『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594081652

作品紹介・あらすじ

日本で400万部、全世界で累計2800万部突破、Amazon史上最大の
大ベストセラー『チーズはどこへ消えた』待望の続編登場。

アメリカ・ビジネス界のカリスマが、死を前に書き記した傑作!
世界中の老若男女、誰もが“幸せになれる"、最後のメッセージ!


●うまくいかないのは自分の努力が足りないからだ
●過去の成功例に則ったほうが結局うまくいくと思う
●わかっていても、なかなか次の一歩を踏み出せない
●今までのやり方を変えることに怖さがある
●培ってきた信念を曲げたら自分を捨てるのと同じだ

―あなたは常日頃、そんなことを考えていませんか?―

訪れた変化のとき。でもそう簡単には変われない…
これは、そんな「あなた」のための物語です。

感想・レビュー・書評

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  • ◆◇━━━━━━━━━━━━
    1.この本を選んだ目的 
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・月に1冊ぐらいしか本を購入していないですが、ブクログの機能ですすめられて購入しましたww
    「チーズはどこへ消えた?」の感想を書いて、その後に「ヘムのその後、、、」なんて見出しに会うと、それは、買っちゃいますよね ∩(>◡<*)∩

     
    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    2.概要
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・本書は、あなたがその道に踏み出し、変化に適応し、かつあなたの運命をも変えるためのツールを与えてくれるものです。※冒頭引用
    ・ステーションCに残ったヘムの物語。新たに小人のホープと出会います。
    ・スペンサージョンソンさんの遺作であり、この作品を読めば、今の自分のダメな思考を変えて、新たな一歩に対して全力を出したくなる、そんな作品です。


    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    3.感想
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・面白かったよ。ステーションCに残ったヘムの悲惨な末路だと思っていたら、全くそんなことはなく、明るい未来を思い描くことができる作品でした (⁎•ᴗ‹。)イイネ

    ・やっぱり、立ち止まっていては、人生楽しくないですね。ぼ〜っとする時間とか、だら〜っとする時間はあってもいいですけど、ず〜っと、そのままではもったいないですね。

    ・成功とはなんなのか、自分にとってチーズは何か?
    私はこれがハッキリしていないです。つまり、人生における信念みたいなものが、はっきりしていないんですね。
    人生の半ばを過ぎた今になって、ようやくチーズが見えきた気がします。モヤっとした、そんな状態に、背中を押してくれるような、そんな作品に感じました。

    ・いろいろ学びを継続することで、自分にとってのチーズやりんごを手にする確率が高まると思っています。ですが、フレームワークを知らなくても、知識が人より少なくても、想像力や、大切なことへ意識をすることで、チーズを手にすることができると思っています。なにより大切なことは、この本の中にあるようなことだと感じました。

    今作ではヘムが壁に想いを書き綴っていきます。これ、いいなと、思いました。その時のやる気とか、辛さとか、感謝とか、書いていくのは面白そうなので、自分もやっていこうと思います。さすがに壁には書けないので、ノートに書いていこうかと思います。


    ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━
    4.具体的にどのような点を学習したか?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
    ・りんごを知らないヘムが、初めてリンゴを見た時に口にした言葉

    「何か知らないけど、こんなもの食べられない。食べるのはチーズだけだ」

    このセリフを聞いた時は、バカだなヘムは…と思ってしまったけど、実際は似たようなことは多く存在するのかもしれないです。

    学びの場において、なんでそんなことに気がつかなかったのかと思わされることは多々あります。仕事においても、細かい点だけでなく、大きな観点でも違う視点を持てなかった経験をしています。今の世の中は多くのことが明らかにされているけど、その中にも、まだまだ見落としているものは多くあるのかもしれないです。

    そんなふうに見落としてしまうのは、自分の意識の持ち方や、考え方が大きく影響していることは十分に理解しています。認知バイアスの問題や、周りの人の影響もあります。そのことをこの本を通して、再認識できました。

    ・「信念とは、自分が真実だと信じる考えのことである。」
    私は、信念に対しての意識が弱いかな。もっと自分の考えをしっかりと捉えなければいけないことを学びました。


    ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━
    5.具体的にどのような行動をするか?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
    ・自分の考えが、自分を向上させる信念となっているか、それとも向上を妨げる信念になっているか、それを意識すること。そして、自分の信念が、向上を妨げるものになっているのであれば、新しい信念を選びとること。

    ・歳とともに、己の限界を意識することが増えてきました。もう自分にはできないのではないかと、今までにはなかった感情がちょくちょく頭をよぎるようになりました。
    それは事実である部分もあるんだろうけど、もう少し、もっと先へ行けるのではないかと、その先にあるチーズや、りんごを探してみたいと思いました。

    ・成長することを喜びに感じるから、新たな一歩を積極的に選択する。ただ、これからは、それだけではダメなので、新たな一歩が踏み出せない人に、手を差し伸べられるようにならなければならない。

  • 「チーズはどこに消えた?」の続編です。
    前作で取り残されたというか、出遅れたヘムのその後の物語。
    ヘムの煮えきれなさにイラッとすることがありましたが、最後は自分で気づき行動変容を起こすというもの。
    読みやすくわかりやすい作品でした^_^

  • 前作よりもより納得感のある内容でした。
    文体も頁数も適度で読みやすく、人に勧めやすい一冊。

  • 献本でプルーフ版(見本)いただきました。ブクログさん、扶桑社さん、ありがとうございます。

    前作のチーズはどこへ消えた?はまだ読んでいないので、本作のみの感想です。

    表紙に人生寓話とある通り、絵本のようにシンプルな自己啓発書。こういうの結構好きかもしれない。

    前作で変化に対応しようとせずにその場に留まったヘムの話。まぁタイトル通りなのですが、小人のホープ(希望)と出会い、変化に適応することを拒みながらもひとつづつ変化を理解して、世界の全てであると思っていた迷路から広い世界へでていくお話。

    固定観念にとらわれなければ世界は無限に広がっていく…そんな夢と希望のある寓話でした。

    個人的には人生には変化も必要だが、変わらないで自分を見つめたり、休息したりする時も必要だと思っているので、変化が必要なときは適応して、同じことを繰り返し、とどまる時はとどまる。その判断ができるようになることを目指したいです。変化に適応しようとしたときにまた読もうと思います。

    石だと思っていたリンゴが食べ物だった。その鮮やかな驚きが印象的なお話しでした。

  • 【感想】
    要するに、この本で訴求しているテーマを一言で言うなら、それは「柔軟性」なのではないでしょうか。
    本を読んだだけだと、「登場人物のヘムって本当に頑固で融通や機転のきかないダメな奴だなぁ」と思ってしまう。
    だが、他人目線で見てそう思うだけで、実際の自分はどうなんだろう?
    自分自身こういった「頑固で融通・機転がきかない」一面を持っているなと、ハっとさせられた。

    大切なのは、変化を厭わない事。
    そして、「変わろう」とチャレンジすること、模索をすることなんだろう。
    今までの環境を変える事は誰だって嫌だが、そうしなくちゃいけない局面は確かに存在する。

    文句が先に出てしまいがちな今日この頃。
    「固定概念」や「日常」という迷路から抜け出す努力を、個人的にも行なってみよう。
    変化をする事が正しく、今に留まるのが誤りだと一概には言えない。
    だけど、凝り固まった考えに縛られすぎず、より良い生活を目指す際に生じる脱皮(バージョンアップ)は決して厭わないようにしよう。

    ちょっぴり幼稚で内容も薄く、そしてアメリカン自己啓発チックな内容だったが、子どもが出来たら一度読み聞かせてあげたい1冊でした。
    (ただ、何歳の子供向けの内容だ?笑)


    【内容まとめ】
    1.本書は、あなたがその道に踏み出し、変化に適応し、かつあなたの運命をも変えるためのツールを与えてくれるものです。

    2.ヘム。物事は変わることがあるし、決して元には戻らない。
    この事態もそうじゃないかな?人生は進んで行く。ぼくらも進まなくてはならない。
    ヘムはその新しいチーズを好きになれそうになかった。いつも食べていたチーズではなかったから。
    いつものチーズに戻ってきてほしかった。

    3.「従来どおりの考え方をしていては、新しいチーズはみつからない」

    4.「以前の状態に戻れたらいいのにと思っただけだよ」
    「わかってる。でもね、そう思っても何にもならないんじゃないの?」
    「昔どおりには戻らないと思う。これが私の考え方よ。もしかしたら、前より良くなるかもしれないわ」

    5.信念とは、「自分が真実だ」と信じる考えのことである。そして、古い信念はあなたを囚人にしかねない。
    あなたは考えを変えることができる。新しい信念を選び取ることができる。

    7.人々は、物事はこの先もこれまで通りに続くと信じている。だが、そんなことはない。
    トラブルに巻き込まれるのは、あなたが知らないことのためではない。間違っていることを事実と思い込んでいるためである。

    8.どんな信念でもテストしてみる価値がある。
    カギとなるのは、自分の信念に気づき、それをテストすることだ。
    必ずしも捨て去る必要はない。


    【引用】
    アインシュタイン
    「想像力は知識よりも大事だ。知識には限りがある。想像力は万物を包み込む。」

    本書は、あなたがその道に踏み出し、変化に適応し、かつあなたの運命をも変えるためのツールを与えてくれるものです。


    p15
    「ねえ、ヘム。物事は変わることがあるし、決して元には戻らない。この事態もそうじゃないかな?人生は進んで行く。ぼくらも進まなくてはならない。」

    数日後、ホーは再びチーズ・ステーションにやってきた。新しいチーズのかけらをいくつか持ってきて、ヘムに分け与えた。

    しかし、ヘムはその新しいチーズを好きになれそうになかった。いつも食べていたチーズではなかったから。
    いつものチーズに戻ってきてほしかった。

    今なお毎日、チーズが現れるのではないかと思い、そうならないことが信じられなかった。
    自分の居場所を堅持し、ずっと待っていれば事態は好転すると確信していた。
    しかし、そうはならなかった。


    p36
    「従来どおりの考え方をしていては、新しいチーズはみつからない」



    p41
    ヘムはホーが恋しかった。
    「以前の状態に戻れたらいいのにと思っただけだよ」
    ホープは隣に腰を下ろし、同じように壁にもたれた。
    「わかってる。でもね、そう思っても何にもならないんじゃないの?」
    「昔どおりには戻らないと思う。これが私の考え方よ。もしかしたら、前より良くなるかもしれないわ」

    「これまで以上に頑張ろうという方針でやってきたけど、うまくいってないわよね。方針を変える必要があるんじゃないかしら?」
    「私たち、新しい考え方を試してみたらどうかしら?」


    p46
    ・信念とは、「自分が真実だ」と信じる考えのことである。そして、古い信念はあなたを囚人にしかねない。


    p52
    ・あなたは考えを変えることができる。新しい信念を選び取ることができる。
    以前は、自分の考えを変えるのが嫌だった。
    何か脅されているように感じたからだ。また、その信念によって自分が創られていたと思っていた。
    しかし、今はそうではないとわかった。
    別の考えを、別の信念を選ぶことができたのだ!


    p75
    迷路から出ることは、自分の古い檻から出るのと同じことだとヘムは思った。
    たぶんそれが迷路の本質なのだ。


    p85
    人々は、物事はこの先もこれまで通りに続くと信じている。だが、そんなことはない。
    トラブルに巻き込まれるのは、あなたが知らないことのためではない。間違っていることを事実と思い込んでいるためである。


    p86
    どんな信念でもテストしてみる価値がある。
    カギとなるのは、自分の信念に気づき、それをテストすることだ。
    必ずしも捨て去る必要はない。

  • チーズはどこへ消えた?のその後、考えを変えず動こうとしなかったヘムの物語。前作を読んでも心の中でホーになりきれない自分がいて、ヘムの感情はとてもよくわかる。信念とは自分が真実だと信じる考えのことであり、向上させることも足を引っ張ることもある。考えは変えることができる。不可能・限界も信念でありそれを検討し想像することもまた信念になる。
    前作より自分にとっての学びが多かった。
    133冊目読了。

  • 「チーズはどこへ消えた?」その後の物語。

    前作でお馴染みの小人のヘムが本作の主人公です。

    大好きなチーズが消え、同じ小人のホーは変化に対処してチーズを探すことを選び、ヘムは迷路の中にとどまることを選択した。

    本作はその後のヘムの物語で、ヘムがいかにして変化し成長していくかが描かれています。

    その姿は全ての人へ向けられた「自分の信念」の正しいとらえ方で、迷路から抜け出す方法を教示してくれていました。

    ○あなたの信念に気づこう。
    信念とは、あなたが真実だと信じる考えのことである。

    ○あなたが考えたことすべてを信じてはいけない。
    「真実」はあなたの物の見方にすぎないときもある。

    ○役に立たないことは捨て去ろう。
    古い荷物を待って新しい探索に乗り出すことはできない。

    ○迷路の外に目を向けよう。
    ありそうにないことも考慮してみよう-不可能なことも検討してみよう。

    ○新しい信念を得よう。
    あなたが考えを変えても、あなたはあなたである。

    ○あなたが信じることに限界はない。
    あなたは自分が考えるよりずっと多くのことをおこない、経験し、楽しむことができる。

    説明
    内容紹介
    日経新聞「ベストセラーの裏側」、総合文芸誌「ダヴィンチ」
    テレビ朝日「パネルクイズアタック25」、日本テレビ「世界一受けたい授業」
    フジテレビ「めざましテレビ」、朝日新聞デジタル「好書好日で紹介。話題沸騰!

    日本で400万部、全世界で累計2800万部突破、Amazon史上最大の
    大ベストセラー『チーズはどこへ消えた』待望の続編登場。

    アメリカ・ビジネス界のカリスマが、死を前に書き記した傑作!
    世界中の老若男女、誰もが“幸せになれる"、最後のメッセージ!


    ●うまくいかないのは自分の努力が足りないからだ
    ●過去の成功例に則ったほうが結局うまくいくと思う
    ●わかっていても、なかなか次の一歩を踏み出せない
    ●今までのやり方を変えることに怖さがある
    ●培ってきた信念を曲げたら自分を捨てるのと同じだ

    ―あなたは常日頃、そんなことを考えていませんか?―

    訪れた変化のとき。でもそう簡単には変われない…
    これは、そんな「あなた」のための物語です。


    『チーズはどこへ消えた?』は、あなたの人生を変える方法についての深遠な真実を提供するシンプルなお話でした。
    小人のヘムとホーは、ネズミのスニッフとスカリーと一緒に迷路で暮らしていました。
    その迷路で、ある日突然、大好きなチーズが消えるという予期せぬことが起きます。
    ホーはその変化に対処して、チーズを探しに出かけました。しかし、ヘムは迷路にとどまることを選択しました。
    『迷路の外には何がある?』では、迷路に残ったヘムがそのあとどうなったのか、を明らかにしていきます。ヘムの変化、発見が、あなた自身が直面している“迷路の謎"を解くのにどのように役立つのか――
    「チーズ」は、良い仕事、愛情あふれる関係、お金、所有物、健康、または精神的な平和など、あなたが人生で欲しいものを表すメタファーです。
    「迷路」は、あなたが自分のチーズを見つけて楽しむことを困難にしている状況のメタファーです。
    ヘムと新しい友達ホープが経験する新たな旅を追うことで、あなたは既成観念にとらわれていた自分を手放し、人生からより多くのことを得る方法を発見するはずです。
    すべての世代とバックグラウンドを持つ人々に向けて書かれたこの物語は、読むのに1時間もかかりません。でも、本書が与えてくれる洞察は、生涯を通じて価値のあるものとなることでしょう!

    『チーズはどこへ消えた?』では語られなかった閉塞した状況を打破し、
    世界の変化に対応するための「6つの絶対法則」とは?
    人生と仕事の変化に適応する道を示す、究極の迷路「脱出」思考法!


    ●著者プロフィール
    スペンサー・ジョンソン
    Spencer Johnson, M.D.
    多くの企業やシンクタンクに参加し、ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員に列せられている、アメリカ・ビジネス界のカリスマ的存在。経営学の古典的名著でありロングセラーの『1分間マネジャー』(共著、ダイヤモンド社刊)をはじめ、『1分間意思決定』(ダイヤモンド社刊)、『プレゼント』(扶桑社刊)など多数の著書を発表している。
    心理学者であり、心臓のペースメーカーの開発にたずさわった医学博士でもある。
    著書のなかでも、寓話に託して、変化にいかに対応するべきかを語った『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社刊)は、日本でも400万部を超える爆発的なヒットとなった。
    『チーズはどこへ消えた?』はアメリカでの刊行(1998年)当初から、IBM、アップル・コンピュータ、GM、メルセデス・ベンツなど、世界を代表する企業や官公庁で研修のテキストに採用された。日本でも、ビジネスマンのみならず、働く女性たちや主婦層、小学生から高齢者まで、広範な読者に受け入れられ、大きな反響を呼んだ。
    その後、『頂きはどこにある?』(2009年/扶桑社刊)を刊行。2017年、78歳で逝去。
    本書『迷路の外には何がある?』が遺作となる。
    内容(「BOOK」データベースより)
    迷路で暮らす小人のヘムとホー。ある日突然、大好きなチーズが消えてしまいます。ホーはその変化に対処して、チーズを探しに出かけました。しかし、ヘムは迷路にとどまることを選択しました。迷路に残ったヘムは、そのあとどうなったのでしょうか?ヘムが経験した変化、発見は、あなた自身が直面している“迷路の謎”を解くのにきっと役立つはずです。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    ジョンソン,スペンサー
    アメリカ・ビジネス界のカリスマ的存在。心理学者であり、医学博士として心臓のペースメーカー開発にもたずさわった。2017年、78歳で逝去

    門田/美鈴
    翻訳家、フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 転職を控えた自分に、上司が勧めてくれた本。

    ○心に残った言葉
    「あなたの足を引っ張る信念がある。
    あなたを向上させる信念もある。」

    「新しい信念を選び取ることができる。」

    「あるかどうかわからなくても
    あると信じなければならないときもある。」

    前作は、迷路の中にチーズしかなかった。
    チーズを探して見つけることが至上だった。

    しかしそれに囚われて飢えた主人公は
    信念を変えることで
    新たにりんごを見つけた上に
    迷路の外に出て、チーズやりんご以上のものの可能性まで感じることができた。

    私は、欲しいものはたくさんある上に常に変わるし
    同時に欲しいもの全てを得られる訳がないと思っていた。
    だから、自分のやりたいことは?、自分の信念とは?と
    常に問いながらなかなか掴めずにいた。

    しかし、足を引っ張る信念なのか
    自分を向上させる信念なのか
    この軸で欲しいものを切っていけば、なかなか明快な信念に辿り着けそうな気がする。

  • メモ
    「私だってそうよ。でも、私たちはまだチーズを見つけれないでいるわ(p43)」
    努力は大事だが、結果の出せない努力は空疎である。努力が報われないなら、努力やり方を変えるしかない。

    「鼻からの否定はバイアス」
    相手の意見を鼻から否定するのは、脳死で反応しているバイアスにすぎない。
    否定する前に、何故否定的な意見を持ったのかを自問しよう。

    「自分を向上させるか、足を引っ張るか」
    自分の信念を検討する際は、「自分を向上させるか、足を引っ張るか」で決めよう。
    これはつまり、次のステップに進むか、堂々巡りで変化しないかの2択だ。

  • 自分の信念を見なおすことの大切さを解いた本。
    メッセージはシンプルで当たり前のことなのだが、このメッセージがピンポイントで伝わる物語を読むことで、これまでよりもより意識ができそう。
    早速、自分が思い悩ませてるいくつかのことについて、事実と信念を洗い出してみようと思う。

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著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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