現代の会計

  • 放送大学教育振興会
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595308505

感想・レビュー・書評

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  • 【私用メモ】
    ・版元には情報なし。
     但し、2012年に同著者タッグ(石川純治 齋藤正章)により刊行されたテキストがある。ざっと見た感じ、本書のrevisedらしい(タイトルが変わったら、改訂マークが付いても分かりにくい思う)。

      『社会のなかの会計〔新訂〕』
    https://ua-book.or.jp/cgi-bin/LaynaCart/Cart/LaynaCart.cgi?REQ=%8F%A4%95i%92%8D%95%B6&ORDER=&CD=1188&COLOR=&SIZE=&QUANTITY=

    ・ 石川氏のページ。
     下記ページ中ごろに[インターネット講座]の項目がある。その中に2007年「Q&A 会計ビッグバンを読み解く」のパワポが公開されている。
    https://www.komazawa-u.ac.jp/~ishikawa/profile.htm

    ・2014年に(駒沢大オープンキャンパス用に)作成された資料も閲覧できる。
    https://www.komazawa-u.ac.jp/~ishikawa/mogi.pdf

    【目次】
    まえがき [003-005]
    目次 [006-010]

    1 歴史のなかの簿記会計――温故知新[石川純治] 011
    1 複式簿記の起源 
    2 複式簿記の伝播そして近代会計へ 
    3 簿記会計の発展通史――史的俯瞰 
    4 「エクイティ」概念からみた現代の会計
    補論1.1 起源論争の一視点――名目勘定および現金収支計算 
    補論1.2 複式簿記への賞賛――複式簿記とは何か
    コラム1 「教養」としての会計学 

    2 簿記とは何か――単式,複式,三式[石川純治] 029
    1 単式簿記と複式簿記――簿記の内と外 
    2 複式簿記の内容と形式 
    3 三式簿記への招待――簿記とは何でありうるか 
    4 言語としての簿記 
    補論2.1 仕訳方式の相対性
    コラム2 0式,1式,2式,3式 

    3 キャッシュフローの簿記会計――第3の基本財務表[石川純治] 052
    キャッシュフローの簿記会計――第3の基本財務表 
    1 利益と現金――キャッシュフロー革命 
    2 キャッシュフロー計算書の計算構造   
    3 キャッシュフロー計算の展開表 
    4 資本と利益とキャッシュ ――基本財務諸表の要件 
    コラム3 フリー・キャッシュフロー 066

    4 損益計算とキャッシュフロー計算――同型性と相対性[石川純治] 068
    1 損益計算とキャッシュフロー計算における2つの方法――ヨコ方向の見方 
    2 損益計算とキャッシュフロー計算の展開表簿記――同型性を見る 
    3 複式仕訳の相対化――記録の同型性 
    4 同型と相対――形態自由な見方 
    補遺 エクセルによる相互自動変換――同型性ゆえに
    補論4.1 貸借簿記と展開表簿記――簿記表現形式の相対性
    コラム4 ヨコ学習の大切さ 087

    5 複式簿記のサイエンス――複式簿記とは何であり, 何でありうるか[石川純治] 089
    1 複式記録・計算の構造――形態から構造へ 
    2 複式簿記の一般構造 
    3 複式記録・計算の形態――構造から形態へ 
    補論5.1 複式簿記の解剖学――そのスケルトンを見る
    補論5.2 複式簿記の技術性と歴史性――それをつなぐもの 
    補論5.3 複式簿記と数学――なぜ数学者か 
    コラム5 簿記言語はラテン語化する? 105

    6 企業会計の基本的な考え方――「企業会計原則」の立脚点[石川純治] 107
    1 議論の出発点 
    2 動態論会計の基本的な考え方 
    3 変容のモーメント 
    4 変容の今日性――時価会計は1つでない 
    5 会計変容と会計思考
    補論6.1 繰延資産項目――日本とアメリカ一
    コラム6 資産=「費用のかたまり」と減損会計 121

    7 時価会計の浸透(1)――金融商品会計の論点[石川純治] 123
    1 「企業会計原則」と今日
    2 「貸借対照表原則」と有価証券
    3 「損益計算書原則」と有価証券
    4 計算と開示――理論の場
    コラム7 動態論思考の今日的不適合性 134

    8 時価会計の浸透(2)――退職給付会計の論点[石川純治] 137
    1 退職給付会計と引当金 
    2 実態開示と結果的な損益計算 
    3 新会計基準は「企業会計原則」修正の延長上にあるか? 
    4 負債の時価会計と割引率の再設定
    補論8.1 4つの「時価会計」――その経済的基礎 
    コラム8 同一のロジックを見る 148

    9 変容の全体をどう見る――3つの見方[石川純治] 149
    1 「拡張」の論理と全体 
    2 「補完」の論理と全体 
    3. 「区別」の論理と全体 
    4 3つの見方 その構図 
    5 全体と「基本」――会計配分の基本モデル 
    補論9.1 2つの利益観――収益費用中心観と資産負債中心観 
    コラム9 オポチュニティとしての利得・損失 163

    10 変容の形と方向――ハイブリッド性[石川純治] 165
    1 計算枠組みの今日的変容 
    2 企業会計のハイブリッド構造 
    3 変容の基礎・構造・形態 
    4 変容の具体ケースから 
    補論10.1 会計認識の今日的あり方――リスク開示と会計認識
    コラム10 情報開示が利益を生む? 179

    11 新たな会計秩序を求めて――会計基準の「憲法」作り[石川純治] 
    1 新たな会計秩序の構築――苦心の計算構造
    2 実現の新たな定義――リスクからの解放とは
    3 「企業会計原則」をどうする――2つの整合性問題 
    4 規範の対比――有用性と真実性 
    5 歴史の文脈で 

    12 トライアングル体制の変容――規範と現実[石川純治] 
    1 開示規制と配当規制の変容 196
    2 金融商品取引法会計への一体化――情報開示会計の優位性 199
    3 「資本と利益の区別」の変容――拘束性と処分性の変容 
    4 確定決算主義はどうなる――崩壊のきざし  

    13 経済のグローバル化と会計――社会と会計(1)[齋藤正章] 211
    1 国際会計基準が要求される背景 
    2 国際会計基準の歴史 
    3 国際会計基準と各国の対応 
    4 日本の対応と今後の方向性 

    14 中小会社と会計――社会と会計(2)[齋藤正章] 223
    1 中小会社とは何か 
    2 中小会社の会計 
    3 中小会社会計の今後 

    15 自治体と会計――社会と会計(3)[齋藤正章] 233
    1 公会計と企業会計 
    2 自治体会計の制度 
    3 自治体の財政危機と会計 
    4 自治体会計のあるべき姿 

    索引 [249-252]

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著者プロフィール

大阪市立大学名誉教授

「2020年 『楕円の思考と現代会計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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