自分と同じ、読むこと中心というのは心強かった。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/methods_of_effort.html【書評】『 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』〜上位3分の1を目指すこと。

    <目次>
    まえがき
    第一章 正しい努力のための方法論
    第二章 努力を始めるための方法論
    第三章 努力を続けるための方法論
    第四章 努力を完遂するための方法論
    あとがき

    2014.02.03 Amazonで見つける。子を持つ親としてヒントになるだろうか。
    2014.12.31 イケダハヤトさんのブログより
    2015.07.29 読了

  • 判例を1晩で10年分チェック→読むのが速い人

    とりあえず早起きしてみる→朝は勝手にタイムリミットあり→濃密な時間

    勝負スポット カフェ、ファミレス

    数字を正当に偽装 1ページの英語→英単語1,000語

  • 印象に残ったのが、自分が何型の人間か判断するという話。自分が「書く」「話す」「聞く」「読む」の四技能のどれが得意なのか、そして苦手なのか。苦手を克服するのではなく、そこは割り切って得意を伸ばすべきという意見は新鮮だった。自分がどんな人間か測る指標というのは今まで知らなかったので、自分を見つめ直すいい機会になった。それと同時にある話を思い出した。モテる人はなにより聞き上手だと…。

  • よくあるタイプの本。読む人・タイミングによっては有用になると思う。,,○読む聞く話す書くのうち得意な分野を伸ばす,○上位3分の1を目指す

  • 勉強のモチベーションが上がる本。やる気が出ない時に読み直してみると良いかもしれない。

  • 7回勉強法を読んでいたので、重複項目が多いという印象だが、トピックが別れており合間に読みやすい。
    パスワードに目標を設定する、手帳で管理は限界、外圧を利用するなどは共感

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著者プロフィール

1983年、札幌市出身。2006年3月、東京大学法学部を卒業。同年4月に財務省に入省。08年に退官し、15年まで弁護士として法律事務所に勤務。15年9月~16年8月、米ハーバード大学ロースクールに留学し、卒業。17年4月、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に入学。17年6月、米ニューヨーク州弁護士登録。20年3月、東大大学院を修了。20年4月から信州大学特任准教授となり、翌年、特任教授に就任。

「2023年 『挫折からのキャリア論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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