値打ちのない花嫁 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル) (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル 178)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596332783

作品紹介・あらすじ

持参金も、まともな服さえもない私に、
値打ちなんてあるはずがないけれど……。

屋敷と財産を賭博で失った父が蒸発し、シーアは独り取り残された。
父は最後にサー・デヴリンなる貴族を相手に大負けして、
彼女の花嫁持参金まで巻き上げられていた。
路頭に迷ったシーアは苦渋の選択でサー・デヴリンの館を訪れ、
切なる願いを申し出た――私をもらってください、と。
デヴリンは突如現れたみすぼらしい身なりの女性の言葉に驚きつつも、
理想の花婿と見るやつきまとってくる貪欲な令嬢たちを退けられ、
跡継ぎも手に入るなら好都合と、彼女の願いを叶えてやることにする。
半年前に見かけた瞬間から彼に恋していたシーアは舞い上がるが、
初夜を迎えた翌日から、夫は急に冷たく無口になってしまい……。

貧しい姿に隠されたシーアの魅力を見抜き、一度は彼女を妻としたデヴリンでしたが、思うところがあって婚姻無効の申請をしようと心に決めます。そうとは知らないシーアは、情熱的だった次の瞬間には冷たくなるという彼の気まぐれな態度に大いに翻弄されて……。

感想・レビュー・書評

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  • 父親がギャンブルで負けてすべてを失ったヒロイン。
    賭けの相手であるヒーローに、私の持参金(賭けの代金)を受け取ったなら花嫁も受け取りなさいと(笑)大胆なプロポーズ?をする。
    ヒーローがずっとヒロインのことを疑ったり結婚を無効にしようと影でコソコソ動いてるのが気に食わない。
    それでもヒロインに惹かれる気持ちを止められない葛藤はよかったんだけどね。
    ヒロインも傷付くのを隠して高飛車に振る舞っちゃったりしてお互いすれ違い。
    ヒロイン父は愚かだけど悪い人ではないんだよね。終盤皆でハッピーでよかった。
    脇キャラのスピンはないのかな?

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著者プロフィール

(Margaret Moore)
カナダの政治哲学者。カナダのウェスタン大学にて哲学修士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて,ジョン・シャルヴェの指導のもと,政治学博士号を取得。その後,カナダのヨーク大学,ウォータールー大学を経て,現在,クイーンズ大学政治学部(および哲学部)教授,ならびに民主主義と多様性研究センターのセンター長を務める。著書に,Foundations of Liberalism (Oxford University Press, 1993), Ethics of Nationalism (Oxford University Press, 2001), A Political Theory of Territory (Oxford University Press, 2015), Who Should Own Natural Resources? (Polity, 2019) がある。

「2020年 『領土の政治理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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