真夜中の炎 (海外文庫)

  • 扶桑社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075811

作品紹介・あらすじ

気鋭の政治ブロガー、サマー・レディングは、上院議員の不審死を探ろうとその葬儀に出席したところ、
死んだはずのジャック・デルヴォーを見かけて驚いた。
彼は半年前に起きたテロ事件で、家族ごと殺されたはずのセレブ一家の長男。
幼馴染で初恋の人。
大学に入ってやっと恋人になれたものの、当たり前のように捨てられた。
なぜ彼は生きて、いや、死んだことになっているのか。
危険な戦士へと変貌したジャックとの再会を機に、
彼女は巨大な陰謀へと巻き込まれてゆく。
大人気シリーズ新章第四弾!


〈扶桑社ロマンスの
    リサ・マリー・ライス作品〉

『真夜中の男』
『真夜中の誘惑』
『真夜中の天使』
『闇を駆けぬけて』
『明日を追いかけて』
『クリスマス・エンジェル』
『閉ざされた夜の向こうに』
『楽園を見つけたら』
『ヒーローの作り方』
『夜明けを信じて』
『シチリアの獅子に抱かれて』
『真夜中の復讐』
『真夜中の約束』
『真夜中の秘密』
『真夜中の炎』

感想・レビュー・書評

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  • 【ネタバレオチバレ有り】

    ※まずは自分の為におさらい。
    元々の三部作のカップルは区別ついてるんだけど
    その後の四作品のカップルは
    こんがらがっているので整理。

    四作目 真夜中の復讐
     ヒーロー:ジャッコ(モートン・ジャックマン)
     三作目でヒロイン・アレグラの警護に付いていた人
     ヒロイン:ローレン・デア(本名 アン・ローウェル)
     画家。母の再婚相手がマフィアだったせいでトラブルに巻き込まれる。

    五作目 真夜中の約束
     ヒーロー:メタル(ショーン・オブライエン)
     元SEAL衛生兵。
     ヒロイン:フェリシティ・ワード(本名アリョーナ・ダーリン)
     ITの天才。父はロシアの物理学者。
     父がらみで危険に晒される。
     前作ヒロイン・ローレンの逃亡を手助けした人物。

    六作目 真夜中の秘密
     ヒーロー:ジョー・ハリス
     SEAL時代、最後の作戦で瀕死の怪我をし、リハビリしていた。
     ヒロイン:イザベル・ロウトン(本名イザベル・デルヴォー)
     ケネディ家モデルの名門一族の娘で
     大人気料理ブログ主。
     殺戮事件で家族を喪い、その関係でねらわれる。

    -----

    本作のヒーローは前作ヒロインの兄。
    死んでいたと思ったら実はCIAの秘密工作部員で、ホームレスに身をやつしながら生き延びていた。

    一方のヒロインはヒーローの幼なじみ。
    大人気政治ブログ主でもある。

    ライスヒーローとしては珍しい
    「過去にヒロインに手を出すも、すぐに別の女の子に乗り換えた」タイプ。
    個人的にはその点も含めて
    もっとこじれてほしかった。
    最後はあっけなかった。
    ページを敵に割きすぎた感。

    また、メンバーが増えた分、
    元の三部作のヒロイン達の出番が少ないか皆無で、そこも寂しいな。
    特に二作目のクレアとか。
    一作目のスザンヌはちょこちょこ出るんだけどね。
     

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    気鋭の政治ブロガー、サマー・レディングは、上院議員の不審死を探ろうとその葬儀に出席したところ、死んだはずのジャック・デルヴォーを見かけて驚いた。彼は半年前に起きたテロ事件で、家族ごと殺されたはずのセレブ一家の長男。幼馴染で初恋の人。大学に入ってやっと恋人になれたものの、当たり前のように捨てられた。なぜ彼は生きて、いや、死んだことになっているのか。危険な戦士へと変貌したジャックとの再会を機に、彼女は巨大な陰謀へと巻き込まれてゆく。大人気シリーズ新章第四弾!

    イザベルのお兄ちゃんの回でした。
    ああ、そうなのね、という展開だったけれどヒロインがブロガーというのが初設定ね。
    ジャックが「おう」と声をかけたり返事をしたりするんだけど、これってhey?そんなところが気になるし、次も気になるシリーズです。

    Midnight Fire by Losa Marie Rice

  • ライス女史の話は結に当たる部分が短い。いや、もともと結なんてまとめみたいなもんだから短いのかもしれんが9割近く読んだのに、この世界を揺るがすような大事件は解決するのん?と心配になる始末。解決するのはあっという間で毎度のことながら拍子抜け。でもまぁ、それが彼女らしさというか!?(笑)今回のヒーローはあまり好きではないのよね。若気の至りというか下半身で物事考えてた時期にヒロインに酷いことしてるしさ。ところで、FBIのニックには幸せはやってこないのかしら?"Midnight Fire"

  • 女を渡り歩くお坊ちゃんだったジャック(前作イザベルの兄)がヒーローのせいか好感持てない出だしに読みはじめにてこずる。ヒロインは人気ニュースブログの主催ジャーナリストのサマー。
    悪者は中国だが陰謀話が大きくなるばかりで、過去はあれども民間人ばかりがどうするって…、不安なままラストです。
    最後の数ページで陰謀恋愛をハッピーエンドに持って行くので余韻が足りないです。

  • このシリーズ結構好き。
    前作のヒーローの妹の話もよかったけど、今回もよかった。
    気になるのは、野郎どもの〝おう″っていう挨拶。
    男らしさを出すためなのかと思うが、なんか違和感が…。
    ヒーロー元はお坊ちゃんだし…
    CIAで揉まれて言葉遣いも荒くなったの⁉️

  • <ミッドナイトシリーズ>新章第4弾。

    前作で姿を見せた政治ブロガーのサマーがヒロイン。
    そして前作で生きていることが解った、前作ヒロインの兄ジャックがヒーロー。

    いつもなら、出逢って即ベッドイン!的な流れで、あれよあれよという間にヒロインはヒーローのものとなり、手厚く守られ、駆け引きもなしにヒーローのすべてをヒロインは差し出される…のに、今回は少々違った。
    女関係でやんちゃをしていたジャックに、サマーは捨てられた過去があった。
    今までの安定パターン(ヒーローとヒロインが出逢ったら、すぐにカップルになる)がないなら、ミッドナイトシリーズとは言えないんじゃ~!と悶ていたら、やっとくっついた。
    なんだかまどろっこしかった気がするけど、出逢ってからそんな経ってなかった。

    前作から続いてた巨大な陰謀の全容がやっと解った今回。
    あまりに巨大すぎて、読んでるうちに「この残りページ数で解決できるの?」と危ぶんでしまった。
    またヒロインが連れ去られるパターンか?とヒヤヒヤしたが、そんなことにはならなかった。
    しかし、巨大だっただけにあっさりな解決だったような気がしないでもない。

    でも面白かった。
    次巻でミッドナイトシリーズ終わってしまうんだろうか。
    哀しい~…!

  • 気鋭の政治ブロガー、サマー・レディングは、上院議員の不審死を探ろうとその葬儀に出席したところ、死んだはずのジャック・デルヴォーと出くわした。
    彼は半年前に起きたテロ“殺戮事件”で家族ごと殺されたセレブ一家の長男。
    の幼馴染で初恋の人―そして、大学に入って恋人になれたものの当たり前のように捨てられた苦い思い出の相手。
    なぜ彼は生きて、いや、死んだことになっているのか。
    危険な戦士へと変貌したジャックとの再会を機に、サマーは巨大な陰謀へと巻き込まれてゆく―
    シリーズ新章第4弾!

    新シリーズは事件のスケールが国家規模と大きすぎて…軍経験者達がチームで動いてはいるけど、地方の1会社が阻止してるのが違和感-
    ヒロインも凄い影響力を持つ政治ブロガーなんだろうけど、ヒーローと敵のやり方(侵入とか破壊工作)がプロすぎて脇の甘い印象なのが…
    しかし敵は簡単に抹殺指令出しすぎ遂行しすぎ-
    編集者はとばっちりもいいところだよ-
    手段もサリンとかエグすぎる-
    例の宗教団体事件で凶悪な物だとは思ってたけど、この物語内での描写で私の想像していた以上の被害をもたらすんだと知り怖かったです。

    2カ所に人名の誤植アリ
    p.369フェリシティ→サマー
    p.393イザベル→サマー

  • ミッドナイトシリーズ新章4作目。
    通算7作目。
    今回は前回、テロ事件で死んだと思われていたジャック・デルヴォーが主人公。
    実はCIA職員だったという設定で、人気政治ブロガーのサマーとテロ事件と大きな陰謀に迫る。
    *
    今回のヒーローはいつもとちょっと違った。
    昔付き合った事があるって設定も。
    なんだかモヤモヤしつつも、後半の怒涛の展開は相変わらず。
    アメリカ人にとっては、やっぱり9.11のテロは全てを変える出来事だったんだろうなぁと改めて思った。
    *
    訳者の上中京さんによると、次はこのシリーズのカップル2組の後日譚の中編・短編2編みたい。
    上中さんの印象だと作者のリサはこのシリーズのヒーローの中でもジャッコがお気に入りっぽいんだって。
    すごく切ないお話になっていて、これを読んだらジャッコが一番好きになったっていうファンの人が多いんだって、早く日本でも発売になって欲しいなぁ。
    ってか、そのアンケートに私も参加したかった!
    英語が出来ればなぁ〜。
    *
    早く続きを読みたいな。
    待ち遠しいよぉ〜。

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著者プロフィール

Lisa Marie Rice
リサ・マリー・ライス
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞。2014年より〈真夜中〉シリーズを再始動する。

「2023年 『真夜中の抱擁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リサ・マリー・ライスの作品

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