街角のシンデレラ (ハーレクイン・ロマンス 1834)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2003年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596118349
感想・レビュー・書評
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ホリーは乳母車を押しながら、寒さと空腹と恐怖に襲われていた。深夜の一時だというのに、生後八カ月の赤ん坊をかかえ、ロンドンの街をもう何時間歩きつづけているだろう?子供の父親に捨てられ、行くあてもない。このままでは…。物思いにふけっていた彼女は交差点に近づいていると気づかなかった。次の瞬間、車道との段差に足をとられ、ホリーは転倒する。同時にすさまじいブレーキ音とタイヤのきしる音が街角に響いた。リムジンから飛びだしたイタリア人の富豪リオ・ロンバルディは、頭を打って意識を失った、幼いとさえ言える若い女性の姿を目にした。彼はほんの一時間前、自分を裏切った女性と婚約を破棄したばかり。だが病弱の母親を落胆させないためにも、妻は必要と考えていた。数分前には、このあと最初に出会った女性を呼び止め、妻になってくれと頼もうかとさえ思っていた…。
リン・グレアムらしいヒーロー。大富豪でやり手実業家だとは思えない。まあ、人の話しをまるで聞かないまではいかないので、幾分はまし。
ヒロインもかわいそうというよりも馬鹿って気がする。確かに無理もないところはあるけど、子供ができた時点でもう少し考えるべき。ちょっと行動が現実離れしすぎているような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
定型。
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ホリーは、深夜1時生後8ヶ月の赤ん坊をかかえ、行く当てもなくロンドンの街をさまよい続け、リオは、婚約者の裏切りで婚約破棄をし、リムジンを走らせた。
そんな2人は街角で知り合う。
子供の父親に捨てられ行く当ても無く、お金もない。そんな彼女に、リオは助け船を出す。