文学の愉しみ

著者 :
  • 放送大学教育振興会
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本棚登録 : 22
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595308185

感想・レビュー・書評

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  • 放送大学を受講したことをきっかけに柴田先生を知り、さらに翻訳ものに走るのですが、この本は、柴田先生もしくは野崎先生の著書で触れられていて、読まなくてはと思い詰め、ようやく古書で手に入れた逸品です(借りるには大学図書館しかなかった)。正直手に入らないと思っていたら、超美品が!…手放された方、ありがとうございます。

    何しろ教材、放送も視聴できたらなお良かったとは思いますが、充分堪能できます。
    世界文学さらに日本文学に対する自分の見識の浅さにがっかりしながら、さらに読むぞ!と思いを新たにしました。

    今ロシア語をかじっていて、沼野先生の講義部分もありがたく拝読。
    日本人作家の方、川上弘美さん、辻原登さん、池澤夏樹さん…読んでない、何も知らない…反省。
    いわゆる世界文学に触れる目的が、狭義の日本文学を再認識することになりました。

    ちょうど今ロード・オブ・ザ・リングを(今さら)読んでる最中で、さらにクリスティ好き。
    客員で小谷真理さん、若島正さんが、それぞれを講義されており、私にとっては夢のような授業…

    小川洋子さん、多和田葉子さんも読んでない…
    まだまだ死ねないとまたまた思ってしまう1冊でした。

  • 2014/8/12購入

  • 2011年秋

    放送大学がBSで見られるようになったので
    シラバスをもらってきて面白そうなのを確認していたら
    これを見つけた。
    7日からなのでとりあえず教科書だけ買ってみた。

    柴田元幸の翻訳は例えば村上春樹と比べると
    少し文語的で硬い気もするが
    元がいいのもあって面白いものが多い。
    ぜひ本人の肉声を聞いてみたいと思っていただけに期待大。

  • 柴田元幸 、 沼野充義 、 野崎歓ら訳者買いする勢いの著名な文学者らによるアメリカ、フランス、ロシア、東欧等の世界文学概説。平易な語り口で世界文学の今を伝える。各章末に付された読書案内が使える。

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著者プロフィール

1954年生まれ。東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

「2023年 『ブルーノの問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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