人生に期待するな

  • 扶桑社 (2024年1月30日発売)
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  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594092702

作品紹介・あらすじ

まえがき

第一章 このおかしな世の中はどうできているのか
みんな、ニワトリ小屋のニワトリだよ/ひとりでも生きていけるのに/人工知能に支配される集団/0と1みたいに単純化したらつまらない/楽に生きられるというシステムの罠/「常識を疑う」ことの大切さ/シンギュラリティは起きない/もし量子コンピュータが実用化されたら/金儲けに狂奔する人間/人間の愚かな勘違い/このままだと人間は絶滅するんだろうね/摩訶不思議な日本経済の仕組み/細かく序列を設けていく金持ちのやり方/貧乏な人を絡め取るシステム/上品と下品について/変化する「武士は食わねど高楊枝」の意味

感想・レビュー・書評

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  • 振り子の原理。
    武さんが考えたもの。
    例えば映画。
    青春映画を撮った後は、バイオレンスなヤクザ者の映画を撮りたくなる。
    こういう人間の衝動。

    ひすいこたろうさんの本を読んだあと、むしょうに武さんの本が読みたくなった。

    ほぼ一気読み。

    おもしろかった!

    なんせ私の尊敬する人は、①父さん②北野武さん③イチローさんである。
    あれ、母さんは?
    まぁまぁ、それは置いといて。

    これからココでの一人称は「オイラ」にしょうかな?
    (分かる人だけ分かってもらえればいい)

    一読をお勧めします。

  • 久々にたけし節に刺激を受けたくて、読んでみました。オイラの話にそうだよねとうなづいたり、そうなの?と思ったり。

  • 今日一日でビートたけしさんの本二冊読みました。
    たまたまです。

    この『人生に期待するな』
    ところどころ取り出して
    「誰のエッセイでしょう?」とクイズに出したら
    多くの人はわからないのではないでしょうか?

    TVでさんざんたけしさんを見てきたのに
    へーこんなことを考える人だったのか、とちょっと驚き。

    面白い事を言っているし
    なるほどなあとは思うけど
    所詮たけしさんは天才。

    楽しいことをやって
    第二志望で成功したら
    第一志望も上手くいってしまった人。

    それでも「(お笑い芸人は)常識をおさえておくべし」
    脳裏に焼き付けておきます。

  • たけし流の愛があふれる一冊だった。
    「人生はクソして死ねばそれでよし」ということが書かれていて本のタイトルに偽らない本音が書かれている。

    とはいえ、上記の内容は過去の著書でも述べられていたことだったので目新しさはなかったが第4章にあった今は大多数の意見が正解になって少数派の意見はそれを主張するだけで叩かれるという時代にあるから自分の生き方や価値観はなるべく発信せずに心の中だけでなにくそと自分の考えを大切にするのが得策と書かれていたのは良かった。

    また、第1章のAIに対するたけしの考えを知れたのも良かった。工学部出身のため量子コンピューターやAIに対する知見も深かったのが流石だなと。

    ただ、この本にも「自分は生まれ変わっても安定した道ではなく険しく大変な道を選ぶ」と言っているように「人生クソして死ねばそれでオーケー」と考えている人が送るような人生を著者自身が全然送っていないという点は留意したい。

  • 芸能ネタが少し多かったのが、残念。

  • 「不完全だから楽しいしおもしろい。完璧なものを手にするのは、死ぬ直前でいいんだ。生きてるうちに上がりってのは嫌なんだな。」

    「身近にそんなかっこいい大人がいたら、強制なんかされなくたって自然に真似したくなるもんだ。鮨の食い方にしめも酒の飲み方にしても、そうやってかっこいい大人の真似をして礼儀作法を覚えたもんだ。だから、年寄りが『今の若いもんは……』ってグチるのは、あんまりみっともいいもんじゃないね。」

    「この作法ってものをよく考えてみると、〜他人への気遣いのことなんだね。
    〜細かい作法なんか知らなくても、本心から人を気遣うことができればそれが作法なんだよな。
    だから、作法がダメなヤツは、相手に対する気遣いぎできていない。人の気持ちを考えて行動するという発想があれば、けっこう何をやってもうまくいくもんだよ。」

    「人生ってのはいろんなことが起きるわけなんだけど、そうした現実の真っただ中にいる自分と、その自分を眺めている別の自分というのをイメージしてみて、自分の状況を客観視してみるのも、つらい現実を受け止めるひとつの方法かもしれない。」

  • わかりやすくて、良かった。
    ただ生きて、死ぬ。
    難しく考えるのはやめよう

  • ビートたけしってやっぱすごいー!
    抽象的な思考で社会を俯瞰してる。
    時代が大きく変わった現代において、いまを生きるために必要なことを教えてくれている。利他やメタ認知、沈黙は金。
    これからの時代を生きていくのって、なんだか孤独な気がする。でも、人生与えられた時間限られてるから前向きにがんばりましょー。

  • 久々にビートたけしさんの本を。
    やっぱりたけし節はイイね。安居酒屋での男と女の話、サラリーマンの趣味と人間関係の話、いつかは死ぬという話、そして、あとがきにかえてにある文明の破綻に関する話。
    今回もたけしさんの本は色々と生き方について考えさせられたね。

  • 純粋に北野武氏の頭の良さを感じる作品だ。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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