- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596223456
作品紹介・あらすじ
重い心臓病の娘のために、ベロニカは最後の手段に出ることに決めた。今や億万長者となったかつての恋人ジョーダンに手術費を援助してもらうのだ――娘の、父親として。10年前、ジョーダンへの想いを伝えられずにいたベロニカは、高熱を出した彼を看病した夜、初めて彼と結ばれ幸せを知った。ところが翌朝、ジョーダンが何もおぼえていないことにショックを受け、のちに妊娠が発覚したときもいっさい知らせなかった。そして再会の時。彼はベロニカの唇を情熱的に奪い喜びを表したが、彼女の話を聞いたとたん、背筋も凍るほど冷徹な言葉を吐き捨てた
感想・レビュー・書評
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ルーシーデビュー30周年。初期作品の初邦訳。
苦労を分かち合った若い二人の淡く切ない恋の記憶を、お互い大切にしている姿が、キュンキュン。
何度も回想を重ねながら、不器用な彼に愛されていることに気がつくヒロインに、ホロリとくる、おすすめの良いロマです。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4242.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヒロインに一筆書かせたことが仇になったね。自業自得。
子供が機転をきかせてくれたことに、ヒーローは感謝しないとね。 -
抒情的な良いイマージュ
1988年の作品だけど、こういうのが読みたかった
立身出世できたものの、身よりがなくてそれを分かち合う相手がいないヒーローにとっては世界は荒涼とした砂漠のまま。不遇な若い頃、ヒーローの世界に温かさをもたらしてくれたヒロイン。すれ違いで二人の繋がりは途絶えてしまったけれど、今でもヒーローの心を包み込んであげられるのはヒロインなんだよね~ 再会できてよかった、良かった。
再読したい度としては☆4 -
今なら、DNA検査でいっぱつで白黒はっきりできるのにな でも、それじゃこの話は成り立たないかw
ヒロインの娘、ホリーがしっかり者でかつ可愛い
サクサクと読みやすかった -
"重い心臓病の娘のために、ベロニカは最後の手段に出ることに決めた。
今や億万長者となったかつての恋人ジョーダンに
手術費を援助してもらうのだ――娘の、父親として。
10年前、ジョーダンへの想いを伝えられずにいたベロニカは、
高熱を出した彼を看病した夜、初めて彼と結ばれ幸せを知った。
ところが翌朝、ジョーダンが何もおぼえていないことにショックを受け、
のちに妊娠が発覚したときもいっさい知らせなかった。
そして再会の時。彼はベロニカの唇を情熱的に奪い喜びを表したが、
彼女の話を聞いたとたん、背筋も凍るほど冷徹な言葉を吐き捨てた。
「僕は君を抱いたことなどない。君はここまで身を落としたのか!」"