本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784594090777
作品紹介・あらすじ
◆「米中対立期」の到来
◆日本企業、国民はどう生きるべきか?
この100年で世界は5回目の転換期を迎えている。まずは、第一次大戦の戦勝国によってつくられたヴェルサイユ体制。次に、米英仏ソ中を安保理の常任理事国としたヤルタ体制、米ソ対立による東西冷戦体制、ヒト・モノ・カネの移動が自由になったポスト冷戦期(グローバル社会)だ。そして2017年12月、トランプ大統領は中国を競争相手とみなす国家安全保障戦略を策定し、中国に貿易戦争を仕掛けた。その結果、現在は第5の転換期「米中対立期」に突入している。翻ってわれわれ日本は、「米中対立期」の狭間にありながら、明確な戦略を持ち合わせていない。そもそも中国を「脅威」だと明言すらしていないのだ。日本の経済安全保障を確立するためには、国勢情勢を正確に分析し、時代に即した戦略立案が喫緊の課題である。本書は、アメリカ、自民党、中国の公刊情報を広く読み解くことで見えてきた日本のあるべき「対中戦略」「経済安全保障」について独自の視座を提供している。また、著者の正鵠を射た分析は、インテリジェンスに関する実践的な入門書としても必読の一冊と言えよう
Chapter1 アメリカの思惑をどう分析するか
Chapter2 減税、規制改革、技術投資による民間主導経済
Chapter3 軍事力による平和
Chapter4 対中「関与」政策は誤りだった
Chapter5 自民党「経済安全保障戦略」の狙い
Chapter6 中国の経済・技術「覇権」戦略
Chapter7 日本の「経済安保」の基本戦略とは?
Chapter8 インテリジェンス機関の拡充が日本の命運を左右する
感想・レビュー・書評
-
真のインテリジェンスとは何か?
我が国の第一人者は江崎道朗氏ではなかろうか?
理論だけでなく、実践者だ!
アメリカのトランプ政権の指針を例にして、わが国の進路を示してくれている!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トランプ政権誕生から始まった米中の対立について、本書で言うところのインテリジェンス(政府発行の情報)を基に米国の方針はどうなっているのか、またそれに対して日本はどうなのかといった点が記載されており、両国の違いや日本が遅れつつも対応を始めている事が理解できた。
経済安保が重要性、それに対する日本の弱さについて認識させられた。
様々な評価はあると思うが、安倍政権下で安全保障についての取り組みが推進されたのは事実であると思うし、本書にてその旨を改めて確認することが出来た。
虎の門ニュース視聴者なら読んでみても良いのでは。 -
319.5A/E95b//K:東2法経図・6F開架
-
アメリカや中国がやるべき課題を認識して目標に向かっているのに、日本はやはり色んな規制やしがらみがあって、立ち遅れているなと感じました。
本では自民党はちゃんと問題を認識しているんだと書かれていましたが、ホントかなあ…。
日本はアメリカからも中国からもかなり立ち遅れているので「富国強兵」を達成して、自国の安全を守るために色んな税制や規制をなくして経済を発展させ、軍事力も増強していくことが大事だと改めて感じました。
著者プロフィール
江崎道朗の作品
本棚登録 :
感想 :
