感想・レビュー・書評

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  • エッセイが上手な方ばかりで

    これこそ 贈り物のようなエッセイ集です



    その上 常々 贈り物を苦手とする私

    あたたかな気持ちをそっと

    さり気なく送り合うエッセイに

    ほぉとため息が出ます



    ドアのノブに ちょっとした贈り物をかけたり

    手土産で一番うれしいもの

    おすそ分けのことを

    お福分けともいいますけど

    こういう贈り物だよなぁ なんて

  • 物を贈るとき、贈られるとき、作家さんはどうしてるのか、どんな気持ちなのか。それぞれの個性性格が見えて楽しいです。

  • 図書館より。

    エッセイなのか、物語なのか。
    でも、ほんの少しでも、相手を思って贈るって素敵。

    さらりと読了。

  • 「贈り物」がテーマの、胸が温まるアンソロジー。エッセイ、マンガ、ショートストーリーと様々で、色々な味のお菓子をつまむような感覚で楽しめた。登場する食べ物がことごとくおいしそうで!その一部が「おいしいものリスト」として巻末に紹介されているのも嬉しい気づかい。
    贈り物はもらうのもあげるのも楽しい。と同時に、選ぶ難しさ・もらう難しさを感じることもある。プラスの感情のみならず、そんなちょっぴりマイナスな感情もユーモラスに描かれていて、「ああそれ…わかるわかる」と共感しまくりでした。
    決して物だけのやりとりだけではない「贈り物」、そういう意味で一番印象的だったのは、ペットへの思いが綴られた、乾ルカさんの「天使の名前の犬のこと」だ。乾さんは初読みでしたが、ぐっとくる文章を書かれる方だなと思った。
    なんだかこの本こそが素敵な「贈り物」って感じがした。あえて包装しなくても、このカバー自体がラッピングっぽいもの(老舗菓子店のパッケージのような装丁でとても素敵)。著者の方々の気持ち、しっかり受けとめました。

  • 贈りものには福がある。愛しくて、可笑しくて、ちょっと切ない、ちいさな贈りものがたり。朝吹真理子、彩瀬まる、いしいしんじ、今日マチ子ら16人の書き下ろしエッセイ&コミック&ショートストーリーを収録。

    佐藤ジュンコさんが書いていると聞いたので図書館で借りた。
    どの話も,うんうん,うなずきながら読みました。
    嬉しいし,難しいし,でも,好きです,贈り物・・・。

  • 贈り物をする時、いただいた時、折に触れて読み返すようにその贈り物に込められた思いを確認したい。一気読みしてはいけない本。

  • 「贈りもの」をテーマにしたエッセイ集だ。さまざまな作家や文筆家が寄稿していて、「贈りもの、大好き」という人と「苦手で苦手で・・・」という人にぱっきり分かれるのが面白い。

    誰もが、「負担にならないちょうどいいレベルのものでかつ素敵なもの」が「ほんのきもち」のいい贈りもの、と考えているようなのも興味深かった。そんなに大多数共通で目指す理想がありながら、苦心惨憺するのが贈りものというものらしい。

    贈った相手からの自分の評価を気にしてしまうからうまく選べない、というようなことを文月悠光さんという作家が書いていて、ああ、そうだよなぁと思う。相手のために贈っていながら自分のことが念頭にあるのではそもそも構えてしまって難しいのだ。

    そんな中、読者から届いた一通の手紙に込められた贈りもの、をテーマにした鹿子裕文さんの実話らしき話が印象に残った。
    その贈りものは自分の評価など気にせず、ただ相手のために差し出されたものだから、受け取った時にはっとするのだろう。

    ふたりとも残念ながら著作を読んだことは無く、今回初めて知ったお名前なんだけれど、こういうアンソロジーのような体裁の本を読むと思わぬ出会いがあるのが面白いな。

  • 贈り物って贈られる側より贈る側の方が楽しかったりする。何にしようかあれこれ考えたり、どんな反応をされるかドキドキしたり。結局は食べものが一番かもしれないなあ。ちなみに、贈る側の気持ちや想いは必ず透けて見えるもの。安易に適当に贈られるのは迷惑なのでダメです。

  • 「ほんの気持ち お福分け」と、私の世代は、ちょっとした贈り物に、その嬉しさを、他の人にも嬉しさを込めて、プレゼントしたい気になる。

    この本は、16人の作者が、贈り物について、書かれている。
    エッセーあり、漫画あり、楽しめる。

    その中でも、木皿泉氏の「ダンナの祖母がくれたもの」が、凄く印象深かった。
    本当に、手渡されたり、送られたわけでない お墓参りの途中の自動販売機からの「当たり」で、蚊よけのリストバンド!
    作者が、優しい方なのだろう。
    それを、自分の徳と、考えずに、墓参りしに来た
    ご主人の祖母からの贈り物としてと、考える所が、素敵である。
    そして、その気持ちは、人を本気で心配する気持ちを含んでいると・・・・
    なぜかほんのりとしてしまった。

    「ほんの一椀」の作者 坂本司氏のもなかのお味噌汁も、気になってしまった。
    今の新型コロナウイルス肺炎騒ぎでないけれど、正月過ぎに 風邪をひいて 39度の熱をだし、食事を作るのも食べるのも、億劫であった私に、遠くにいる娘が、それを知って、フレーズドライの具だくさんの味噌汁を、早速送ってくれた。
    仕事、子育てで、大変なのに、その即行動と、機転の利いた贈り物に、感謝と、嬉しさで、胸が一杯になった。
    気持ちの入った贈り物(送り物)、気遣いの出来る娘の思いやりに、わが心は、春の暖かさになり、病気で弱くなった気持ちを和らげてくれた。

    「天使の名前の犬のこと」の作者 乾ルカ氏の犬のガブリエルについて、動物が、人に与える愛情の贈り物。
    小型犬が、飼い主を困らせたり、手を焼かせたり、心配させたりとしたけど、皆を笑わせたり、なごませたり、楽しい時間を与えてくれた14年間。
    形ではない贈り物。
    「悲しみの深さは幸せの証」・・・という言葉もとても心に響いた一言である。

  • すこしばかり。心ばかり。
    相手にも自分にも重すぎないように。
    難しいけれど、いただいたときの沢山の嬉しいを知ると自分もしてみたくなる。
    義務にならない優しさの応酬でありますように。

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著者プロフィール

2009年「流跡」でデビュー。2010年同作で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年「きことわ」で第144回芥川賞を受賞。その他の作品に、小説『TIMELESS』などがある。

「2021年 『だいちょうことばめぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朝吹真理子の作品

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