感想・レビュー・書評

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  • 「贈り物」に関するいろんな作家さんの素敵なエッセイ集。
    ほんのり温かくなる優しいお話が詰まってます。
    贈り物の参考書にしても、ただ読みものとして楽しんでもいいと思います。
    それにしても当たり前やけどみなさん文章が上手いなぁ。こんな文章書けたらいいなぁ。

  • 贈り物にまつわるエッセイやショートストーリー、コミック。

    作者は
    小説家、いしいしんじや坂木司。
    脚本家、木皿泉。
    書店員、佐藤ジュンコなどなど16名。

    一つの作者につき2.3ページで読みやすい。

    おすそ分けはお福分け。
    贈り物をするとき、その人に思いを馳せ、そこには様々な優しさが生まれる。

    読むたびに温かさや驚き、人の繋がりの素晴らしさを再確認できる。

    木皿泉さんの亡くなったお祖母さんからの贈り物の話は、祈るような話で好きだった。
    贈られた人は違う人へ優しさを分けたくなる。そんな気持ちも描かれていて。

    様々な実際のお土産が出てくるのも楽しい。巻末にはそのリストが。お取り寄せしたくなる。

    文月悠光さんの贈り物コンプレックスの話は、贈り物を選ぶ難しさや、渡すタイミング、色々考えてしまい、辛くなる気持ちが書かれていて、これも共感。

    乾ルカさんの犬の物語は、最後にふさわしく胸を温めてくれた。

    贈り物の形は千差万別。
    目に見えない贈り物もある。
    受け取る側と渡す側の化学反応で贈り物の思い出も変わっていく。
    奥深さを知る。
    そして、贈り物(とくにさりげないもの)、というより、人を想う時間を大切にしたいなと思った。

著者プロフィール

朝吹 真理子(あさぶき まりこ)
1984年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻前期博士課程修了。「流跡」でBunkamuraドゥマゴ文学賞を史上最年少で受賞。「きことわ」で芥川賞受賞。

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