日本政治思想史

著者 :
  • 放送大学教育振興会
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595317293

感想・レビュー・書評

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  • 17/05/06
    7/4読了。各章とも刺激的でより深く追求してみたいと思う。
    radikoですべて放送も聴いているが、惜しむらくは、録音出来なかったこと。

  • 「日本の政治体制を支える思想は必ずしも言説化されていない」とし、「空間」や「時間」に着目する事により日本政治思想の特殊性を明らかにしようとする試みで、著者のオリジナリティー溢れる内容となっている。著者のこのようなスタンスには個々の思想家毎に研究を行うオーソドックスな研究者からは批判もあるようで、アカデミズムの本流ではないのかもしれない。だが、これまでの「政治学」に留まる事なく、社会学や文化論にまで視野を広げる事により多面的で学際的なアプローチとなっており、幅広く教養を身につけたい社会人のニーズには合致している。よって、放送大学のテキストとしてよくできていると思う。

  • 歴史
    政治

  • 東2法経図・6F指定 311.2A/H31n/Nakada

  • 久々に政治思想の本を買う。平成の皇室や都市の成長とそれに合わせて浸透していく政治運動などにも目配りされている点が単純なテキスト読解型の思想史と異なる点ということになろうか。一方で著者の原体験にルーツを持つ西武線沿線における共産主義の浸透などの議論は十分な客観性を疑う人も出るかも知れない。この辺は教科書としての読みやすさの問題で、分析内容の説得力を下げるものではないが。

  • 中央図-1階放送大学教材, 081||H79||5165

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著者プロフィール

1962年生まれ。早稻田大学政治経済学部卒業,東京大学大学院博士課程中退。放送大学教授,明治学院大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。98年『「民都」大阪対「帝都」東京──思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『皇后考』(講談社学術文庫)、『平成の終焉』(岩波新書)などがある。

「2023年 『地形の思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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