数えないで生きる

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 114
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594087142

作品紹介・あらすじ

【危機が過ぎ去るまであと何日か】【ノルマは達成したか】【あと何年生きられるか】
人生を数えてみても、
自分の思う通りにはならない
哲学者が考えを深めた末に辿り着いた、日々を<価値あるもの>にするためにできること

・評価は人の価値や本質とは関係ない
・誰もがいつでも自力でできるはずはない。必要な時には人に援助を求めていい
・自分の見方を手放す
・誰でも生きることで貢献できる
・美しい時間は誰でもどんな状況の中でも持つことができる……etc.

生きることは苦しい。
こんなふうに生きたいと思っても行く手を阻むことが起こる。
それでもその人生を楽しんで生きることはできる。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで何冊か読んだアドラーの中で1番ピンとこなかった。私が欲しかった言葉がなかったように思う、残念。

  • 「今を生きることの大切さ」がこの本のテーマなのかなと感じた。
    起きるかわからない未来を想像して不安になったり、もう変えることのできない過去を嘆いたりするより、今生きている時間を大切にする。

    心に残った文章を引用
    「未来の幸福と今の幸福があれば今の幸福を取る」(うろ覚え)
    「人間にとってもっとも幸福なのは喜び楽しんで一生を送ることだ。」

    私自身アラサーになり将来のことなどをふとした瞬間に考えることがある。
    子供のことやマイホームのこと、などなど
    その想像は楽しいというよりは先の見えない不安を感じることの方が多い。
    そういったときに上記の考え方を思い出せれば、少し肩の力が抜ける気がする。
    人には皆平等に時が流れている。その時間を楽しく過ごすのかどうかは自分の考え方次第。人生の節目には「自分は今幸せか」ということを問い続けていきたい。

  • アドラーの考え方を基に、自分の生い立ちや他からの引用も交えて語ったエッセー的な本。

    最初の方で出てきた属性付与という考え方が印象に残った。

    アドラーそのものを理解したいのなら他の本がいい。

  • 岸見さんの経歴を知らなかったので、なかなか常勤に付けなかったり、母親や父親の介護をされたり、子育てもしっかりやられていたり、最近大病をされたことなどがわかって、驚いた。

    語り口が淡々としているので、仙人みたいに達観した考え方と相まって、俗世に塗れてる自分には実践できないよ、と思う一方、
    成功や幸せを求める姿勢は誰に対してなのか?他者の視線が必ずあり、そこから脱却できないから苦しいんだと気付かされました。

    成功は量的、幸福は質的。 by三木清
    が何度も出てくる。覚えておきたいワード。

  • 【まとめ】

    ・自分は自分。自分の価値を周りに決められるべきではない。
    ・他者は他者であり、理解はできないし理解する必要はない。支配するのではなく、受け入れることが真の愛だ。
    ・孤独は山に無く人の中にある。
    ・持っていても仕方ないものがあり、それを捨てても残るものがある=全てを失うことはない
    ・私は属性では表せない。属性とは学歴、職業など。
    ・課題から逃げようとするのは自分を欺くことと同じ。人生の嘘である。
    ・物事を楽しむためには、影の面を見るのでは無く光の面をみることだ。
    ・暇を手に入れるために働いてきたのに、会社を定年になった途端に暇を託つ矛盾
    ・人生を良く生きる為には数えることをやめる。=勝手にゴールを設定し、逆算していく生き方からの脱却。
    ・知らないことを知ることは本来は喜びであるはずだが、そこに試験などの競争が加わることで苦痛と化す。
    ・同じ経験をしてもトラウマになる人、意にも介さない人など様々だ。劣等感も過去の経験も、今直面している問題から逃げるための理由にすぎない。
    ・憂鬱な気分は自分が作り出しているものだ。憂鬱な気分を利用して、やらないことや自己肯定などを作り出している。
    ・生きている(存在している)だけで人に貢献できている。そばにいてくれればそれだけでいいと思ってくれる人は必ずいる。
    ・時間は流れていく。同じ川には二度は入れない
    ・成功は量的、幸福は質的。小確幸(貢献感が必要)を感じて生きていくことが重要
    ・人生は偶然であり、必然である。すなわちそれが運命だ。



    自分は自分。価値は自分が決めるものであるし、人と比べるものでもない。人生は一度きり、全て必然なものでは無く自分で運命を切り開くことができる。

  • 岸見一郎先生による最新刊。コロナ禍の状況にも触れており、いろいろと参考になる。他の著書も読み続けていきたい。

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著者プロフィール

1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学と並行して、アドラー心理学を研究。著書に『アドラー心理学入門』『今ここを生きる勇気』、共著に『嫌われる勇気』他多数。

「2021年 『怒る勇気』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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