日本経済は誰のものなのか?――戦後日本が抱え続ける病理

  • 扶桑社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086855

作品紹介・あらすじ

コロナ禍はチャンスに換えられるのは確かだが、
このままだと日本経済はまた敗北する!?
世界中がコロナ禍で不況に喘いでいる。これを奇貨として経済のV字回復に繋げることは可能だ。しかしその方策を誤ると、どん底に陥ることになる……。
日本経済の分岐点の現場に何度も立ち会った記者と、敗戦以来の日本の宿痾を知悉した論客が、これまでなぜ日本経済は敗北を重ねてきたのかを検証し、〝復活〟への道を提示する。日本経済敗北のウラには様々な人や組織が暗躍していたが、コロナ禍はその悪影響を払拭するチャンスになり得るか? 日本国民の意思が問われる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 信用のできる人達の日本のためになる本だと信じて、図書館から借りて読みました。

    国家国民の利益は何かというところに、全然関心が向いていない。

    地方銀行再編は、悪しき郵政改革の延長。

    自助努力といっても、「希望」があって、チャンスがなければ自助努力のしようがない。

    戦後日本の大きな問題は、「いまにみていろ」がだんだん薄れていってしまったこと。

    日本人は都合の悪いことは見ないように隠してしまう。

    日本人としての力が発揮されない社会構造になってしまった。

    JRの葛西敬之さんは、「新幹線は日本の宝。それを中国に売ることは、国を売るようなもの」と強い懸念を示していた。

    同じアジア人で見た目は似ていても、日本人と比べものにならないくらい中国人はしたたか。

    アメリカ頼りに見えても、実は自立しているイスラエル。

    大東亜戦争に負けて骨抜きにされてしまったことが原因。

    「美味しい商売の機会になるかな」程度ではなく、「国家の命運を握るんだ!」くらいの気概

    国益よりもアメリカの経済を優先してきてしまった歴史。

    財政とか金融政策は自国のためにやるもの、それなのに日本は「国際協調う」と言いながら、アメリカ言いなり。

    1972年の、ニクソン、キッシンジャー、周恩来の対日政策に関する密約

    1995年の李鵬首相がオーストラリアのキーティング首相に、「いまのままの日本であれば30年もしないうちに潰れてしまうだろう」と発言。

    孤立よりももっと嫌なのは、精神を廃らせる、隷従や、屈従させられること。

    「日本国民の生命を守る義務がある」と正々堂々と言うべき。
    日本国の独立と日本人の生存のために必要なことは堂々と行うべき。

    色々と思うところのある本でした。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員。昭和21(1946)年、高知県生まれ。昭和45年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒後、日本経済新聞入社。ワシントン特派員、経済部次長・編集委員、米アジア財団(サンフランシスコ)上級フェロー、香港支局長、東京本社編集委員、日本経済研究センター欧米研究会座長(兼任)を経て、平成18(2006)年に産経新聞社に移籍、現在に至る。主な著書に『日経新聞の真実』(光文社新書)『人民元・ドル・円』(岩波新書)『経済で読む日米中関係』(扶桑社新書)『検証 米中貿易戦争』(マガジンランド)『日本再興』(ワニブックス)がある。

「2020年 『日本経済は誰のものなのか?――戦後日本が抱え続ける病理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田村秀男の作品

ツイートする
×