買われた純潔 (ハーレクイン・ロマンス 2107)

著者 : ミシェル・リード 萩原ちさと

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2006年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[megumi33さんの感想 · 2017年3月23日]

面白かったです。
よくある大富豪の魅力的な男性が年下の若い女性に惹かれ、お金で買うような形で結婚に持ち込む―そういうパターンのお話です。

ありがちな話ではあるけれども、ヒーローも典型的な「俺様・強引」でありつつも、常に妻であるヒロインへの優しさを忘れないところも好感が持てました。
夫、妻ともに「隠れた恋人」を持っていると信じて互いに嫉妬しあっていた存在がそれぞれ腹違いの弟であり妹であったのは偶然にしても、ちょっと出来すぎている感があります。

[sayabooklogさんの感想 · 2016年5月29日]

主人公双方、奔放な両親のツケを背負わされて気の毒な印象。早めに誤解を解けるほど親しくなる間もなく、ひたすらすれ違うタイミングの悪さ。典型的な、バージン崇拝ギリシャヒーローものとしては秀逸。

[本読み隊さんの感想 · 2015年2月22日]

マネーパワーで、SPを多い時は７人もつけたり、ギリシアの島に閉じ込めたり、鬼のように囲いまくる（守る？）アレクサンドロスの徹底した独占欲と、不器用さが楽しくってたまらんかった。
少々鼻息の荒い話の展開ではあるが、お互いに誤解を解こうとしない辺りのすれ違いと嫉妬心がメラメラですばらしすぎる地中海ロマンス。情熱的でした。
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