交際0日夫婦 政略婚の蜜月が甘いようです (ルネッタブックス LBL29)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン (2021年11月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784596017376

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  • ライバル会社の忍と政略結婚をすることになった結月。政略結婚だということを割り切りながらも、幸せになろうとしている結月が可愛い。周りの人が心配するのも分かる気がした。家のため、会社のための結婚なのだから愛なんてないはず。と思い込んでいるように見える2人。相手に惹かれている自分の気持ちは自覚しているのに、相手から好かれているとは思っていない。そんなすれ違いがもどかしかった。
    警戒心の薄い結月は心配になることもあるけれど、忍が過剰とも思える程厳重に守っていきそう。

  • ホテル業界のライバル同士として知られる家に生まれた結月と忍。
    家同士の提携を強めるための政略結婚。
    そう割り切って迎えた“交際0日の夫婦生活”のはずが、入籍初日に向けられた忍の穏やかな優しさに、結月の心は静かに動き始めます。お互いを知らないまま始まった結婚生活の中で、ぎこちない距離感・すれ違い・誤解が重なっていく一方で、忍が時折見せる独占欲やまっすぐな愛情に触れるたび、結月も初めての恋心を自覚していく……そんなじれったくて愛おしい物語でした。

    忍は冷徹と噂されつつも、本当はとても誠実で一途な男性。言葉が足りない部分もあるけれど、その不器用さが余計に“本気度”を感じさせてくれて胸がぎゅっとなりました。
    一方の結月も、箱入りで素直で努力家。政略結婚をきちんと受け入れ、家庭のために自分の役目を果たそうとする姿がとても健気で、読んでいて自然と応援したくなるヒロインでした。

    中盤には嫉妬や誤解が生み出した痛いすれ違いもあり、忍が胸の奥に隠してきた想いに触れた瞬間は切なさで胸が締め付けられるほど。
    それでもお互いに向き合い、素直に想いを伝えあえた後の“夫婦としての甘い時間”は、とにかく幸福度が高くて、読後の余韻も優しい作品です。
    プレゼント攻めの場面や、忍の独占欲や愛情表現には思わず頬がゆるむし、ラストの未来に続く描写も温かくて素敵でした。

    政略結婚から始まる恋、両片思い、すれ違いと溺愛。
    その全部が詰まった、甘くて少し切なくてとても満足感ある一冊でした。

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