元・片づけられない漫画家の 心地よい暮らし製作所(コミックエッセイ)

  • 扶桑社 (2025年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784594096953

作品紹介・あらすじ

雑誌『ESSE』で連載中のコミックエッセイ「元・片づけられない漫画家の心地よい暮らし製作所」に
描き下ろしエピソードを大幅加筆して単行本化!

自分の手の届く範囲のこと…
部屋の中のことだけは
少しずつ ほんの少しずつ
解消して快適にしていく
(本文より)

Twitterのエッセイマンガが大きな支持を集める漫画家・午後さんの最新コミックエッセイ。もともと汚部屋暮らしだったという午後さんが、片づけや収納法を改善しながら部屋を整えるまでを振り返ります。試行錯誤しながらたどり着いた「心地よさ」の着地点はどこに?
「片づけが苦手」「できない自分を責めてしまう」という人にそっと寄り添うヒントが満載。行動や思考と向き合い、ときに休みながら部屋づくりをする過程を見ていると、穏やかな気持ちになれる一冊です。
単行本でしか読めない描き下ろしエピソードもたっぷり40P収録。

※表紙、内容は変更になる場合があります。

みんなの感想まとめ

心地よい暮らしをテーマにしたこのコミックエッセイは、片づけが苦手だった著者が、自身の生活空間を整える過程を描いています。過去の経験を振り返りながら、家具の見直しや収納の工夫、心地よさを追求するプロセス...

感想・レビュー・書評

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  • 『眠れぬ夜はケーキを焼いて』で知った午後さんの片づけ本。
    お菓子づくりも片づけながら手早く作っているので、もともと片づけは好きなんだろうと思っていたけれど昔は違ったんだなぁと。
    オオカミ(作者)と猫との絡みも微笑ましく、わかりやすくて参考になるものもあった。

    自分の暮らしを整える〜自分のスペースを考え、家具の適量と見直し、動線と収納の工夫。

    ご機嫌な暮らしをつくるもの〜買ってよかったもの。ゴミ箱を作ったり、ハンガーをそろえたり、体型に合った服選びと基本はベーシックな色を選び柄ものは、ボトムスのみにする。

    内側に目を向ける〜現状を受け入れる。捨てすぎずもちすぎずバランスをとることが大切。
    できない日は無理しない。
    脳や心の疲労・ストレスを軽減するために必要なことは「安心・安全だと感じること」

    心地よい暮らし製作所〜子ども時代の振り返りからささいなストレスは自分の力で減らすことができる事実。
    心地よさの研究をする→散らかりにくい効率的な片づけシステムをつくりつつ、自分がホッとできる好きなものは大切にする。





  • ずっと気になっていた夜さんのコミックエッセイ。
    新年一発目は大好きな作家さんの本で!と思っていたので読み切って大満足。

    内容は片付けに至るまでのマインド、便利グッズ、やってみたこと…プロセスが論理的で納得して読める。
    整った文字とカラフルで緻密なイラストが心地よい。
    全体的に文字多めだが、ごちゃごちゃしていないのがすごい。

    個人的に落ち込んで何も出来ない日の事を書いてくれたのは救いだった。
    完璧じゃなくてもいい、自分を労りながら自分が心地よい日常を過ごすための部屋を作る。
    その考えが素敵で、うっかり忘れそうになるくらい些細で、でもとても大切なこと。
    気分の乱高下なんてどの人にもあるだろうけとも、その中でできる時に少しずつ動く夜さんを尊敬する。

    夜さんの過去についても片鱗を知ることが出来た。
    人それぞれつらいことはあるけれど、それにしてもヘビーな体験をされている。
    セルフネグレクトにはしる理由もわかる気がする。
    それでも、それを自己分析して改善しようとする夜さんに人としての強さを見た。

    考え方に共感できる、素敵な本でした。
    続きが出たら絶対に買う!!

  • 心地よい暮らしは本当に大切だと思う。
    家は自分にとっての安らぎの場所でありたいと私も思う。でも著者も言っているように日々のストレスや心のゆとりによっては常に綺麗とはいかない日々がある。それも全て受け入れて今の自分の状態を分析して対策したり放棄したり。否定せず受け入れて生活していきたい。

  • 「眠れぬ夜はケーキを焼いて」の午後さんのお片付け本。
    「眠れぬ…」では、ケーキを作りながら、きちんと道具を洗ってしまう手順まで丁寧に書いてあるので、お片付けは得意なんだろうと思いきや、少し前までは汚部屋に住んでいたとか、人って分からないなぁという感じ(笑)
    でも、部屋が片付かないと起こる弊害、どうして部屋が片付かないのか、どうすれば自分にあった片付けが出来るのか等、一つづつ丁寧に考え組み立てていく課程は、とても午後さんらしいというか、とてもこの好ましく読める。
    実践できるかはともかく、参考になる本だった。

  • 私も、何を隠そう、片付けが苦手で、いろんな片付け本を読んできました。「片付かないのは、片付け方を知らない、または片付け方が自分に合わないからであり、ダメな人間だからではない」ということがどの本にも書いてあって、未だに片付け途上です。でも、そのまま歩みを止めなければいいと思っています。
    さて、午後さんのこの本も、同様の考え方で書かれていますが、その道を探り出すまでに重ねてこられた苦悩を、今までの本よりも踏み込んでお書きになっているのを感じ、よくぞここまで…!と、胸を突かれました。

  • 片付け本でもあり、心の本でもある。
    「ダメダメな私が一念発起して片づけるぞー!」系ではなく、もっと静かな感じ。
    できないことも認めてそんな自分にすり合わせして自分にとっての快適な空間を手に入れた記憶とアイデア紹介、かな。

  • とても良かった。
    部屋の片付け方、効率的な生活からお勧めグッズ、簡単DIY。
    著者が過去に受けた心の傷から、心の傷を持っている人へのメッセージのような本だった。
    部屋が荒れている時は、忙しい時や余裕が無い時。
    時に何も出来ない事もある。
    でも、そんなのって自分1人だけじゃないって分からせてくれた。
    なんだか心の力になるような、温かみをくれるような、そんな本。

  • めちゃくちゃ素敵な、片付けコミックエッセイ。
    部屋の主役は自分なんだから自分が迫害されないように、物ファーストから、スペースファーストへ。
    目的は“心地よく暮らせること”であって、“部屋が綺麗になること”ではない。

    アフォーダンス理論を使って、散らかる原因を探して、その原因となる課題を解決し、環境を整えることで自分の無意識が勝手に片付けてくれるようになる。

    まずは収納を見直して棚を捨てるとか、自分の使い勝手の良いゴミ箱を作ったりとか、もう目から鱗です…。
    片付けてだけでなく、メンタルがどうとか、休むためにどうするとか、こういう心持ちでいきたいとか、そういうことが書いてあるのも良かった。
    部屋を居心地よくすることで、心も体も休めることができる。的な。

    今とても部屋が散らかっているので、これを参考に断捨離と本当に大切なものと、心地よい部屋作りをしていきたいと思ったら。片付けのモチベーションが上がる!

  • P.99
    どうにもできない大きなストレスにはなかなか太刀打ちできなくても、"ささいなストレスは自分の力で減らすことができる"

    P.103
    「美」とは「快」つまり「心地いい」と感じる状態です。

    P.104
    このような「ものが人に行動を起こさせる意味をもつ」という考えを「アフォーダンス」といいます。


    ★自分が解消できる【ささいなストレス】はどんどんやっつけていこう!

  • 大好きな午後さんの最新作。
    快適に暮らすことが目的であって片づけが目的ではない!ってこととか、環境を自分(癖や習慣)に合わせていく考え方とか、片づけスキルとメンタル、両方についての内容で、なるほど!となる。

    決して無理をしない、「出来ない」も肯定してくれながら、方法を一緒に模索してくれるような優しい本。

    忙しいと、部屋が散らかって自己嫌悪に陥る日々だけど、1つからでも、やってみようと思えた。
    スパルタに片づけをしたい人には不向きかもしれないけど。片づけを通して、自分を大切にし、自分を救うための内容だった。

  • 部屋の収納や配置についての本かと思いきや、書き下ろしの第4章はとても深い話。
    午後さんはこんな生い立ちだったんだな…だから作品も人一倍繊細なのかな。
    作者らしい、部屋と自分の関係の解釈(部屋は私の第二の皮膚)に納得。

  • 片付け本と言うよりは、片付けに向き合うマインドというか、1人の著者さんの考え方に触れるような本。
    漫画で読みやすく入ってきた。

    以下印象に残ったフレーズ

    自分に無理をさせてでも新境地に到達できればそれで良いのだと考えていた。
    →できない自分を認めないと言う姿勢を取ることにつながる。
    人はロボットではない。

    トライ&エラーありきで考える
    自分のことをまた1つ理解できた、快適な部屋作りに一歩近づけたと捉える
    自分を尊重することにもつながる

    心地良い部屋作り→お店を参考にする。
    在庫保管の専用スペース等

    日常のちょっと面倒な手間を少しずつでも減らしていけば、心身ともに余裕が生まれてくる
    面倒な作業で削られる予定だった体力気力で他のもっと楽しいことができるはず。

    できていない=自分はダメと捉えるのではなくて、私って余裕なくなっているんだと自分の状況の判断材料にするなど

    気候や生理による体調の変化は、自分の力ではどうにもできない。
    できるときに日々を楽しむ

    自分のお気に入りの休み方もいくつか知って、薬を調合するようにストレスに合った休み方を選ぶ

    散らかるという事は、何かしらのストレスを感じて、片付けが困難になっていると言う事で、決してだらしないからとかではない

    自然で健全なものには揺らぎがある。
    安定とは状態が固定していることではない。
    周りの変化に合わせ、適度な揺らぎを持って、しなやかに自らの状態を変え、一定の振れ幅の中で行ったり来たりを繰り返すことこそがより健康的で自然な状態。

    どうにもできない大きなストレスにはなかなか太刀打ちできなくても「些細なストレスは、自分の力で減らすことができる」

    自分が自分で手に入れた安心、
    自分を快適な居場所に連れ出すことができた

    お風呂に入ったり自炊した暖かいご飯を食べたりすることも立て直しに入る。
    苦しんでいる過去の自分を手当てしているように感じる。

  • 部屋の主役は私のはずなのに大量のものによって自由を剥奪される生活を送っている、
    部屋の惨状は自分の心を表している…
    という、いろいろなところで出会っていそうな言葉が、午後さんの本だと心の真ん中にくる。
    セルフネグレクト状態だと認識して、自分の世話を焼いてあげること。

    最近忙しすぎて余裕がなく、部屋が荒れ放題だし家事をする気力も全然わかなくて(料理や掃除をずっとしていなかった)、ちょっと早く帰っても予定がない休日があっても全く取り組めなかったんだけど、
    自分が思っているよりも心が磨耗していたんじゃないかと、本当にギリギリの状態でやれていたのだと、少し余裕が出てきた今振り返って思う。
    異動でいろいろと背負っていた重荷を下ろせる感覚があるので、ここからおうちのこともやっていけそうな気がしている。
    そんなタイミングで出版されて出会うことができた運命的な一冊。
    もともと連載されているのを見て本になるの楽しみにはしていたけれど、これは自分のバイブルになりそう。基点として何度も読み返したい。
    (それこそ本も読めなくなっていたので、積んでる他の本もたくさん読むぞー)
    連載を読んだ時から服の収納の話は目から鱗で、早速真似したのでした。

    日常動作のささいなストレスが積み上がっている、大きなストレスは自分でどうにかできなくても、ささいなストレスは自分の力で減らすことができる。
    美とは快。
    自分の癖を肯定して、自分が動きやすいかどうか、それに合う片付け方を。
    自分の安全基地を作る。

    まずは完璧をやめて、時間や区画ごとに片付けることや、休憩込みで計画することからやってみよう。

  • 汚部屋出身の午後さんが、それを脱して片付け好きになった方法や、内面的なことが描かれたコミックエッセイ。
    心の調子が悪いのは『眠れぬ夜はケーキを焼いて』を読んで知っていたけど、そうなるに至った理由が少し書かれていてちと辛くなった(;_;)
    でもそういうことも含めて今があるんだよね。
    午後さんのきちんと自分と対話をして少しずつ進んでいく姿勢、すごく好きで尊敬する。
    今まで以上に応援したくなった。
    本題の片付けに関しては…
    私も気を抜くとごちゃつく場所があるので、一度、動線や自分について考えてみなくては…

  • 前半、片付けのアイディアがたくさん載っていて、とても参考になりました。
    後半は、今の『部屋の状態』は、自分自身を鏡のように反映している、という視点で片付けについて書かれています。
    いくら綺麗に片付けても、すぐに元の荒れた部屋に戻ってしまうのは、やはり自分の心が疲れているからなんだな…、もう少し自分を労わろう、と思える本でした。

  • 午後さんの眠れぬ夜は~シリーズも好きで集めました。当事者がオオカミさんで登場するのもイラストの色味や語りが押し付けがましくなくて読みやすい。

    自分のことをなかなか好きになれないまま大人になってしまった人にとってわかるわかる、と胸を打つものがあるのではないかと思います。
    理想の自分と現実の自分のひどい乖離を目の当たりにして尚更自分のことが嫌になってしまう。自分に冷たくすればするほど苦しくなるのはわかっているのに、そうしてしまう。
    そんなジレンマと共に生きようとしているのかな、そんなふうに感じられます。

    自分を好きになろう、とか自己肯定感がどうとか、そんなのではなしにちょっとずつでいいから、自分のペースでやってみようと思ってる、みたいなメッセージがある。

    ブックカバーのときも思ったのですがアイデアが豊富で手先が器用なんだなと感じています。イメージしたものを形にするのが上手いんだなって。
    自分を愛しましょう系を読むくらいなら、午後さんの本を読んでみてほしいです。

  • 前半は片付け法でも棚などモノを増やしていくタイプで、むしろ家具すら減らしたいと思うライフステージにいる自分とは合わないなと思った。
    後半。
    午後さんをぎゅーーーーっと抱きしめたくなった。
    過去のケーキ本を読む限り、おうちは平和なのだと思っていたけど…
    つらかったね。よく描いてくれたね。
    ケーキ本で読者のみんなを全肯定するって言ってくれた午後さんだけど、午後さんこそ全肯定してあまりある方だと思いました。

    星4つなのは前半部分に関してです。

  • 時折Xで目にしていた午後さんのマンガ。
    暮らしのHOWTO的なものかと思ったら
    セルフケアやインナーチャイルドを
    癒していく話に近かった。

    「暮らし方」や「インテリア」的な片付けを
    期待するとミスマッチだけど、
    これが救いになるひともいるはず。

    午後さんの育ってきた環境はなかなかに
    ヘヴィだったけど、
    とある授業で片付けについて開眼したり、
    トライアンドエラーを繰り返したり、
    片付けを通して自分を癒したり観察したり、
    そういう目線を持てるひとでよかった。
    書き込みも毎話ていねいだし、
    やさしいひとなんだろう。

    しかしフルカラーで
    このお値段で成立するのすごいなあ。

    私も明日は布団カバー洗おうかな〜
    (大丈夫、たぶんみんなそんなまめに洗ってないよ!!)

  • 20250314読了。
    雑誌ESSEで連載されていた特集が、本になったもの。片付けや自分の行動にあった収納法について書かれています。書き下ろしエピは読んでてちょっとしんどかったですが、自分を分析するって、過去と向き合うって事なのかなと思いました。

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD10809761

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著者プロフィール

お菓子作りと漫画と夜更かしが好きな人間。Twitterにてエッセイ漫画をアップしている。Twitter @_zengo

「2023年 『眠れぬ夜はケーキを焼いて3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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