乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 550
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075583

感想・レビュー・書評

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  • 本は風のごとく読むのが良い。という言葉がとても気に入った!
    自分の目で選んで買ってきて読むこと。失敗しても意味がある。本が溢れる今の時代、最も面白い読書法は乱読である。読み捨てても決してバカにしてのことではない。
    知的自由人。
    ことばはかたまり。1つにこだわっていては言葉の流れが消えて意味を失う。丁寧に読むつもりが仇になって一層わからなくなることもある。
    やみくもに速いのはいけないが、のろのろしていてはいきた意味を汲み取ることはおぼつかない。
    セレンディピティ 思いがけないことを発見する力。特に科学で失敗が思わぬ大発見につながったとき。
    散歩のような読み方。

  • 全てを否定してくれた。
    そして、全てを肯定してくれた。

    本を読む時、その意味を理解しようと、理解しようと、心のどこかで考えてしまう。
    何か一つに固執したり、執着したりしまう。

    だけど筆者は決してそれをいい行いだとは言わない。
    「乱読」それこそが読書好きの本質なのではないかと語る。

    僕はどちらかというとすでに乱読派の人間だ。
    アップしているのは哲学の本ばかりだけれど、それは今僕の中で『脱・おバカ期間』というだけであり、その期間から「あなたって私に頭ばかり使わせて、一緒にいると疲れるの!」と言わんばかりに、哲学という名の彼を捨て、実家という名の学芸書に帰省中であった。

    最初の書き方から分かる通り。
    本を読むのに束縛はいらない、ルールもない、躍起になって読む必要もない。
    自由に、今、自分が楽しいと思う本を開けばいいのだ。

    この本を読んで頭の中でこんがらがってしまった糸を解いてみてほしい。

    明日からまた違う読書に目覚めている自分がいるはずだ。

  • セレンディピティ。serendipity。思いがけないことを発見する能力。
    それはまさに乱読から生まれる。

    乱読者の私としては、そうそうと頷きながら読む本だった。

    有名な外山滋比古さんだが、履歴を見ると私過去に著書を読んだことなかったみたい。思考の整理学とか有名だよなぁ。

    『ガリバー旅行記』読んでみないとと思ったよね。

    「忘却が活発であれば、知識過多になる心配は少ない。忘却がうまく働かないと、それほど摂取知識が多くなくても、余剰知識がたまって頭の活動を阻害するおそれがある。よく忘れるということは、頭のはたらきを支える大切な作用であると考えるようになった。」

    一時間ほどでさくっと読んだ。

  • あの「思考の整理学」知の巨人外山滋比古先生も90半ばになられ 本などの知識は貯めても毒しかならないのでいい睡眠をとってどんどん忘れてしまえ、いろんな本を読んで専門バカになるなと。 それで理解よろしいのでしょうか?本はとても読みやすいです。

  • 科学者とあたまが引用された章が○

  • 「思考の整理学」の作者。「乱読のすすめ」という内容を1冊まるまる書いているわけでもなく、本と、本との関わり方、読み方、また出会いについてかな、書いてある。一つのことを深堀りするのではなく、私、最近読書や本についてこんな風に考えてるんですけど。。的スタンス文。

    ーセレンディピティ。どこかで聞いた気がしたけど、訳をみたら初めて聞いた言葉。何か歌のタイトルでもあった記憶だが思い出せない。思いがけない幸運を発見する能力。

  • おもしろい。ポイントを一言で説明すると「小説とか専門書だけじゃなく、とにかくいろんな本をサラッと読め」ということなのだが、本質的な部分は「本の家来になってはいけない」というところだろうか。本は読者が読んで始めて完成するものであり、著者と読者の立場は対等(むしろ著者のほうがちょっと下?)であるというスタンス。飄々としたちょっと古めかしさを感じさせる文体で、すらすらと読み進められる。ただ、こうはんはちょっとグダるところもある。しかし、一読の価値はある。

  • 作者の考えを読書という視点で記載したもの。基本的には思考の整理学と変わらないように思われる。忘却すること。重要です。

  • 2017/04/05
    ・散歩はいいぞ
    ・乱読してたほうが、良いもの・見落とされたものを見られるのでは
    ・知識ばか、専門ばかになるよりは、自分で考えるとかしたらいいぞ
    ・雑談するといいぞ
    的な内容。
    やってみたくなる。
    まあ広義の自己啓発本だが、それでも面白いし、得るものはあったかなと。

  • 小説だけではなくて、新書や新聞、雑誌、いろいろよもうー

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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