- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594079833
作品紹介・あらすじ
第6回「料理レシピ本大賞2019」特別選考委員賞!
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2018 エッセイ・ノンフィクションランキング第1位! !
書き下ろし短編も!
本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』の著者がおくる食エッセイ
「毎月一回食べもののことを書く。食べることと書くことが、拠りどころだった気がする。」(「まえがき」より)
月刊誌『ESSE』の人気連載が、待望の書籍化!
北海道のトムラウシに1年間移住したり、本屋大賞を受賞したり……。さまざまな変化があった6年半の月日を、「食」をとおして温かく描き出す。
ふっと笑えて、ちょっと泣けて、最後にはおなかが空く。やさしく背中を押してくれるエッセイ78編に、書き下ろし短編1編を収録。全編イラストつき
感想・レビュー・書評
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食がテーマのエッセイ集。テーマごとにまとめてあるので、時系列がいったりきたりするが、そんなこと言ったら野暮。毎編、いろいろなところに連れて行ってくれる。食の好みがズバン! と変わるのわかるなぁ。給食でどうしても食べられなかったメニューや、抜群に美味しかった鳥取砂丘で朝日を見ながら食べた○○のカップ麺を思い出した。
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これは料理の話ではない。家族について、暮らしについての話だと思います。
料理のエッセイ集のはずなのに、どうしてこんなに泣いてしまったのか。少なくとも表面上はことさらに感動的な話というわけでもないのに、なぜか涙が出るのを我慢できなくなってしまって、読んでいたカフェから逃げるように出てしまった。何にどう感動したのか、うまく説明できないのがもどかしい。たぶん、料理を通して見えてくる家族への愛情とか、人生観とか、そういうものに魅せられてしまったのだと思う。
小説での料理の位置づけを語る言葉として、「どんなときもおいしそうな料理しか出てこなかったら、それはおかしい」という一文がある。小説における料理は、その時々の登場人物の心情を表現する装置である、と。本書でもまさにそのとおりで、おいしそうな料理よりも、幸せそうな料理、楽しそうな料理、嬉しそうな料理が多かったように思う。料理を通して描かれた、筆者や家族のエピソードがどれもみんな愛おしい。料理がテーマのエッセイ集だけど、一番強く印象に残っているのは、料理そのものではない。
登場する料理を食べてみたくなるというよりも、むしろ、こんな家族を持ってみたい、こんな生活を送ってみたいと思わせてくれる、そんなエッセイ集。
ぜひとも多くの人に読んでほしいと思う。
(NetGalleyで読了、その後購入して再読) -
雑誌ESSEに連載されていた食べ物中心のエッセイ。
宮下さんが家族のために毎日丁寧に食事を用意されている様子が垣間見れる。
食事を作りながらの子育てや、ご自身の思い出の食べ物のことなど楽しく読ませてもらった。
美味しいものは家族と食べたいという宮下さんのお気持ちがなんか嬉しい。 -
宮下奈都さんのエッセイを読むといつも、こんな人になりたい、と思う。子どもの力を信じて、温かく見守っている姿勢が好き。旦那さんとのバレンタインのチョコやスイカの種エピソードも可愛いくて、仲が良いんだなぁ、とほんわかした。宮下奈都さん、ほんと憧れる。なんて素敵なんだろう。読んだら幸せになれるこのエッセイもまた読み返したい。
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美味しいものは好きだけれど、
(そもそも美味しいものが嫌いという人はいないだろうが・・・)高価な食材をふんだんに使った料理や、
予約のとれない高級レストランに出かけて食べるような料理はそんなに食指が動かない。
食べ歩きにも興味がない。
この本の中には、そんな私でも『食べてみたい!』と思う料理が続々と登場してくるのでした。
(すでにアップルクーヘンとひじきのマリネは試作済み)
宮下さんが家族のために作ってきた料理が、とても温かくて美味しそうなのは、その中に愛おしい家族への思いと大切な思い出がぎゅっと詰まっているから。
いいな。。。♪私もそんな気持ちで今日は大鍋いっぱいにコトコトとスープを煮込もう。 -
装丁、イラストが宮下さんの文章のあたたかみのある柔らかさにマッチしていて、一冊の本として◎。
『クリームパン』『スープを煮込む』が好き。
あたたかく、優しい(優しすぎるともおもう)お話がほとんどなので、少しばかり切なさがエッセンスとしてある話が凄く良い。 -
大好きな本です。エッセイですが、この本で宮下さんのファンになりました。
食べ物を通して家族との関係を描いていて、癒される話が多いです。いわゆる丁寧な暮らし、なんですが全く嫌味なく読んでいて心地よいです。
自分が生きている中で感じていて、何か言い表せない優しい気持ちを言葉に表現できたんだ、という驚きを持ちました。
著者プロフィール
宮下奈都の作品






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