ファースト・クラス (扶桑社文庫)

  • 扶桑社 (2014年11月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784594071554

感想・レビュー・書評

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  •  少し前にドラマを観た後、ノベライズの存在を知り購入。
     ドラマでも特有の典型的な設定や誇張された表現に共感性羞恥を覚えつつ見ていたが、ノベライズでも忠実に再現されていてドラマのシーンが思い浮かんだ。
     やはり映像と音声があるドラマと文章だけで伝えるノベライズは領分が違うため、ドラマを観た後だから伝わるものの、観ていないとわかりにくいシーンや表現が所々あった。
     悪女、というより自分だけで世界が完成してる視野が狭い人たちという印象が大きい。他人を蹴落として自分がのしあがろうとする野心の表れかもしれないが、他人が自分より先に行くのが許せない足の引っ張り合いという方が正しいかもしれない。そうじゃなくても単純に自尊心ばかりが膨れ上がった人たちの集まりには違いない。
     私はドラマを観ている途中から名作映画「プラダを着た悪魔」とどこか似たものを感じ取ったが、ファッション誌という舞台以外は共通点は感じなかった。
     主人公ちなみが、最初は健気に懸命に、後半になるにつれて強かに仕事をこなすようになっていった姿を文章で読むことができたのは純粋に嬉しかった。このドラマの中のようなあからさまな人間こそなかなかいないかもしれないが、ストレス社会の中で生き抜いていく様子は観ている人にとって共感を覚えやすくとっつきやすい。
     個人的には、ドラマで登場したオフィスやバーの景観が好きだったので、それを文章でどこまで表現されているのか期待していたのだが、やはり主題はヒューマンドラマのためそのへんは省略されていて少し残念。

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著者プロフィール

ライター。ノベライズ作品に、連続テレビ小説「なつぞら」、「コンフィデンスマンJP」など。

「2023年 『どうする家康 三』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木俣冬の作品

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