- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594072308
感想・レビュー・書評
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日本が「アジア諸国」から嫌われているという間違った情報を修正するための本です。
とにかく日本は悪い国であるという根拠のない前提で話を進めようとする、一部の政治政党、一部のマスメディア、一部の知識人、一部の教育関係者の話は有害です。
先進国と呼ばれる国々ならどこも目を覆いたくなるようなことはやってきているものです。特に欧米諸国はそうでしょう。そういう国が自分たちをことさら悪い国などと子どもたちに教えているだろうか?
もちろん日本も完璧な国ではない。でも一部の人が流布するような悪い国ではないというのが本書を読めばわかる。
些末な事実が正しいか正しくないかというのは枝葉の話。
自分の国を愛せない人、自分のルーツを愛せない人が、他人や自分を愛せるはずがない。本書を読んで自国に対するプラスのイメージを持つことができれば、そういう人間こそが他人や自分に優しい社会を作る原動力になるのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
池間哲郎著「日本はなぜアジアの国々に愛されるのか」育鵬社(2013)
*日本は世界最古の歴史を持つ国である。日本は神武天皇から始まって、2673年の歴史があります。ただし、歴史学や考古学の学者の中にはそうではないと言いたい人たちもいて科学で証明されていないという人もいます。しかし、科学的に証明できるだけでも1500年の歴史があり、それでも世界一です。
*日本から出るときは日本人の人間性をオフにするんです。そして、私はそこの国の人の感覚、人格をオンにするんです。日本人というのを消して。そうじゃないと、いっぱい騙されますから。
*自分の国を愛するのは世界の常識です。カンボジア人は「偉大なるクメールの人々」、スリランカ人は「われはライオンの子供」、ビルマ人は「仏を愛する人々」など、自国、民族の誇りを胸を張って答えます。それからいかに自分の国が素晴らしいかも永遠と語ります。