伯爵に買われた花嫁 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

  • ハーレクイン (2013年2月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784596331564

感想・レビュー・書評

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  • 26歳になるヒロインと、ヒロインの父に奪われた屋敷を買い戻そうとするヒーロー。
    ヒロイン兄にお金の交渉するも、妹のヒロインと結婚しないと渡せないと言われてしまう。
    渋々ヒロインに近付くも、ヒロインのことを徐々に信頼するようになり最終的に結婚を了承する。
    ヒロインは結婚式の日に酔っ払った兄から事実を知らされ…ヒロイン兄がおバカすぎる(笑)
    妹想いなのは認めるけどちょっと考えが斜め上。
    ヒーローも良い人なんだけどなんか抜けてるというか。
    元恋人が引っ掻き回してくれたけどそれも中途半端で、なんか勿体無い作品。

  • 図書館で借りた本です。
    タイトルに惹かれて借りたものの、なかなか読めなくて一度は返そうかと思ったものの、何故か返すになれず―。読み出したら、面白くて夢中になりました。

    ヒロインのマリーナはジャスティン(モンテ―ホー伯爵)と便宜結婚をします。その裏には彼女の兄チャールズがかつてジャスティンの父が手放した屋敷と「彼女との結婚」を引き替えにしようと申し出たという経緯がありました。
    つまり、兄は屋敷を売る交換条件として、お金だけではなく妹との結婚も提示したわけです。
    そして、ジャスティンが何故、そこまでナイトシャー(邸宅)を取り戻すことに執念を燃やしているかといえば、昔、彼の父とマリーナの父同士がサイコロ賭博をし、ジャスティンの父が負けたときにナイトシャーを譲ったからでした。二人の父にはサラにジャスティンの母をめぐる対立があり、ジャスティンは長らく恨みを抱いて生きてきたのですが―。

    父親に似ず、心優しく誠実なマリーナの人柄に触れ、ジャスティンは次第に彼女を妻として愛するようになり、それはマリーナも同様でした。
    このジャスティンというヒーローがとても魅力的です。外見は男らしくイケメンで、実際に頼もしい。なのに、内面は過去に負った傷を今も抱えて葛藤していて、とても脆い。そういう人物造形はヒーローには典型的であるはずなのに、何故、ジャスティンだけが他のヒーローより更に魅力的に見えるのか?
    きっと他のヒーローには多少なりとも「俺様」的強引さがあるのに、彼にはないからでしょうか?
    彼はいつもマリーナのことを優先的に考えています。彼女の父に対して複雑な感情を抱いていたとしても、彼女に対する思いやりと誠実さを忘れません。
    とれほどヒロインと愛し合っていたとしても、割と傲慢なヒーローもいる中、ジャスティンの控えめさ、誠実さは魅力的で、とても読後感の良い作品でした。

  • 侯爵夫人の家出のくだりは必要?

  • 3.8くらい

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