生活知と科学知 (放送大学教材)

著者 : 奈良由美子 伊勢田哲治

• 放送大学教育振興会 (2009年3月20日発売)

感想・レビュー・書評

[おがちゃんさんの感想 · 2012年10月21日]

　放送大学のテキスト本。放送大学の番組は見たことがないけれど，「生活知」と「科学知」の関わり方の歴史について知りたかったので読んでみました。番組がなくても，充分伝わってくる内容でした。番組を見れば，もっと分かりやすくなるんでしょうか。
　生活知と科学知が，それぞれ独立しながらも連携を模索する時代が来ています。原発問題も，遺伝子組み換え問題も，科学知だけでは，何ともしがたい時代になっています。

著者プロフィール

放送大学教養学部教授
専門：リスクマネジメント学、リスクコミュニケーション論
主著：『生活リスクマネジメント――安全・安心を実現する主体として』放送大学教育振興会
『安全・安心と地域マネジメント――東日本大震災の教訓と課題』放送大学教育振興会
Resilience and Human History: Multidisciplinary Approaches and Challenges for a Sustainable Future. Springer

「2022年 『熊本地震の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」