地上より永遠へ (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)

著者 : シャロン・サラ 仁嶋いずる

• ハーレクイン (2015年4月9日発売)

感想・レビュー・書評

[たすきがけさんの感想 · 2015年4月10日]

前半、登場人物の設定が良く理解出来なくて、二人の行動が飲み込めず、なかなか読み進めませんでしたが、後半、最後の外出をするあたりから、一気に読み終えられました。
読み終えても、納得できない部分が多かったです。

[フラビオさんの感想 · 2015年7月8日]

2015年7月8日読了。ブクログの献本企画で当選した本。放浪のバイク乗り・ゲイブと女性教師アニーは運命的に出会い惹かれあうが、二人にはお互いに口に出せない秘密があった…。「女性向けロマンス小説」なのだから当然だが、自分はこの本の読者として適切でないというか、自分に向けてチューニングされた本ではないなあ…という思いを禁じ得ない。著者のデビュー作とあり、語り手の視点の混乱など気になる部分もあるが、キリスト教や救済の考え方などに親しんでいない日本の読者では、終盤の展開は「はあ？いきなりどうなってんの？」となってしまうのではないか。まあ、欧米の読者にとってもこれは大した小説ではないとは思うが…。

著者プロフィール

シャロン・サラ　Sharon Sala
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、日々の仕事が好きになれずに小説の執筆を始めた。
1980年に書き上げた初めての作品を出版社に送る勇気はなかったが、1985年に父親が亡くなり、二カ月後に姉妹が急死したことから一念発起した。
自分自身が夢をかなえた今、時には作品のなかで厳しい現実を描き、一方で、希望と愛を文章の端々に織り込んでいる。
RITA賞８度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞５度受賞をはじめ、受賞歴数多。

「2020年 『悲しみにさよならを』 で使われていた紹介文から引用しています。」