- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596130860
作品紹介・あらすじ
ローレンは妊娠していた。おなかの子の父親は亡夫ではない。亡夫の親友パオロだ。3カ月前、夫が行方不明になり困りはてたローレンは、幅広い人脈をもつイタリア人銀行家のパオロを頼った。そして彼はすぐに突きとめてくれたのだ。夫が亡くなったことを。その夜、ふたりは涙を流しながら互いに慰め合い、気づけばベッドで体を重ね合わせていた。小さな命の芽生えは、ローレンに生きる希望を与えた。だがそれも、パオロにすべてを拒絶されるまでだった。「妊娠した? それはおめでとう。誰の子だい?」
感想・レビュー・書評
-
親友の妻に惹かれ、心乱れることに我慢がならないパオロと、破綻した結婚から離婚を切り出した矢先、夫を亡くし、罪悪感と自由への渇望との狭間で揺れるローレンの女心が激しくぶつかり合うというお話。
間違った結婚をしたことで、遠回りする二人の愛憎がいい感じにエグい。丁寧に二人の心中を描写していくので、展開は遅いが、好み。
後半は、もう人波乱欲しいとか、少々クドイと思わなくもないが、さくっと楽しめる良いロマだった。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4744.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
HQには珍しい自分の保身に必死なヒーロー。
でも自分の抱えているものを思えばそれが普通だよね。 -
5月20日刊『仮面の億万長者』でデビューを飾った新人作家ダニー・コリンズの2作目は、アン・メイザーさながらの、愛憎渦巻く怒濤ロマンスです。最後の最後まで目が離せません!