- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594070786
感想・レビュー・書評
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コニー作品なので、繊細な心理描写とは無縁の、突っ込みどころ満載の荒っぽいストーリーなのだが、ロンドン塔送りになった前代未聞のヒロインと、彼女を救うために苦渋を舐めることになるヒーローとの切ない別れに、涙腺が崩壊してしまったドラマチックなロマ。
前半はジョージ王の恐怖を描写していないために、彼のジレンマを理解しにくく、胸くそ悪い王の選んだ嫁と、愛人となってしまった元城主の娘エリッサとの関係に少々イライラするのだが、それを乗り越えると、幸せもつかの間、恐怖にさらされる二人にガクガクブルブルの展開と、起死回生の逆転劇が爽快な一冊となっております。
コニーの中で一番気に入った
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
イングランドの騎士ダミアンは王の命を受け軍勢を率いてハイランドにあるミスタリーの城にやって来た。到着早々、新領主として当地平定のため城主である氏族長の娘ともう一方の氏族長との結婚を破棄させた。だが、そこで出会った氏族長の娘エリッサに一目見た瞬間から心を奪われてしまう。一方、エリッサも愛国者であるのに敵のダミアンに何故か心惹かれてしまった。敵同士で出会ったふたりの恋の行方は…。名手コニーの力強い筆にのせて、ハイランド舞台の物語は怒涛の勢いで展開してゆく!
コニー・メイスンだわぁ、という作品。彼女の作品だからいいんだけど。
ジャコバイドとかイングランド人とか、もっと憎み合ってない?って思ったけれどこんなものかなぁ。
A touch so Wicked by Connie Mason