乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 551
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075583

感想・レビュー・書評

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  • 2017/03/03

  • 乱読、まさに自分にぴったり。「溢れるほどの本の中から自分に合う本を見つけることがそもそも知的労働である」「根を詰めて読むのではなく、風のように読み流せば良い。役に立つ知識はあとからでも必ず蘇る」「メモを取る必要はない。心に刻まれないことは文字に書いても無駄である」「乱読すると駄作を読む失敗を避けられないが、失敗を恐れては良い本に出会えない」

  • 話が二転三転する
    想像とは違った内容だった

    本は買うべき
    書店で買うのと図書館で借りて読むのとは違う
    書店で買うのは自分の意思で選んでる
    図書館は人が選んだ本だからダメ
    みたいな内容で
    書店から選ぶのも図書館から選ぶのも
    数ある中から自分が読みたい本を
    選んで読むのだから同じだと私は思う

  • 生きることは 考えること
    生きることは 読むこと
    生きることは 発見すること
    生きることは 散歩すること
    生きることは とらわれないこと
    生きることは 好奇心そのもの

    「思考の整理学」も
    何遍読み返しても面白い
    本が好きな人は
    輪をかけて面白く
    読めるでしょう
    乱読読みの人は
    とてつもなく面白く
    読みきってしまうことでしょう

  • 至言の宝庫。肩肘張らずに、素直に、気ままに読書を楽しもうという気持ちにさせてくれる。「思考の整理学」の復習的要素も。

  • ○乱読にも「意味」を持てば明るい知的ライフ!その意味を教えてくれる
    セレンディピティとは、
    思いがけないことを発見する能力。とくに科学分野で失敗が思わぬ大発見につながったときに使われる。(p92)とある。
    タイトルにある「乱読のセレンディピティ」とは、乱読することによる思わぬ大発見があること、を指すのだろう。

    ・本は身銭を切って買うべし
    ・何回も読めばなんとなくその本のことが理解できる
    ・ただ本を追随するのではなく、生きる力に結びつくように読むべし
    ・・・などと、読書の仕方を懇切丁寧に、教えてくれている。

    p82では、乱読の意義を語っている。
    そもそも文章を読むうえで「アルファ読み」と「ベーター読み」という種類があり、「アルファ読み」は読む側がある程度知識を持って読んでいる状態。いたって基本的な読み方ではあるが、新たな知識を入れるとすると「ベーター読み」のように知らない言葉でも推測したり読み飛ばしたりする読み方をやらないといけない。
    義務教育などの学校では「アルファ読み」しかやらない。「ベーター読み」をやればいろんな分野の本に好奇心を持って立ち向かうことができるはずだ。

    また、乱読をするうえで最もうってつけなのは新聞だ、とも勇気づけてくれる。

    自分の読書のはじまりは実は新聞だったし、進学校であった高校のときに「わからない単語は類推して読んでみよ」と現代文や古典の授業で言われていたことも、影響しているのかもしれない。
    その点では、高校までに聞きかじりで得ていたことが著されているという点で心強い一冊。読書を人に薦めるときの理論的支柱にしたいと思う。

    ちなみに、思考の整理学と表紙が似せてあるのも面白いポイントである。

  • 珍しいが「乱読」を推奨する本。
    日本の教育では普通「古典」や夏目漱石などの「」名作本を読むことを勧めるが、この本は手あたり次第(というわけでもなかろうが、だいたいそんな感じ)に開いて読んで、心に留まらない場合は途中で投げ出してまた違うものを読むと良いと宣う。
    なんて斬新な読書法!と思うのだが、著者の思惑はそのような読み方を繰り返すことで何かに気付くときがある。それが「セレンディピティ」だというわけ。
    何かの「あるある」みたいだけど確かにそういうことってある、ある。
    対して期待したわけでもなく、時間つぶし程度に思って買った本に「おぉ!」と感銘を覚えたり。そういう時は「これが読書の醍醐味!」なんて偉そうに思ったりするけれど。そういう感覚を「乱読」で手に入れようなんて思ったこともなかったよ。
    「本は好き嫌いせず心のままに読んで楽しもう!」と肩から力が抜ける読後感でした。

  • 乱読、いろいろな人としゃべる、ことで、知識の偶然な出会いが起こる

  •  本を選んで読むのではなくて、乱読、本を選ばずに山のように読み切ることで予想外の幸運な偶然に出会うことがある。という趣旨の本。

     α読書(本の最初から最後まで順番に読み進める一般的な読書)ではなく、β読書(わからないところは飛ばしつつも、一定のスピードで最後まで読み切る)というのは、確かに「本を読む人と読めない人の最大の差」ではあると思う。本を読めない人は、きちんと読まなければならないという思い込みにとらわれている。

     最初は「えー?」と思っていたのだけれども、読み進むうちに「ああ!」ってなり、最後は「乱読しなければ」ってなる。
     ただ、これ、乱読って年に100冊読む基礎が無いと、実行できないんじゃなかろうか。そして、β読書ができない読者層は、この構成だと、1章か2章で脱落するんじゃなかろうかって思わないこともない。
     読書家が、さらなる高みへ進化したいときにどうぞ。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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