予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

制作 : 井上雅彦 
  • 扶桑社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594070458

感想・レビュー・書評

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  • 実を言うと怖がりなので、ロバート・ブロックは、殆ど読んだコトがありません。。。

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    「意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、
    海外異色作家短篇シリーズの第三巻が登場。映画『サイコ』の原作者として名高いブロックは短篇の名手でもあった。
    故・瀬戸川猛資氏が「おもしろくて怖くて、仕掛けがあって、そのくせどこかユーモラスな味がある」と
    激賞した才人の手になる珠玉の作品群から、未訳作と個人集未収録作のみセレクト。
    映画界にひそむ恐怖を描く表題作ほか、ミステリー、SF、ホラーなど各ジャンルの名篇12本を厳選! 〈解説・植草昌実〉

    収録短篇
    「殺人演技理論」柿沼瑛子訳
    「奇術師」植草昌実訳
    「マント」植草昌実訳
    「プロットが肝心」伊藤典夫訳
    「クローゼットに骸骨」植草昌実訳
    「殺人万華鏡」伊藤典夫訳
    「ハリウッドの恐怖」柿沼瑛子訳
    「牧神の護符」植草昌実訳
    「心変わり」伊藤典夫訳
    「弔花」田村美佐子訳
    「影にあたえし唇は」植草昌実訳
    「ムーヴィー・ピープル」伊藤典夫訳 」

  • 面白かった。編集序文も前口上も良い!子供のころ観たヒッチコック劇場ね!楽しませていただきました。

  • 歓喜の恐怖
    恐怖と歓喜の顔は全く異なるようでいて、その実よく似ている。
    嬉しさのあまり体が震えるのも、恐ろしさのあまり放心するのも、どちらの感情であっても大した違いはない。
    そして現実と虚構も全く異なる世界のようでいて、鏡越しにつながっているにすぎない......

    『心変わり』
    バレンタインデーの今日、できれば聞きたくない言葉だ。
    今まで好きだった相手に全く魅力を感じなくなってしまうこと、なのだが、心変わりをしてしまったあなたのことは今でも私は好き、そう言われて嬉しいのは時と場合によるだろう。
    場合によってはそれは恐怖へと続く「心変わり」。

    『弔花』
    優しい祖母と暮らしていた主人公、エド。
    祖母の家にやってくる「友人」たちはどうも生きている人間ではないようだ。
    それは祖母の妄想なのか、それとも本当に彼らがやってきているのか?
    結末は温かいかそうでないか、それは読み手が決めること。
    私にとっては背筋に冷たいものが流れるような結末だったけれど。

    吸血鬼や奇術師などが登場する、めくるめく幻想の世界。
    そこで見る夢はあなたにとってどんな夢だろう。
    本書がその夢の、悪夢の始まりとなりますように。

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