国際理解のために〔改訂版〕 (放送大学教材)

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595319440

作品紹介・あらすじ

本書は、二部構成になっており、第一部で世界の宗教を、第二部では日本の領土問題を論じる。
第一部、宗教では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教の連続性に焦点を当てる。異なる宗教の信徒に敬意を持って接するために、それぞれの宗教の世界観や教義を学ぶ。
第二部、日本の領土問題では、意見を持つ前に必要な基礎知識を提供する。冷静な議論の知的な基盤を固めるために、第三者や相手方の目には、どう問題が認識されているかを理解する。

感想・レビュー・書評

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  • 国際社会がいかにヨーロッパ寄りかわかる目からウロコの落ちる本です。ユダヤ人がヨーロッパで無事平温で住めれば何も問題は起きなかったのに。オスマン帝国は宗教に寛容でユダヤ教、キリスト教、イスラム教が仲良く暮していたのに。イスラム教のイメージが日本では良くないけどそれも欧米を通して見た視点でしかないことにも気付かされます。筆者の高橋和夫先生はたまにテレビでパレスチナ問題について解説しています。

  • 下手な新書より面白い。ゾロアスター教を扱っているのは珍しい。日本が抱えている領土問題も一通り扱っているので、興味深く読めた。

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著者プロフィール

放送大学名誉教授。福岡県北九州市生まれ、大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒、コロンビア大学国際関係論修士、クウェート大学客員研究員、放送大学教員などを経て2018年4月より一般社団法人先端技術安全保障研究所会長。主な著書に『アラブとイスラエル』(講談社)、『なぜガザは戦場となるのか』(ワニブックス)、『なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル』(幻冬舎)、『パレスチナ問題の展開』(左右社)、『ロシア・ウクライナ戦争の周辺』(GIEST)など、多数。最新刊に『なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争』(幻冬舎、2024年)。「高橋和夫の国際政治ブログ」:http://ameblo.jp/t-kazuo

「2024年 『イスラエル vs. ユダヤ人【増補新版〈ガザ以後〉】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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