チュベローズで待ってる AGE22

  • 扶桑社
3.61
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本棚登録 : 390
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594078102

作品紹介・あらすじ

2015年秋、僕はホストにスカウトされた――。
歌舞伎町の夜に交わる男と女のミステリー巨編

現役アイドルにして、小説家。唯一無二の肩書を持つ加藤シゲアキが満を持して放つ
上下巻500ページの大長編が緊急発売!

【あらすじ】
「ホスト、やるやんな?」
就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太の前に現れた、関西弁のホスト・雫。
翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。
人並み外れた磁力を持つ雫、新入りなのに続々と指名をモノにしている同僚の亜夢、ホストたちから「パパ」と呼ばれる異形のオーナー・水谷。そして光太に深い関心を寄せるアラフォーの女性客・美津子。ひとときも同じ形を留めない人間関係のうねりに翻弄される光太を、思いがけない悲劇が襲う――。

感想・レビュー・書評

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  • 加藤シゲアキ氏による新作。
    新宿歌舞伎町を舞台にしているのであの界隈のシーンを見ていると良く街中再現されてるなあ(新大久保近辺とか)と思う。あと読み進めていて彼がアイドルであることを素直に忘れていた。本の中にするりと入って文字を追いかけている最中は加藤シゲアキが書いていることを忘れられる小説でした。できれば連ドラでやって欲しい。エグいとこも含めて。

  • 久しぶりのエンタメど真ん中をいく物語。テンポも文章量もちょうど良く、ドラマを見ているように頭に映像を浮かべながら読み進められた。

  • 「知ってる? レモンひとつにはレモン四つ分のビタミンCが含まれるんだって」
    「意味わからないんだけど」
    「よくあるじゃん、『◯◯にはおよそレモンいくつ分のビタミンCが含まれてます』っていう栄養量の言い方。その基準でいくと、レモンひとつにはレモン四つ分のビタミンCが含まれてるんだって」
    「じゃあ、基準が間違ってるってこと?」
    「基準は果肉のみの計算で、果実全部だとそうなるってことらしいよ」
    「なんたる矛盾。世界はかくも矛盾に溢れているのか」

    『彼女の生きた四十年が、僕の皮膚を通って血に溶け、身体に吸収されていく。僕の中の美津子のにおいは増していき、やがて身体を支配していく。』

    『ゆっくり回転するその立体構造は僕たちの過去と未来を繋ぎ、結合し、そうして僕らはひとつの物質となっていく。網のように編まれた僕らはとても長く、果てしない。』

  • 家庭環境を言い訳にしつつ、就職浪人を選択した彼、新宿のホストにスカウトされ、生活のためにと自分を納得させ、続けていく。
    そんなお店にやってきた彼女、就活中に手応えを感じつつ、なぜか落とされたゲーム会社で面接をしていた彼女は、彼を覚えていた。
    彼女の目的は何か?
    ホストという独特の世界で、生き始めた彼、彼女の無償の愛に溺れ始める彼、この世界から抜け出すために必要なことは・・・。

  • 確実に筆力が上がっている。
    作品を出す毎に上がっていると思う。

    p.207 涙は雨に流され、むせぶ声は雨音にかき消された。足元にできた水たまりが僕を飲み込んでいくようだった。

  • 就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太の前に現れたホスト雫。翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。

    主人公や周りの人たちがどうなってくのか気になって一気読み。
    ミステリーという触れ込みもあるようだが、ミステリー要素はなく文学だった。
    (図書館)

  • チュベローズって?タイトルが気になり読んでみた。分厚さの割にすぐ読めた。後半はage32ということだが、主人公がどのような立場にいるのか気になるし早く読みたくなる。
    ホストという仕事柄、仕事とプライベート、どこまで割り切って付き合うことができるか。主人公の葛藤がうまく描かれていたと思う。官能的な表現もカトシゲさん上手いなぁと感じた。

  • 就活に失敗した主人公の青年は、ひょんなきっかけでホストのアルバイトをすることに。
    そこから物語は始まっていくのだが…

    とても読みやすく、早いペースで読めた。

    後編に続くみたいなので、とりあえず星3つ。

  • 就職活動で全落ちしてしまった大学生が、ホストのスカウトをされてトップを目指していく。
    緊張感とどうなっちゃうんだろう?と読み進めていく。携帯小説を読んでいるような感覚。

  • 読みやすい文章で、一気に読んでしまいました。

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著者プロフィール

加藤シゲアキ(かとう しげあき)
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。同作は16年に映画化され、大ヒットした。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』(以上、渋谷サーガ3部作)と年1作のペースで執筆を続ける。最新刊は『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』。NEWSのメンバーとして芸能界でも活躍の場を広げ、近年はドラマやバラエティ、情報番組などに出演し、アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

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