世界と日本がわかる 最強の世界史 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594076405

作品紹介・あらすじ

●内容紹介
日本人が知るべき世界の常識とは何か。そして、日本は世界の歴史をどう理解すべきなのか。
本書は、現代社会に影響を与えている出来事に焦点をあて、同時に世界に影響を与えた「日本」の視点も加味した、骨太の世界史概観。

激変する世界を理解するために、戦略的なアプローチで歴史を語るベストセラー作家による渾身の1冊。
「これまで私は、日本、中国、韓国、フランス、アメリカの通史を書いてきて、それなりに評価をいただいてきました。また、『世界の王室』『領土の世界史』『国名の起源』とい
った分野別の歴史も書いています。そして、その集大成として本書を世に問いたいと思います」
本書「はじめに」より。

           *

<本書での著者の主張>
〇ヨーロッパ人だけでなく日本人にもギリシャは心の故郷
〇ISの支配地から世界の文明は生まれた
〇始皇帝から学んだフランス革命と明治維新
〇ローマ帝国はなぜキリスト教を受け入れたか
〇仏教の伝来が日本を文明化したわけ
〇ポルトガルが世界をひとつにした
〇ウェストファリア条約から国際法が誕生
〇アフリカからの奴隷輸出の惨劇
〇大久保利通たちを魅了したビスマルク
〇世界を救った明治維新と高度成長
〇日本の主張を教えない歴史は無価値だ
〇ゾルゲ事件が第二次世界大戦の勝敗を決めた
〇現代中国語の多くは日本語からの外来語
〇トランプを大統領にした歴史の必然
〇後進国中国の覇権は世界を闇にする

           *

<目次>
【第一章】人類・神話・民族
【第二章】ローマ・ペルシャ・秦漢帝国
【第三章】仏教・キリスト教・イスラム教
【第四章】民族移動・宗教政治・商人の活躍
【第五章】成吉思汗・ルネサンス・オスマン帝国
【第六章】大航海時代・アメリカ・宗教改革
【第七章】ウェストファリア体制・絶対王制・大清帝国
【第八章】アメリカ独立・フランス革命・大英帝国
【第九章】世界大戦・社会主義・ファシズム
【第十章】国家独立・市場経済・グローバリズム

感想・レビュー・書評

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  • 良くまとまっているが、
    後付けの人物評価とか大衆を小ばかにする姿勢とか、西洋のエリート史観というべき内容と思われる
    まあ欧米人のエリートがどう歴史を見てるかはわかるが
    結局歴史的事項に寸評してるだけに見えてしまう

    ちなみにp299 1-2行目は間違いか?

  • 八幡和郎が書く世界史。

    わかりやすいかった反面、特に新規性はなく。
    知らなかったエピソードなどはあったが。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/world_history_yawata.html【書評】『世界と日本がわかる 最強の世界史』 : なおきのブログ

    <目次>
    はじめに
    第一章 人類・神話・民族
    第二章 ローマ・ペルシャ・秦漢帝国
    第三章 仏教・キリスト教・イスラム教
    第四章 民族移動・宗教政治・商人の活躍
    第五章 成吉思汗・ルネサンス・オスマン帝国
    第六章 大航海時代・アメリカ・宗教改革
    第七章 ウェストファリア体制・絶対王制・大清帝国
    第八章 アメリカ独立・フランス革命・大英帝国
    第九章 世界大戦・社会主義・ファシズム
    第十章 国家独立・市場経済・グローバリズム
    あとがき

    2017.02.12 上石神井 オリオン書房で見つける。
    2017.05.15 読了

  • 常々考えていたこと。
    「日本の歴史を知るには世界史を理解する必要がある」
    「世界の中での日本の立ち位置を知らないと、ホントのところが見えてこない」

    その思いを胸にこの本を読み始めました。
    結果、日本と世界の国々との関係だけでなく、それぞれの国の思惑もわかりやすく書かれていたのでとっても勉強になりました。ただ、電子書籍で購入していたのでいつでも読めると油断し、途中で中断していた上、中断前部分を復習しきれず読み進めてしまったのでずいぶん内容を忘れてしまったようです。

    復習しつつ、自分用の歴史ノートに補足を記入しておこうと思います。

    ひとつめっちゃ納得だったのが
    「ヨーロッパにとっては第一次世界大戦のほうが第二次よりも重要」
    たしかに世界史を学んだ時にがっつりそんな空気を感じました。これは日本史しかやってなかったら見落としがちな視点なので、知ることができてよかった。

  • ヨーロッパのところが分かりやすく面白かった。

  • 日本人が知るべき世界の常識とは何か。そして、日本は世界の歴史をどう理解すべきなのか。激変する世界を理解するために、戦略的なアプローチで歴史を語る。

    第1章 人類・神話・民族
    第2章 ローマ・ペルシャ・秦漢帝国
    第3章 仏教・キリスト教・イスラム教
    第4章 民族移動・宗教政治・商人の活躍
    第5章 成吉思汗・ルネサンス・オスマン帝国
    第6章 大航海時代・アメリカ・宗教改革
    第7章 ウェストファリア体制・絶対王制・大清帝国
    第8章 アメリカ独立・フランス革命・大英帝国
    第9章 世界大戦・社会主義・ファシズム
    第10章 国家独立・市場経済・グローバリズム

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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