夫のちんぽが入らない(扶桑社単行本版)

著者 :
  • 扶桑社
3.79
  • (180)
  • (271)
  • (193)
  • (50)
  • (13)
本棚登録 : 2594
感想 : 344
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075897

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夫婦のあれこれを楽しく買いてある本かな?と思って購入。
    ぜんぜん…重〜い気持ちになりました。

    夫婦はできればSEXやボディコミュニケーション(寄り添って眠るでも良いし手を繋いで歩くでも)がある方が仲良く暮らしていけると考える私にとって(もちろん、絶対ではないし、違っても仲の良い夫婦はたくさんいると思う)、この夫婦の、『入れる』『入らない』『他の人と』という行為に、とても気持ちが悪くなった。

    精神的な事で入らないのなら、なおのこと、違う形で寄り添える夫婦でいられなかったのか…な。

    けれど、本には表せない、私には分かり得ない、いろんなことがあるんだろうな…

  • 読む前に想像していたより、重かった。辛いことを乗り越えた救いのある話かと勝手に思っていたけど、まだ悩み中なんだなぁと。現実だからこれが事実なんだろうけど、とくに起承転結があるわけではなく、読み終わってもなんだかモヤッとしてしまい、そっか…こんな形で苦しんでる人もいるんだな…と。

  • 世間の評価はかなりいいみたいだけど・・・
    うーん・・・・

    読んでいて納得いかないことばかりで、気持ちが沈む。
    もうちょっと他にやりようがあるでしょうに、なぜダメなほうダメなほうに行くのか。
    夫婦で精神的に病みながらも。
    自虐をただただ読まされている感覚で疲れる。

    肉体的な繋がりがなくても精神的な繋がりが深くなった、みたいなことを書いてあるけど、それも感じられない。
    そう思えるような描写が少ない。
    とにかく全体的にモヤモヤ感が残る。

    唯一、子供のいない夫婦が世間からむけられる目、には共感できたけどね。

  • インパクトのある表題だが、入る入らないよりも作者の
    自己への劣等感などが人生の中で絡み合い
    社会や人への距離感が分からずもがき苦しんでいる
    様子が淡々と自己分析をしながら自伝の様に書かれている。

  • 図書館の蔵書にないけどリクエストするのもタイトルが恥ずかしいなぁ…と躊躇してたら、いつの間に購入されたのか検索にひっかかるようになったので予約して借用、借りる時もさぞかし恥ずかしいだろうと思ったら、白地に銀文字がほとんど目立たなくて助かった。
    読み始めるや、おもしろくて仰天した。喪女の描き方があまりにも秀逸で、急展開でぐいぐい読ませる。所々に出てくるなんとも絶妙な例えもいい。著者はきっと頭いい人なんだろうな、と楽しく読ませていただいたけど、主人公がなんだかんだ言って病院に行かないのも不倫を繰り返すのも共感できず、生徒達に半端なくいじめられたり大病をしたり子供を諦めたりといった話の暗さと救いのなさにやられ、それでも夫婦でいる2人になんだか薄気味悪くなってしまった。
    文章はすごく面白いのに、内容が読んでて愉快な作品ではなかった。残念。

  • 前半はポップな描写もあり、「入らない」事について悩む主人公を描く。
    ただ、中盤以降はタイトルのキャッチーさからは想像もできない、壮絶な闇が。
    教師としての悩み・苦悩に、時折「ちんぽが入らない問題」。
    読んでて苦しくなるお話しだとは思わなかった。

  • うぅむ。残念。
    何が残念って、こんなにインパクトのあるタイトルで気合入れて借りたのに、主題は夫のちんぽが入らないことではなく(もしかしたらそれが遠因なのかもしれないけど)その他の病。
    もっと繋がる以外の絆を築いた実録的なものかと期待してしまった。

  • ちょっといまの自分にはしんどかった。

  • タイトルの事もそうだけど、色々な困難に見舞われ、未だ戦っておられる。だけど、良いパートナーと出会い、ある意味では幸せだなぁと思う。既成概念や固定観念などでは想像出来ない事が世の中には溢れているということを、最近よく感じるようになりました。

  • 結構バズった本ですが、正直ジャケ買いで失敗した気分。不幸な境遇は察するけど、面倒臭い人だなと2〜3歩引いた目線になってしまった。ただただ、末永くお元気でと願うだけです。

著者プロフィール

主婦。ブログ『塩で揉む』が人気。同人誌即売会「文学フリマ」に参加し、『なし水』に寄稿した短編を加筆修正した私小説『夫のちんぽが入らない』で2017年にデビュー。翌年には2作目となる著書『ここは、おしまいの地』を上梓した。現在、『クイック・ジャパン』『週刊SPA!』で連載中。

「2020年 『夫のちんぽが入らない(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

こだまの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
宮下奈都
サンキュータツオ
又吉 直樹
村田 沙耶香
米澤 穂信
エラ・フランシス...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×